OP・EDで突然踊り出すアニメ5選630 Pt.

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主人公はモジャモジャ頭がトレードマークの「南波六太」、31歳、無職。一方、彼の弟「南波日々人」は、「JAXA」の宇宙飛行士であり、世界最年少で月面探査のクルーとして選ばれ、日本人で初めて月面に立つという栄誉より世間から注目されている。幼い頃に交わした「一緒に宇宙飛行士になろう」という約束をお互いずっと胸に抱いていたが、主人公は夢を早々に諦めて自動車設計会社に就職した。そして、紆余曲折の末にふたたび宇宙飛行士を目指すという物語だ。人生における挫折や困難が現実性をもって描かれており、キャラクターたちの人生観も様々で、作中を通して兄として、兄らしく在らなければならない、という「六太」の強い観念がたびたび描かれている。そして、現実ばかりを見つめる大人たちに、夢を追うことを思い出させてくれる熱い作品となっている。そんな本作のOP「ユリーカ」は、「スキマスイッチ」の歌う、高揚感溢れる爽やかな楽曲となっている。OP映像では、楽曲のリズムに合わせて、まっすぐ宇宙に向かって飛んでいくロケットを彷彿とさせるような、伸びのある愉快な踊りを登場人物たちが披露してくれる。

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本作は、生まれて間もなく両親を亡くし、天涯孤独の身となった主人公「うずまきナルト」が、里の多くの者から白眼視され、「落ちこぼれ」と呼ばれつつも、里一番の忍「火影」を目指して仲間たちと困難を乗り越えていく成長譚である。忍になるための登竜門である忍者学校に在籍から大人に成長していく過程を丹念に描いており、「ナルト」を取り巻く同世代のキャラクターたちの成長はもちろん、大人たちの事情や過去、果ては敵とされる人物たちにもそれぞれの視点からまんべんなく描かれているため、全てのキャラクターに「魂」を感じ、じんとくる場面も多い。本作ののOP「newsong」は、「tacica」の歌う、メッセージ性の強い爽快感ある楽曲だ。本編ではそういった描写はないが、サビでは忍たちがダンスホールで踊っており、忍の要素も交えられたキレッキレのダンスは、彼らの身体能力あってこそ踊れるカロリー消費の高そうな痛快な踊りとなっている。

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一見して日常系の雰囲気を醸し出し、タイトルこそ『日常』ではあるものの、猫が喋ったり、女子高生が電車と並走したり……。と非日常的な要素をちょっとだけ足した世界観となっている本作。「時定高校」を舞台に、勉強嫌いでお調子者のムードメーカー「相生祐子」こと「ゆっこ」や、マンガ家になることを夢見て執筆活動をしている「長野原みお」、マイペースな優等生「水上麻衣」らの学校生活と、「東雲研究所」と呼ばれる家屋で巻き起こる日常を描いている。基本的には全員が「ボケ」なシュールな雰囲気でありながら、時折「ツッコミ」側のキャラクターも豪快なボケを繰り出すこともあり、とりとめのない内容なのに、かわいいキャラクターたちの言い回し、丁寧な作画によって、独特な笑いを生み出す不思議な作品となっている。本作のOP「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」は、ドタバタとやりたい放題しているように思えて、ポップソングとしての完成度が高い楽曲となっている。リズムに合わせて「ゆっこ」「みお」「まい」らが楽しげに踊る様子は、楽曲のテーマともされる「友情」を感じさせる映像である。

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全寮制の高校「清雅学園」に通う「橘イツキ」は、何をやらせてもそつなくこなし、助っ人として各運動部に引っ張りだこな高校2年生。ある日、突如として生徒会長の「泉澄リナ」に呼び出され、生徒会副会長に任命され、「PSO2」と呼ばれる「オンラインゲーム」のプレイを任され……。今日、小学生までしている「オンラインゲーム」なるものをまったく経験したことがなかった「イツキ」だが、帰寮後はゲームをプレイしてレポートを提出という何とも不可思議な生活を送るうちに、次第に面白さを見いだしていく。本作は、実在する「オンラインゲーム」をアニメ化したもので、内容は実際にゲームのエピソードにも反映され、ただプレイして面白いだけでなく、ゲームを知らなくても楽しめるものとなっている。本作のED「レアドロ☆KOI☆こい!ワンモア!」は、ゲームで使用されている楽曲のアレンジ版で、ダンスの振付は「パパイヤ鈴木」によるもの。マスコットキャラクター的存在である「ラッピー」たちと、「キャスト」と呼ばれる人型ロボットがかわいく愉しげに踊る様子は、見ていてつい踊り出したくなるほどに、とても心地のよいものとなっている。

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大人顔負けの推理力と洞察力を持つ、天才高校生探偵「工藤新一」。その推理力は「FBI」からも一目を置かれるほどで、日本警察から助力を乞われ、多くの難事件を解決へと導いていた。ある日、幼なじみの「毛利蘭」と遊園地に遊びに来た「 新一」は、怪しげな全身黒ずくめの男たちの謎の取引現場を目撃する。その光景に夢中だった「新一」は不意打ちをくらい、口封じとして試作段階の毒薬を飲まされてしまう。 本作は謎の毒薬により小学1年生並の体に退行してしまった「 新一」が、組織に生存がバレてしまわないように「江戸川コナン」として生活しつつも、元の体に戻るために犯罪組織「黒の組織」を追う物語である。推理マンガとして事件を解決のみならず、主要人物たちの恋愛模様も描かれたり、主要人物や警察関係者、「FBI」や黒の組織においても魅力的なキャラクターが勢揃いしており、1話1話に内容深く面白い。本作の、OP「恋はスリル、ショック、サスペンス」は、「愛内里菜」の力強くも美しい歌声と印象的なカッコイイ楽曲にあわせて、当時流行していた「パラパラ」を「コナン」が踊っている。その、無表情で鋭いリズムを刻むダンスからは、事件という暗闇をかき分け、真実へと導かんとする、正義感溢れる強い心を垣間見ることができる。