おかえりなさいませ、ご主人様！メイド喫茶漫画オススメ５選29 Pt.

本作に登場するメイド喫茶では、とびきり可愛い女装男子の奏が出迎えてくれる。元々背が低くて可愛らしい顔立ちだったが、女装趣味などは断じてなかった。しかし、幼い頃に女装姿をビデオに撮られたこともあり、不本意にもメイド喫茶でメイドとして働かねばならない事態に陥ってしまう。両親が作った多額の借金返済のため、メイド喫茶を成功させねばならなくなった奏は、一緒に働いてくれるメイド探しに奔走する。集まったメイドは、武術道場の跡取り娘の渡心葉（わたりこのは）、衣装作りが得意な腐女子・清宮萌豆（きよみやもず）など、個性的なメンバー。更には奏が密かに想いを寄せていた美少女・漆原しずくも面接に現れる。可愛い奏のメイド姿に、きっと誰もが虜になってしまうことだろう。

主人公の美咲は学内では無敵の生徒会長だが、家計を助けるためにメイド喫茶「cafeメイド・ラテ」では可愛いメイドとして活躍する。店長のさつきは妄想癖のある30歳。美咲の事情を知り、好待遇で彼女を雇うこととなった。「メイド・ラテ」をビルごと買収して執事喫茶を作る話が持ち上がった際にも、美咲は店に対する強い愛情や身に付けた技術によって、店を守ることに成功する。普段は生徒会長として気張らなければいけない立場だが、メイド喫茶ではメイド衣装が似合うメイドと化し、恋人の前ではあらゆる危険から守られる一人の女の子へと変わる。様々な表情を見せてくれる美咲の魅力が沢山詰まっており、恋人の拓海のほか、3バカトリオなど個性豊かなキャラたちも交えて賑やかに物語が展開されていく。

本作に登場するメイド喫茶「シーサイド」は、丸子商店街の中にある。老婆のウキが店主とメイド長を兼ねるユニークなメイド喫茶だが、ウキや主人公の歩鳥はあまりメイド喫茶の知識がなく、メイド喫茶について詳しいトシ子も「シーサイド」で働くこととなった。トシ子がバイトを始めたのは想い人の真田広章（ひろゆき）も関係していたが、彼は歩鳥に好意を抱いていた。しかし、歩鳥が興味を持っている人物は別におり、彼らの想いはすれ違いが多いが、それもまた青春といえるだろう。歩鳥は推理小説が好きで、女子高生探偵に憧れており、たびたび商店街で起こる小さな事件にも関わろうとする。天然ボケで明るい歩鳥は商店街の者から気に入られており、それこそが歩鳥の魅力といえるのかも知れない。

本作に登場するメイドは、普段はボーイッシュな女子高生の愛子。部活一筋で生きてきたため、恋愛に疎く、友達から恋バナを振られても上手く返せずにいた。そんな愛子が、兄が営むメイド喫茶にピンチヒッターでメイドとして店に立ったことをきっかけに恋に目覚めていく。普段は言葉遣いも荒く、見た目も女らしさは皆無だが、メイド喫茶ではロングのウィッグをつけ、小悪魔メイクを施してイメチェンをしている。デートに誘われたことをきっかけに、宿敵だったはずの玲欧と距離が縮まり、いつしか二人は恋人同士となる。二人の前には愛子を玲欧から奪おうとする森川巧や、玲欧の元カノなどが現れるが、そのピンチを乗り越える度に二人の絆が深まっていく。

最近は手軽にコーヒーを楽しめるコーヒーチェーン店の波に呑まれ、昔ながらの喫茶店は経営難に陥る店舗が増えているという。本作では主人公の葵衣が、経営難に悩む祖父の喫茶店「マンドリル」をメイド喫茶に変えてイメチェンを図ろうと試みる。しかし、自分一人だけではどうしようもなく、友人の真崎緑、柏木桃にも協力を仰ぐ。緑の弟の士郎はリーゼント姿の不良になっていたが、顔は整っているため、無理やり女装させられ、彼もメイドとして店に立つはめに。また、中学時代の葵衣たちの異名を知る者であれば、客としてやってきても、店に入って彼女たちの姿を見た途端、たちまち逃げ出してしまう始末。友人のみならず周囲の者たちをも巻き込みながら、葵衣の挑戦は続く。