おとぎ話が元ネタの漫画オススメ5選28 Pt.

「むかしむかし、あるところに~」で始まるおとぎ話や童話。そんな物語を題材にした漫画を紹介。コメディからシリアス、恋愛モノからバトル、デスゲームと、多彩なジャンルから5タイトルをピックアップ。

作成日時:2019-03-23 10:00 執筆者:マンガペディア公式

おとぎ話が元ネタの漫画オススメ5選

出典:小学館


『すうぱあかぐや姫』

『すうぱあかぐや姫』

出典:小学館

『あさりちゃん』でおなじみの室山まゆみ先生のギャグ漫画。千年前に月へ帰ったかぐや姫。いつか地球に戻ってくるとの約束を守った姫は、竹取の翁の子孫である竹取すすきの家に居候することに。おとぎ話のかぐや姫とは正反対のパワフルで食欲旺盛なかぐや姫が来てから、すすきの日常はハチャメチャに変わっていく。

本作の元ネタになっているおとぎ話は、『かぐや姫』だ。さらに『はまぐり姫』や『桃太郎』といった他のおとぎ話からも愉快な仲間が登場する。月で暮らすかぐや姫は、毎日竹の子料理にげんなりしていた。地球にいた頃の美味しいご飯を思い出し、昔の約束にかこつけていざ現代の地球へ。彼女は、竹取の翁の子孫である竹取すすきの元に居候することになった。かぐや姫は伝説にある美女にはとても見えないが、不思議な力を持っていた。自在に竹の子を操り、ロケットからベッドまで創り出してしまう。最初はかぐや姫を月に帰らせようとしていたすすきにとっても、いつの間にかかぐや姫は大切な友だちになっていくのだった。


『僕はお姫様になれない』

『僕はお姫様になれない』

出典:KADOKAWA

男装のヒロインを取り巻く人々のラブコメディ。高校生の新堂玲はれっきとした女子。しかし、家が貧乏なために制服が買えず、兄のお下がりの制服を着ている。そのため女子っぽい男子生徒に思われていた。玲を男だと思っているのにドキドキしてしまう親友の男子高校生・白馬王子、男だと思って恋してしまう女子の白雪姫。そんな彼女たちが織りなす恋の騒動。

本作の元ネタになっているおとぎ話は『シンデレラ』だ。主人公の高校生・新堂玲の名前は、シンデレラから。彼女は貧乏という理由で、兄のお下がりの制服を着ている女子。そんな彼女を不憫に思った兄が、女子用の私服を一式用意する。玲がその服を着てスーパーに向かうと、玲を男だと思っている親友の男子高校生・白馬王子とばったり出会う。王子は玲に似た可愛い女の子にときめくのだが、本人だとは気付かない。玲も王子にどう思われているのか一喜一憂してしまい、彼の前から靴を落として走り去ってしまう。お城ではなくスーパーを舞台に、『シンデレラ』の名シーンが展開される。そして王子に恋する田舎娘や玲に恋するヤンキー娘・白雪姫も登場し、彼らの恋模様は複雑化していく。


『ヒロインズゲーム』

『ヒロインズゲーム』

出典:新潮社

謎めいた世界に迷い込んだヒロインのデスゲーム作品。主人公のアリスは、人気アイドルグループのリーダー。しかし、自分の夢の実現のために、ルールを破ったメンバーを次々と追放していた。そんな彼女は気がつくと不思議な森に迷い込んでいた。そこで彼女を待ち受けていたのは、おとぎ話のヒロインたちによる壮絶なデスゲームだった。

本作には、おとぎ話が元ネタになっているキャラが多数登場する。その中でもメインになるキャラは『不思議の~~』に登場するアリスだ。彼女がこの作品の主人公となる。アリスは、現実世界でアイドルグループのリーダーとして活躍。しかし、さらなる夢の実現のため、自分に高いハードルを設けていたアリスは、仲間にも厳しい制約を強いていた。そんな彼女は、不意の眠りから目覚めると不思議な森に迷い込んでいた。そこで彼女はオオカミの毛皮を被った「赤ずきん」に出会い、心臓を抉り取られてしまう。その後、心臓を喪ったアリスは「ハートのアリス」として復活。「幸せな結末」を巡り、おとぎ話のヒロイン同士が繰り広げるデスゲームに参加する。アリスはアイドル活動で培われた精神的なタフさを武器に危機を乗り越え、さらにヒロインたちを断罪する凄まじい能力に目覚めるのだった。


『ルードヴィッヒ革命』

『ルードヴィッヒ革命』

出典:白泉社

「グリム童話」がモチーフになっているダークファンタジー。とある国の王子で、容姿端麗・頭脳明晰な主人公・ルードヴィッヒ(通称ルーイ)は、父王からの命で隣国の姫に求婚しに行くことに。彼を待ち受けていたのは、見目麗しい美少女だが、心に闇を持つ白雪姫だった。しかし、ルーイは白雪姫の上を行く特殊な性癖の持ち主だった。

本作の元ネタになっているおとぎ話は、「グリム童話」だ。主人公・ルードヴィッヒ(通称ルーイ)の目的は、理想の花嫁探し。「白雪姫」「いばら姫」「灰かぶり」「ラプンツェル」「マレーン姫」といった物語から、様々な姫君が登場する。実は残酷なエピソードも多々含まれるグリム童話の物語を、本作はルーイ視点から描いているのだ。基本的にダークな内容や悲話、ホラーテイストな物語が多いが、ハッピーエンドやコメディタッチな話も入り混じる。また、続編となる『ルードヴィッヒ幻想曲』では、「グリム童話」以外のおとぎ話がモチーフになっている。


『THE MOMOTAROH』

『THE MOMOTAROH』

出典:集英社

桃太郎の子孫である主人公のモモタロウが、プロレスラーとして活躍するコメディ&格闘漫画。かつて鬼として退治された海賊の子孫や金太郎の子孫であるサカタ・ザ・ゴージャス・キンタロウ。過去の因縁を持つ者が対戦者としてモモタロウの前に立ちはだかる。

本作の元ネタになっているおとぎ話は、『桃太郎』だ。主人公のモモタロウは、太平プロレスに所属する若手覆面レスラー。彼は桃太郎(吉備津彦命)の子孫であり、彼の付けている覆面はかつて桃太郎が身に着けていた「桃紋羽織」から作られている。ときには先祖である桃太郎が霊体として現れ、モモタロウの戦いをサポートする場面も。また『金太郎』や『浦島太郎』といった、他のおとぎ話の主人公たちの子孫もプロレスラーとして登場。モモタロウと激しい戦いを繰り広げる。


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