警察×ミステリーの面白いマンガ10選92 Pt.

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まだ小学生の頃、自分以外の家族が虐殺された「真野礼二」は悪を裁くためにひたすら勉強。あの日から23年後、真実究明のための特異な捜査機関である科学捜査研究所の法医科として働いていた。警視庁の出向から帰庁した「真野」は、研究所に足を踏み入れてすぐに入庁2年目の「沢口ノンナ」と共に杉並区で起きた強盗殺人の鑑定をすることとなる。「真野」と初対面だった「ノンナ」は「真野」を変わり者のように思った。しかし、一緒に鑑定することでまわりが「真野」を有能だと言っていた意味が分かってきたのである。わずかな可能性であっても鑑定する。考えうる全てを追求し、被害者の想い、そして真実の欠片を見つけることが出来るのは自分たち研究員だけであり、自分の使命だ。そう言う「真野」の真剣で真っすぐな姿勢に心動かされたのである。年間数万件、膨大な件数を鑑定する研究員にとって、被害者と加害者もただの記号になってしまう。だが、「真野」は記号ではなく個人と向き合うように事件究明に全力を尽くす。そんな「真野」を自分が憧れていた正義のヒーローのようだと感じた「ノンナ」。しかし、「真野」にとって正義のヒーローはいない。もしいたらあの日家族は殺されなかったと…。涙と共に改めて悪への裁きを誓うのである。

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警視庁捜査一課の管理官の「鐘巻」は連続幼女殺人事件の容疑者と思われる人物のアジトを突き止めた。車の中で様子を窺っていると容疑者が大きなバッグを持って現れたのである。そのバッグの中に幼女がいると察した「鐘巻」は、応援が来るのをまたずにアジトへ侵入するのだ。中へ入ると幼女が震えて座っているのを確認。そして殺されている男と凶器を持った老人の男「神宮」。凶器を持っていた男は自分が幼女連続殺人事件の真犯人であり、殺されている男は警察に幼女の遺体の写真を送りつけていた犯人だと言う。師弟関係だったと言う2人。真犯人だという「神宮」はどんな人間でも脳を操作すれば悪は創り出すことが出来、科学で殺人鬼に変えられると話す。ただのボケた老人の戯言かと思われたが、経頭蓋磁気刺激法の話をしていることから「鐘巻」は脳に詳しい人物だと認識。本物の脳科学者である可能性もあると一課長である「郷原」に伝えたのである。「神宮」は既に何人もの殺人鬼を創り出していると告白。その殺人鬼リストが欲しければ、死刑囚となっている息子「神宮正義」の再捜査をしろと要求するのだ。国家転覆を図ったカルト教団の教祖であった「正義」を逮捕した元刑事「油小路輝男」も捜査に加えることを要求。果たして、創り出された殺人鬼たちを止めることは出来るのか。

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頭脳明晰な死刑囚「芥川介」は15名もの人間を殺害した罪で逮捕されていたが無実を主張していた。そんな彼と警察はある契約を結んでいた。それは、警察が解決できない完全犯罪を解決することが出来るたびに死刑執行日を延長するというものだった。ある日、無人島である戦艦島で落下事故が発生。この島は歴史的価値の高い廃墟の島として有名で、コンクリート学会の10名が訪れていた。そのメンバーの1人である東京工学大大学院生「西田透」が亡くなっていたのである。「西田」が亡くなったのは一般人の立ち入りが禁止されている区域だ。建物の7階から落ちたと思われ、「西田」の叫び声に反応したメンバーたちが声のほうへ駆けつけると地面に叩きつけられた「西田」がいたのだと言う。この事件解決のために到着したのは県警捜査一課「小日向杏」と「芥川」だった。囚人である「芥川」が捜査することに納得のいかない東京工学大の名誉教授「加藤大」。しかも、「芥川」はこれは他殺でこの中に犯人がいると断言するのだ。「西田」の持っていたカメラには誰も映っていない。「西田」のいた7階のその場所は足場が悪いから床が崩れたのではないかと言う「加藤」は、クライミングシューズを履いていた。その指摘に焦りを見せる「加藤」に「芥川」は現場を案内してくれと言う。目撃者のいないこの事件を本当に解決出来るのか。

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警察の疫病神、失脚屋と呼ばれていた男「桜真忍」がイギリスの出向から戻ってくることとなった。「桜真」は過去3人の上司を破滅させてきたのだという噂があったのである。その「桜真」を空港まで迎えに行く役目を任された警視庁警務部教養課の巡査部長「五月玲奈」は、どんな人物かと恐れていたが第一印象は物腰の柔らかい普通の男だった。警視庁に向かう途中、反対車線で警察車両が一斉に現場に向かっていたため渋滞が起きていた。何事かとニュースを調べると「三竹」警視庁長官が射殺されたと報道されていたのだ。19年前の同じ今日も当時の長官の命が狙われた事件が発生していた。長官は奇跡的に一命を取り留めたが、犯人は結局捕まらずに時効となってしまっていたのである。何か関連があるのではと考えた「桜真」に、帰国当日にこんな事件と重なるとはやっぱり疫病神なのではないかと思う「五月」であった。「五月」は「桜真」を警視庁首席監察官「綾目宗一朗」も元へ連れていった。そして「綾目」は「桜真」にこの長官の事件には首を突っ込むなと忠告するのである。「桜真」は暴かれるとまずいことがあるんじゃないかと不敵に微笑みながら問う。そして「綾目」も恐ろしいほどの笑顔を見せたのである。事件に潜むタブーを探り出す「桜真」。彼が失脚屋と呼ばれている本当の意味とは…?

