『京都寺町三条のホームズ』が2018年7月にテレビアニメ化!そこで、観光だけではわからない、京都に暮らす魅力を感じられる漫画3作品を紹介。
人気の旅行先ランキング、一年中トップクラス! そんな京都に住む人々の暮らしを覗いてみるのはいかが?
『京都寺町三条のホームズ』が2018年7月にテレビアニメ化!そこで、観光だけではわからない、京都に暮らす魅力を感じられる漫画3作品を紹介。
出典:双葉社
京都に移り住んだ女子高生・真城葵が、バイト先の骨董品店に持ち込まれる奇妙な依頼と向き合う中で、さまざまな人と出逢い、古都・京都に対する造詣を深めていく物語。原作は第4回京都本大賞を受賞した小説。月刊アクション2017年12月号よりコミカライズ連載されている。
女子高校生の葵が、亡き祖父の骨董品を鑑定してもらおうと、寺町三条商店街にポツリと佇む骨董品店『蔵』を訪れたのがすべての始まりだった。葵が出会った物腰柔らかなイケメン鑑定士・家頭清貴は見た目に反して恐ろしいほど鋭い観察眼の持ち主で、ホームズの異名を持つ彼の元には、京都と骨董品にまつわる様々な謎が持ち込まれる。京都に来て日の浅い葵は、清貴とともに謎をめぐって奔走するうち、その美しさと奥深さの虜になっていく。
古都京都の魅力を丁寧に紹介している原作小説の良さは、漫画版で見事にパワーアップ。京都の美点がぎゅっと詰まった作品。
出典:小学館
青森出身のキヨは、舞妓さんたちが共同生活を送っている「屋形」と呼ばれる家で「まかないさん」として毎日奮闘中。キヨの作るあたたかな食事が、女将さんや舞妓たちの疲れを吹き飛ばす。16歳の少女が京都花街のお台所から紡ぐ、日常ごはんストーリー。
中学卒業後、仲良しの同級生・すみれと一緒に、舞妓を目指して京都で暮らし始めたキヨ。けれど、あっという間にクビになってしまう。本来なら田舎に帰るところ、引退する「まかないさん」の後継ぎとして屋形で働くようになったキヨ。青森のばあちゃん仕込みの料理の腕は、京都の食材や味・文化に触れて磨かれ、体力勝負の舞妓たちに欠かせないものとなっていく。
華やかな花街の舞台裏と、それを支えるごはんが、優しい絵柄で描かれた作品。舞妓ならではの食事に関する工夫や苦労などがコミカルに描写され、なかでもお稽古で疲れた舞妓たちが深夜にラーメンを頬張る姿は新鮮。
丹念に描きこまれた着物や調度品の数々に注目して読むのも、また一興。京都らしさを存分に堪能できる。
出典:マンガペディア
昔々から烏寺に住んでいたカラスの憧れは、人間の食事⁉︎ 「京都めし」に恋い焦がれてとうとう人間に化けてしまったカラスが主人公の、ちょっと不思議ですごく美味しそうな京都物語。京都人がおすすめする美味しいお店20件のMAP&詳細情報付きで、京都散策にももってこいの一品。
暇と知識を持て余し、”鳥”並外れて好奇心旺盛なカラス。人々の暮らしを眺めているうちに美味しそうなごはんを味わいたい気持ちが膨らんで止まらないカラスを、神様が人間にしてくれたのが物語の始まり。人間の「カラス」として烏寺に下宿して、あちらこちらの店を食べ歩く日々は、まさに至福の時間。お仲間のハトも登場し、カラス&ハトの絶品ごはんツアーは賑やかに続く。
老舗の名物から庶民の食卓まで、カラスたちが訪ねるのは、京都在住の作者イチオシの「リアル京都めし」ばかり。B級グルメだけど最高珍味という「あぶら粕」を使ったうどん店のエピソードは秀逸。「あの店は美味しかったなあ」「真似して作ってみるか」「そうだ、京都行こう!」など、楽しみ方は読者の数だけ存在する。
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