ファンのロマン。往年の人気を誇る変身ヒロイン特集77 Pt.

社会科見学で東京タワーにいた三人の女子中学生が、異世界に召喚され剣と魔法の冒険をくり広げる、異世界ファンタジー。異世界・セフィーロに召喚された光・海・風の三人は、それぞれ剣と炎・水・風の魔法を授かり、さらには巨大ロボットに似た「魔神」を蘇らせ、魔物と戦う。その目的はセフィーロを維持する「柱」とされたエメロード姫を救うことにあったが、次第にその真相が明らかになっていく。

かつて月に存在していた王国のプリンセスと戦士たちを前世に持つ少女たちが、さまざまな敵に立ち向かう変身ヒロイン漫画。少しドジで泣き虫な中学2年生の少女・月野うさぎは、不思議な黒猫・ルナの導きでセーラー戦士・セーラームーンとなり、敵組織・ダークキングダムが送り込む妖魔に立ち向かう。やがてマーキューリー、マーズといった惑星の名を持つ戦士がうさぎの元に集い、彼女たちはセーラー戦士としての戦いが前世からの宿命であった事を知っていく。漫画版のセーラームーンは変身中、目の周囲をカバーするマスクを着用し、知人の前に姿を現しても正体が悟られないようになっている。

宇宙人と融合した女子高生が、たびたび出現する怪獣に対し、巨人に変身して立ち向かうSF漫画。女子高生・三條まりかは、地球の保護・監視をする宇宙人・セヴンと融合し、セヴンが逃がしてしまった怪獣と戦う羽目になってしまう。まりかは戦闘時に38ｍまで巨大化するが、そのままの姿ではなくヘルメットやスーツ状の武装によりまりかとは気づかれない。その活躍ぶりや社会との関わりは、変身ヒロインというよりも、特撮の巨大ヒーローに近い。

不思議な白猫・アルテミスと出合った少女・愛野美奈子がセーラーVに変身して、人々からエナジーを奪う様々な悪人と戦う、変身ヒロイン漫画。『美少女戦士セーラームーン』の原型に当たる作品であり、『セーラームーン』の漫画連載、およびTVアニメが開始した後は、セーラーVが他のセーラー戦士より若干先輩格の「セーラーヴィーナス」として『セーラームーン』に合流することになった。普段の美奈子は陽気なドジっ子とされており、『セーラームーン』の主人公と極めて近い性質を持つ（ただし運動神経は良い）が、この共通には『セーラームーン』への合流から「プリンセス（＝セーラームーン）の影武者」という意味が与えられた。

なぜか小学校へ定期的に地球外生命体「エイリアン」が飛来するようになった、現代日本が舞台のSF漫画。各小学校の６年生クラスからは、エイリアン対策係が１名選出され、頭部に共生型エイリアン、体に体操服状の防護服と若干の武装を装着して、エイリアンを生け捕りにする任務を負わされる。対策係になったゆり・くみ・かすみの３人は、励まし合い、絆を深めながらエイリアンに立ち向かってゆく。共生型エイリアンは宿主の体の老廃物を食糧とし、代わりに羽やドリル状の触手で宿主に戦闘能力を提供する。戦闘時も顔は露出したままだが、周囲に正体を隠す必要はないため支障はないとされている。