SF? 近未来? サイバーパンク漫画オススメ5選99 Pt.

サイバーパンクとは、人体改造や意識の大規模ネットワーク接続が行われるなど、人々と機械の境界線がほとんどなくなった近未来を描くSF作品のサブジャンルの一つ。今回は、サイバーパンク作品の中から、オススメの漫画を5つピックアップして紹介していく。

作成日時:2021-01-17 19:00 執筆者:マンガペディア公式

SF? 近未来? サイバーパンク漫画オススメ5選

出典:KADOKAWA


『ニンジャスレイヤー』

『ニンジャスレイヤー』

出典:KADOKAWA

アメリカ人コンビが生み出したサイバーパンク・ニンジャ活劇小説のコミカライズ作品。物語の舞台となるのは、ネオサイタマ。平凡なサラリーマンだったフジキド・ケンジは、ある日ニンジャ同士の抗争に巻き込まれ、愛する妻子の命を奪われてしまう。自身も重傷を負い生死の境を彷徨うフジキドの耳に、何者かが「ニンジャに復讐せよ」と囁いた。かくして、フジキドはニンジャを殺すニンジャスレイヤーとなり、復讐者としての道を歩み始める。2016年4月に配信アニメ化。

広告用飛行船「マグロツェッペリン」が空を飛び、マグロ漁船を襲う黒人ヤクザたちが存在し、特定の組織に仕える「家紋タクシー」が走る。それが物語の舞台となる近未来の日本の首都・ネオサイタマだ。ここには平安時代から「ニンジャ」と呼ばれる者たちがいた。ニンジャとは、人智を超えた驚異的な戦闘能力を有する者の名称。ニンジャには、修行して自力でニンジャになった「リアルニンジャ」と、「ニンジャソウル」に憑依されて突然ニンジャになった人間の2種類が存在する。主人公のフジキドは、ニンジャソウルが原因で突然変異的にニンジャとなった人間だ。ニンジャに恨みを持つ彼が、手に入れたニンジャの力を使ってどのように復讐していくのか、自身の目で確かめよう。


『SLICK STAR -スリック・スター-』

『SLICK STAR -スリック・スター-』

出典:amazon

スラム化が進んだ人工星に住む賞金稼ぎと仲間たちの活躍を描いたサイバーパンク巨編。時は22世紀、舞台となるのは地球外周軌道上にある人工星(スリックスター)マイダスだ。この星では、脳と電子装置を繋ぐインターフェイス・ユニットを悪用した事件が多発していた。主人公の錬児・クゥォーターマンは格闘技が得意な賞金稼ぎ。彼は仲間たちと共に、電脳外科医のシュドメックを追って、サイバー犯罪の最深部へ潜り込んでいく。やがて錬児たちは、巨大な陰謀に巻き込まれていくのだった。

人類は地球の生態系を破壊し、自らの首を締めていった。その結果、地球から自然は一つ残らず失われてしまい、多くの人々は新たな生活の地を宇宙に求めることになる。そうして生まれたのが、いくつもの巨大なスペースコロニーだ。本作の舞台となるのはその中の一つで、スラム化が進んだ人工星マイダス。そこに暮らす錬児は、得意の格闘技を活かして賞金稼ぎをしている。賞金稼ぎとは言っても、実際に彼がこなしているのは警察の下請け仕事で、その実態は賞金稼ぎというより探偵に近いだろう。彼は拳銃の名手である相棒のカール・ホスゲンと共に、アトキンス警部から依頼され人探しをすることになる。そんな彼らを待ち受けていたのは、地球の存亡が関わる大問題だった。


『EX-ARM エクスアーム』

『EX-ARM エクスアーム』

出典:集英社

超常兵器「EX-ARM」を巡る戦いを描いたSFバトル漫画。主人公は、2014年に生きる男子高校生・夏目アキラ。彼は、2014年のある日、道に飛び出して交通事故に遭ってしまう。場面は変わって2030年の近未来。警察の上園(うえぞの)美波と相棒のアンドロイド・アルマは、超常的な力を持つ未知の兵器「EX-ARM」の取引現場に潜入していた。2人は「EX-ARM」No.08を装備した敵に襲われるが、起死回生を賭けて逆に敵から奪った「EX-ARM」No.00を起動させる。

