何かに目覚めそう!? ドキッとさせる「男の娘」キャラ特集５選0 Pt.

髪をポニーテールにし、セーラー服を身に纏った少年・重光。あまりの可憐さに、重光が男だというのは間違いなのではないかと疑った裕也は、彼の後をつけてある事実を知った。重光には長身でイケメンな外見の双子の妹・ゆりかがおり、彼女は男性恐怖症だった。そんな妹を傍で守るために、重光はスカートをはくようになったのだ。理解不能な男の娘の正体は、妹思いのお兄ちゃんだった。それを知り裕也はスッキリした気持ちになった、はずだったのだが、それを知ってもなお重光の可愛らしさは裕也の心を揺さぶってくる。新しい世界の扉が開く音を聞いてしまった裕也。彼と重光はどのような関係を築いていくことになるのか。裕也を通して抗いがたい男の娘の魅力に触れていこう。

見た目が好みの美少女・鞠也との出会いに浮かれていたかなこ。しかし彼女は、すぐに鞠也の秘密を知ってしまいショックを受けることになる。実は鞠也は男だったのだ。鞠也が女装して女学校に通っているのには、何か事情がある模様。かなこが秘密をバラすことを危惧した鞠也は、かなこのルームメイトとなって彼女を常に監視するようになる。男嫌いであるのに、男とひとつ屋根の下で生活しなければならなくなったかなこ。ドSな鞠也にいじられ、振り回される日々が始まった。本作の見所は、人前では完璧な美少女として振る舞い、かなこの前ではドSになる鞠也の豹変する様子と、かなこの変態っぷりだ。強烈なキャラを持つ2人を中心に繰り広げられるコミカルな物語は、読者を飽きさせない。

15歳の少女・まゆ、彼女の初恋の相手は綺麗なお姉さま、にしか見えない少年・舞阪由季だった。由季は男性が女装して給仕するカフェ・男の娘カフェで働いているらしく、助けてもらったお礼をするために、まゆはそのカフェを訪れ由季と再会。2人は意気投合し、毎朝同じ電車で会うようになる。由季は男であるという事実を疑ってしまうくらい可憐な容姿をしているが、よろめいたまゆを支える腕の力強さや手の大きさには確かな男らしさが感じられる。そのギャップにときめく日々を送るまゆ。由季も、女装した自分のことを「素敵な男性」だと言って認めてくれるまゆに救われ、彼女に想いを寄せるようになる。純情な2人の恋はどのような結末を迎えるのか。その行方を最後まで見守ろう。

見た目がずば抜けて可愛らしく、性格はラフ。運動は得意だけれど勉強は苦手。甘いものが大好きで、友人は女子のほうが多いが、男子からの人気も高い。そして、性別は男である。それが槙の知る藍川絆という人物だ。絆は槙のことを気に入っているようで、毎日何かとちょっかいをかけてくる。そんな絆のおかげで、槙の高校生活は求めていた平凡・平穏とは程遠いものになった。当初はそんな日常や絆の存在に戸惑っていた槙であったが、徐々に絆との時間が大切なものになっていることに気がついていく。確かにその距離は縮まっている2人。しかしいくら可愛くても絆が同性であるという事実は、槙のあと1歩を躊躇わせる。圧倒的な絆の可愛さと、じれったい槙と絆の関係性が魅力的な作品だ。

チロダは男の娘を、男心を弄ぶ卑劣な罠を仕掛ける存在として嫌っている。彼が男の娘を嫌うようになったのは、中学2年生の頃に起こったある出来事がきっかけだった。かつて、チロダはゲームに登場する美少女キャラにハマっていたのだが、後にそのキャラが男の娘であるという設定が発表された。そのせいでチロダは、周囲から男好きだと噂されるようになってしまったのだ。そんな辛い過去を忘れるため、わざわざ遠方の高校に進学したチロダ。しかしそこで男の娘だという小日向真（こひなまこと）と出会い、しかも寮のルームメイトとしてひとつ屋根の下で生活することになってしまう。最初は苦手な男の娘だということで小日向を遠ざけようとしていたチロダだったが、同じ時を共有するうちに少しずつその距離は縮まっていく。