「京都アニメーション」オススメ青春アニメ7選1,529 Pt.

出典：Amazon.co.jp

小学生でガキ大将だった「石田将也」は、ある日転校してきた耳の聞こえない少女「西宮硝子」に対し、幼いゆえの無邪気な好奇心を抱く。しかし、その好奇心がいじめという形で表れてしまった為、「将也」はクラスから孤立し、逆にいじめを受けるようになってしまう。だが、そんな中で、唯一自分を見捨てず、友達にさえなろうとしてくれた「硝子」。彼女の優しさに気付いた「将也」だったが、時すでに遅く、「硝子」は転校により彼の前から姿を消した……。
本作は、そんな経緯から心を閉ざした「将也」と障害を抱えた「硝子」が、5年の時を経て運命的な再会を果たし、触れ合いを通して過去の出来事やこれからの事、そして周りの人間との関係に向き合いながら、共に成長して行く姿を描いた物語。本作のテーマである「コミュニケーション」というものの大切さを、作品を通して理解する事ができる。人と人がコミュニケーションを取る手段は言葉だけではない、言葉では伝わらないものもあるんだと思春期ながらも模索して葛藤する、そんな作品となっている。

出典：Amazon.co.jp

半妖の少年「神原秋人」はある日の放課後、屋上で今にも飛び降りそうな少女を目撃し助けようとする。しかし、「栗山未来」というその少女は、「妖夢」を討伐し生計を立てる「異界士」の末裔であり、それ以来「秋人」は彼女から攻撃され続ける事に。そうして彼女と出会った事で、それまでの日常が一変してしまった「秋人」は、「妖夢」を巡る数々の戦いへと巻き込まれて行く事となる……。
「妖夢」と「異界士」達の戦いを描いた本作。ストーリー上では主に、メインとなる少年少女達の抱える過去や立場、宿命などが主軸となり、それぞれがそれらにどう向き合って行くのかという人間ドラマが描かれている。一見すると普通の高校生である彼らが繰り広げる非日常な日常と、そこに付随する様々な葛藤。少年少女達が送る少し変わった青春物語を、ぜひ一度覗いてみて欲しい。

出典：Amazon.co.jp

「うさぎ山商店街」にある餅屋の娘「北白川たまこ」は、お餅と自分が生まれ育った商店街が大好きな高校生。そんな彼女はある日、人の言葉を話す高飛車な鳥「デラ・モチマッヅィ」と出会う。とある国の王子のお妃を探しているという「デラ」は、ひょんな事から「たまこ」の家に住み着いてしまうのだが……。
「うさぎ山商店街」を舞台に、そこに住まう人々と「たまこ」の人情溢れる人間ドラマを描いた本作。少しだけの非日常や友情、時には恋愛も織り交ぜながら、穏やかで暖かな登場人物達の生活が繰り広げられている。本作を見れば、小さな幸せを拾い集めて行くかのような感覚に、きっと心が暖かくなる事だろう。

出典：Amazon.co.jp

主人公「富樫勇太」は、中学2年の頃、中二病的な発言で周囲をどん引かせ孤立していた過去を持つ。しかし、高校デビューを果たしてからは中二病だった事を隠しながら生活し、それなりに順風満帆な日々を送っていた。ところが、そんなある日出会った、現役中二病の少女「小鳥遊六花」に、自身のそんな過去を知られてしまい……。
本作は、「勇太」や「六花」を筆頭とした、元中二病や幻中二病など、個性豊かな少年少女達が織り成す学園ラブコメディ。一癖も二癖もある登場人物達ばかりだが、そんな中でもヒロインの「六花」は特に群を抜いており、自身で設定したキャラクターになりきる為に常に眼帯を着用したりと、言動や行動が一見取っ付き難くも思えてしまう。しかし、だからこそ、そんな彼女が一体どのような展開を引き起こすのか見ものであり、タイトルにあるように、きちんと恋ができるのかどうかが気になるところとなっている。

出典：Amazon.co.jp

ひょんな事から廃部寸前の古典部に入部した、何事にも積極性を見せない「省エネ主義」の主人公「折木奉太郎」と、彼がそこで出会った好奇心旺盛な少女「千反田える」。彼女の好奇心のままに、日常に潜む数々の謎を紐解く事になった「奉太郎」は、のちに加わった中学からの腐れ縁「伊原摩耶花」、「福部里志」らと共に、目的不明な古典部の部員として、少し変わった日常を送る事になって行く……。
本作は推理小説が原作であるだけに、ストーリー上のメインとなる日常の謎が徐々に紐解かれて行く様は見ていてやはり面白い。また、「私、気になります!」が口癖の「える」を筆頭とした個性豊かな登場人物や、物語をより一層魅力的に見せている作画の美しさなど、推理物が好きな人は勿論の事、そうでない人にも十分に楽しめるような作品となっており、アニメ放送が終了した現在も、未だ多くのファンから根強い支持を受けている。

出典：Amazon.co.jp

進学校に通いながらも、無気力な生活を送っていた主人公の「岡崎朋也」は、ある日桜が綺麗に咲いている坂道で、「古河渚」という少女に出会う。それまで他者との関りを避けて来た「朋也」の日常は、その出会いをきっかけにして少しずつ変化を見せるようになって行くが……。
演劇部の再建に関わる人々を主軸に、人と人との繋がりの大切さ、暖かさを感じさせてくれる本作。学園生活の中に、思春期特有の葛藤があり、その中で登場人物たちが成長していく姿が清々しい。

出典：Amazon.co.jp

夏祭りで一儲けする為に海辺の街を訪れた旅人の「国崎往人」と、その街に住む奇病を患っている少女「神尾観鈴」の、一夏の恋模様を描いた物語。主軸となるのはやはり登場人物達の織り成す恋愛模様ではあるが、他にも、家族同士の繋がりであったり、そこに存在する愛情であったりと、家族愛を感じるような心暖まるシーンもしっかりと描かれている。どこか現実離れした雰囲気を味わいたい人は、本作を見て、ぜひノスタルジックな気分に浸っていただきたい。