思い出が蘇る! 90年代『なかよし』の人気マンガ7選!!80 Pt.

90年代の『なかよし』は今でも女性たちのバイブルだ。特に人気のあった、アニメ化された7作品をピックアップする。アニメは見たことがあるけど、原作はまだという方、読まないのは勿体ない!! この機会にぜひ読んで欲しい。

主人公の「羽丘芽美」はマジシャンの父を持つ、新体操の得意な女の子。親友は同級生でシスター見習いの「深森聖良」。「聖良」の元には救いを求めて様々な人が懺悔に訪れる。「芽美」は「聖良」の頼みで犯罪被害に遭った人々を救うべく「怪盗セイント・テール」に変身する。「セイント・テール」を追うのは、刑事の息子でクラスメイトの「飛鳥大貴（あすか だいき）」、通称「アスカJr.」。「芽美」と「アスカJr.」は次第に互いを意識していくのだが、もちろん「セイント・テール」の正体は知られてはならない。捕まってしまうかもというドキドキと、恋愛のドキドキ、どちらも味わえる作品だ。

「光」、「海」、「風」の3人は修学旅行で東京タワーを訪れた際に、不思議な光に浮かんだ少女の姿を見る。気がつくと、3人は異世界「セフィーロ」に召喚されてしまっていた。「導師クレフ」によると、「セフィーロ」の平和を保つ柱である「エメロード姫」が捕らえられたことにより、世界のあちこちに魔物が出現。世界の秩序が保たれなくなってしまったらしい。「エメロード」をさらった「ザガート」を倒すべく、3人は魔法戦士（マジックナイト）となり旅に出るが、そこには意外な結末が待っていた……。ファンタジー色が強く、『なかよし』の中でも異色の作品であり、剣を持ち戦う少女たちの華麗に舞う描写がとても見事である。

言わずと知れた少女マンガの名作中の名作。主人公「月野うさぎ」は明るい性格だが、ドジな中学2年生。ある日、喋る猫「ルナ」に出会い「セーラームーン」に変身する。街に出現する妖魔たちと戦っていく中で、頼もしい仲間たちに出会う「うさぎ」。月のプリンセスを探し出し、守ることが指名だった「うさぎ」だが、探していたプリンセスこそ「うさぎ」自身だった。過去と未来、そして銀河の彼方まで。壮大なスケールの物語に、女子は誰もが憧れた。原作マンガはアニメーションよりもより大人びた雰囲気があるので、原作未読の人にはぜひオススメ。

萌えの元祖とも言われる作品。「さくらちゃん」の可愛さにはきゅ〜んとなった人も多いはず。「木之本桜」は小学4年生。父の書斎で不思議な本を見つけた「さくら」は誤って魔力を持ったカード、「クロウカード」を街中にばらまいてしまう。封印の獣「ケルベロス」にカードキャプターに任命された「さくら」は、カードを元の姿に戻し、封印していく。親友の「大道寺知世」やライバルの「李小狼」と共に順調にカードを集めていく「さくら」。最後のカードが封印された時、カードの正式な主を決めるための試練、最後の審判が訪れる。物語の後半には、「さくら」と「小狼」の恋も……! 最終回は感動すること間違いなしである。

主人公の「光月未夢」は中学2年生の女の子。両親が仕事で家を開けることになったため、母の知り合いである「西遠寺」家に預けられることとなる。ところが、「西遠寺」家もまた、息子の「西遠寺彷徨」1人になってしまい、ふたり暮らしをすることに。さらに、宇宙人の赤ちゃん「ルゥ」とシッターペットの「ワンニャー」が乗った宇宙船が「西遠寺」に墜落し、4人（3人と1匹? ）は一緒に生活することとなる。喧嘩ばかりしていたが、次第に惹かれあっていく「未夢」と「彷徨」。「ルゥくん」は両親の元に帰れるのか? 「未夢」と「彷徨」の恋の行方が気になりどんどん読み進む作品。

主人公の「野山あずさ」は小学5年生の女の子。あだ名は「あずきちゃん」。同じクラスの「ケン」に好意の裏返しでからかわれている。転校生の「勇之助」に一目惚れした「あずきちゃん」だが、「ケン」にスカートをめくられている現場を見られてしまった上、「ほんとに（パンツが）あずき色なの?」と言われてしまう。小学生のあるあるな思い出が蘇る作品。恋愛模様も年相応のすれ違いや嫉妬を描いていてリアリティを感じる。