まさに外道…！ 卑劣なキャラが登場する漫画５選0 Pt.

本作に登場する「卑劣なキャラ」は、二代目火影の千手扉間。彼は初代火影の千手柱間の弟であり、忍者学校の設立や木ノ葉警務部隊の設立を通じて木ノ葉隠れの里が発展する礎を築きあげ、最期は部下を逃がすために自ら囮となって死亡した。里の長としては仲間想いで責任感があり、卑劣とは呼びにくい扉間だが、一方で目的を達成するためならば手段を選ばない側面も持ち、数々の危険すぎる忍術を開発していた。なかでも禁術の「穢土転生」は、死者の魂を口寄せし、強制的に蘇らせて使役する人道無視の卑劣な技。扉間はこの術を使い、蘇生させた敵の死者から情報を聞き出し、起爆札を仕込んで敵陣で自爆させるなど、非道な戦術を考案していた。

本作に登場する「卑劣なキャラ」は、主人公である大河内三郎と同じクラスに在籍する河井星矢だ。兄の一郎と二郎は常軌を逸した凶悪な不良であるが、末っ子の三郎は温厚で気弱な少年だった。しかし、三郎に近づいた河合は、勝手に三郎軍団を結成。三郎の言葉を都合よく解釈するポジションを確保すると、いつのまにか軍団副総長を名乗るようになる。さらに、初めて開かれた軍団の総会では、マルチ商法に団員たちを引きずり込み、軍団バッチの販売で荒稼ぎすることを計画する。他人をすべて金づるとして利用する河合の性根は卑劣の一言。だが、たいていはしっぺ返しを食らって、散々な目に合う姿は爆笑必死。彼の卑劣で笑える青春が描かれる。

本作に登場する「卑劣なキャラ」は、間桐臓硯である。「聖杯戦争」では、マスターに選ばれた7人の魔術師が伝説上の英雄をサーヴァントとして召喚し、聖杯を獲得すべく最後のひとりになるまで戦う。500年の時を生きる老魔術師である間桐臓硯は、間桐家の血筋に連なる雁夜の意志を汲み、彼を聖杯戦争に参加させる。そこで臓硯は、体を食いつくす代わりに魔力を与える刻印虫を雁夜に植え付け、彼が苦しむ様子を嬉々として眺める。さらに悶え苦しむようにと、膨大な魔力を必要とするバーサーカーを彼のサーヴァントとして召喚した。血を分けた一族でも己の歪んだ欲望のために道具のように使い捨てる、臓硯の卑劣さに注目だ。

本作に登場する「卑劣なキャラ」は、主人公の白浜兼一と同い年であり、悪魔のように尖った耳が特徴の新島春男だ。その性格は、強い者には媚びへつらうが、弱い者には尊大な態度で接するという、卑劣さがにじみ出るもの。中学時代からの知り合いだった兼一のことは「フヌケン」と呼んでバカにしていた。その反面、相当に頭の切れる男で、自分に降りかかる危機を回避する能力と、策士として敵を欺く才能は群を抜いており、またどこか憎み切れない部分もある。兼一と和解してからは、白浜と新島の頭文字をとって新白連合を組織して、兼一をサポートするようになった。

本作に登場する「卑劣なキャラ」は、氷炎魔団長フレイザードだ。彼はハドラーが禁呪法で生み出した岩石生命体で、勝利の為ならば卑劣な手段も厭わない残虐非道なキャラクターである。不死騎団の軍団長であったヒュンケルとダイの戦いでは、両者が戦闘で弱ったところを狙って、ヒュンケルもろともダイと仲間たちを皆殺しにしようとした。その後、ダイ一行はパプニカ王国のレオナ姫を助けるためフレイザードに真っ向勝負を挑むが、その際も「氷炎結界呪法」を使ってダイたちを弱体化させる。卑怯な戦い方を非難するダイに対しても「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ！　勝つのが好きなんだよォォッ!!!」と一蹴。清々しいまでの卑劣さを貫いた名悪役に注目してほしい。