事故に遭い意識を失ったアキラが目覚めると、そこは2030年の世界。事故に遭ったものの脳は無傷であったアキラは、装甲された脳だけの姿で存在を保っていたのだ。アキラが眠っている間に、世界は大きく様変わりしていた。東京は2020年に「EX-ARM」という兵器が起こした「オリンピックテロ」で総面積の17パーセントを失っており、ほとんどの街はスラム化。代わりに科学技術は進歩し、人間とアンドロイドが共存していた。そんな世界でアキラは高度なハッキング技術を有する「EX-ARM」No.00と呼ばれており、東京破壊の元凶とされていた。しかし彼に事故以降の記憶はない。アキラは喪失した記憶と身体を手に入れるため、警視庁の「EX-ARM対策課」に協力することになる。


『ノー・ガンズ・ライフ』

『ノー・ガンズ・ライフ』

出典:集英社

機械化した人間と生身の人間のいざこざを解決する「処理屋」の活躍を描いた、SFハードボイルド漫画。舞台となるのは身体の一部、もしくは全部を機械化した人間と、生身の人間が共存する世界。機械化を施された者は「拡張者(エクステンド)」と呼ばれ、生身の人間とのいざこざが絶えなかった。それを解決するのが処理屋の仕事だ。処理屋の乾(いぬい)十三は、ある依頼を受けたことがきっかけで、大きなトラブルに巻き込まれることになる。2019年10月にテレビアニメ化。

ベリューレン社が戦時中に開発した「身体機能拡張技術」。この技術によって生まれた拡張者という存在は、トラブルの種となった。主人公の乾は、拡張者に関する問題の処理を生業としているのだが、実は彼自身も拡張者だ。それも全身を機械化した過剰拡張者(オーバーエクステンド)。頭部には巨大なリボルバーがあり、また「GSU(ガンスレイブユニット)」という特殊な兵装も持っている。ある日、彼は依頼で一人の少年を保護することになる。少年の名は荒吐(あらはばき)鉄朗といい、ベリューレン社に誘拐されていた少年だった。乾は成り行きで、強大な力を持つベリューレン社と敵対することになるのだが、何故鉄朗はベリューレン社に誘拐されたのだろうか。数々の謎と硝煙の匂いが漂うハードボイルドな世界観を堪能しよう。


『BLAME!』

『BLAME!』

出典:講談社

テクノロジーが暴走した未来が描かれた、ハードSFアクション漫画。物語の舞台は無限に増殖する巨大な階層都市。過去の「災厄」によって、市民権である「ネット端末遺伝子」を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に違法居住者として排斥される立場にあった。主人公の霧亥(キリイ)は、災厄による「感染」前のネット端末遺伝子を求め、珪素生物と戦いながら階層都市を探索し続ける。2017年5月に劇場アニメ化。また日本初のNetflixオリジナル映画として配信された。

遥か未来、人類は一大ネットワーク社会「ネットスフィア」に依存して生きていた。そのため人類にとって、ネットスフィアへの正規アクセスを可能とし、また市民権と同義でもある「ネット端末遺伝子」の保有は、何より重要なこと。しかし災厄が原因でネットスフィアは機能不全に陥り、そのときに生まれた珪素生物による感染症の蔓延で、人々はネット端末遺伝子を失ってしまう。都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、セーフガードの脅威と食糧不足により、絶滅の危機に瀕していた。そんな人類の希望となるのが、孤独な旅人・霧亥である。彼は世界正常化の鍵とされる感染前のネット端末遺伝子を見つけ、人類を救うことができるのか。圧倒的なスケールで描かれる難解な物語に注目だ。


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