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阿佐ヶ谷署の「沖田」は、3ヶ月経っても捜査の進展がない殺人事件現場である公園に来ていた。すると、血だらけの男が1人倒れかけていたのである。思わず近寄ると、警視庁の手帳を持つ特命捜査対策室の第6係「黒岩大人」警視に止められるのだ。血だらけの男「朝子南」巡査は今、「沖田」と同じ殺人事件の捜査の真っ最中なのだと言う。「朝子」はスティグマという特異体質。事件現場に来ると被害者の残留思念に同化して、事件当時と同じ再現をすることが出来るのだ。苦しみながらナイフで体を刺す犯人の顔を覚える「朝子」。その「朝子」の証言を元に作成した似顔絵を「沖田」に見せると、すぐに犯人らしき人物が浮かび上がってきたのだ。その人物の元へ向かうと、確かに似顔絵そっくりの男が現れた。そして「朝子」のスティグマが反応する。スティグマが反応したということは、その男が犯人であるということだ。しかし、その男は知らないの一点張り。スティグマが反応し体から血が流れ出している「朝子」は、殺して犯した後に指を切落したと言い出すのだ。だが、男は切落したのは指じゃなく鼻だと口を滑らせてしまうのである。それは警察しか知らない事実だった…。特異体質によって事件解決の糸口を見つけていく「朝子」と「黒岩」は次の未解決事件の真実を暴きに向かう。

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特殊事件捜査課に所属となった「麻野美咲」は、この春刑事としての第一歩を踏み出した。「美咲」が配属された通称特査は異常性・猟奇性が高い事件を担当する課である。異常犯罪が増加しているこの世の中を変えたくて、自ら特査を希望したのである。特査は絶望的な世界の希望だと思っている。課長「堂上幾絵」課長の説明を受け、危険と隣り合わせだがやる気を出す「美咲」だった。ロッカーを開けるとそこにいた1人の男。あまりの驚きに声を上げるが、まわりはそんなところにいたのかとあっさり。その男は同じく特査の「聖原拓実」。「堂上」は「聖原」を見つけた「美咲」に2人は今日から相棒だと決めた。狭い所にこもりがちだが頑張り屋だと自分で言う「聖原」をダメな人だと思った「美咲」だったが、ダメな「聖原」と結果を残せば自分の評価が爆上りなのではと考えた。早速、2人は事件を担当することとなる。地下僧侶アイドルへの脅迫状が届き、その犯行が行われるのは今日。ライブ会場でアイドルたちを警護するのが仕事だ。現場に来たが全く働く気配のない「聖原」をよそにライブは始まる。セットチェンジが行われるとアイドルのバックに置かれた仏像、それが全て死体に変わっていた。それは42人の遺体をバラバラに切断し、それを仏像の形に繋ぎ合わせていたのだった…。「聖原」は現場を確認し、犯人はライブ会場にいると判断。そして後日、犯人の元に殺人鬼を殺す殺人鬼が現れていた。

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「春野」は遺体の腐敗し汚れや異臭が染みついた部屋を元通りにする仕事、特殊清掃会社アウンで働いていた。孤独死した女性の部屋の清掃を終えた「春野」は、帰りの車の中でバラバラ殺人のニュースを聞く。その現場はすぐ近くだった。現場に到着した高曽根署捜査一課の「五十嵐」は悪臭に顔をゆがませた。この殺人は連続殺人であり犯人はまだ手掛かりなし。この殺人事件に共通しているのは、バラバラになった遺体でENDという文字を作っていることだった。後日、その現場の清掃担当となった「春野」は社長からこの会社の後継者だと言われる。いつもと様子の違う社長に戸惑いを覚えるが、仲間の呼びかけで清掃に向かったのである。部屋に着き、手を合わせた「春野」たちは早速清掃に取り掛かる。「春野」はENDの文字が残っている床を担当、床板を張り替えるために板を外すと、そこには白骨化した遺体が隠されていたのだった…。その通報を聞き、再び部屋に訪れた「五十嵐」は「春野」の仲間の痴態行為に激怒。追い返されてしまう。会社に戻ると社長が行くはずだった現場に誰も来ていないと連絡が入る。一方、大家はこの家では8年前に中年男性が亡くなっており、その時に腐敗した床を張り替えたのがアウンの社長だったと「五十嵐」たちに証言。この白骨化遺体はその時に隠されたのだ。そして、「春野」は社長と連絡が取れなくなっていた…。

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臨時教師として勤める「志貴雪鷹」はお金に困っていた。ある夜、酔っていたこともあり美女から1人殺したら500万という話にやると答えていたのである。冗談だと思っていた「志貴」であったが、学校の帰り道にその美女が迎えに来るのだ。カラオケボックスで待たされた「志貴」の前に現れたのは「龑」、そして警視庁で働く「久住」だった。その美女「リカ」は「龑」は運転手で「志貴」と「久住」が実際に殺しをするのだと説明。仕事用の携帯とターゲットの情報を渡す「リカ」。車と道具は「リカ」側で準備、日時は「志貴」たちで決める。1度の任務で500万を後払いすると約束したのである。最初のターゲットは覚醒剤などのドラッグを密輸して大金を得ている男「山科」。詳細を聞き、覚悟を決めている「久住」や「龑」に対し、戸惑いや不安が拭いきれなかったが、唯一の肉親である姉「夏鹿」が癌を患ったため、治療費が必要だった「志貴」は引き受けることにするのだ。いざ、決行の日。ケーブルテレビ会社のフリをして忍び込み、強盗殺人に見せかける作戦である。あっさりと家の中に入り込んだ2人は、「山科」をすぐに拘束。そして「久住」が首を切るのであった。地下に大金があると言われていたため「志貴」は地下へと向かう。しかし、そこには大金ではなく少女が監禁、しかもその少女は2人の本業まで言い当てて…。