アニメ化決定! 『ボールルームへようこそ』の原作に注目!165 Pt.

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これと言って特技も将来の目的もなかった中学3年の主人公「富士田多々良」。そんな彼が強引な勧誘により体験した「ダンス教室」。その中で華麗に踊るクラスメイト「雫」の影響をうけ、「僕は変わらなきゃ」と情熱だけでダンスの世界に身を投じてゆく――。

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『昴』、『背すじをピンと! 』 、『舞姫 テレプシコーラ』などダンスものマンガが好きな人には特におすすめ。また「曽田正人」作品とは線が似ており、『め組の大吾』、『capeta』など“圧倒的な才能を持つもの”を描く作品が好きな人にもおすすめしたい。もちろん、主人公である「多々良」が全くのダンス未経験であるため、読者も彼目線から徐々にダンスの世界へ入り込んでいける。成長物語が好きな人にはぜひ手に取ってもらいたい。

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本作の主人公。小柄でこれと言って取り柄も特徴もない中学生。父子家庭で老いた祖母の為に大相撲の実況をするのが日課。その所為なのか動体視力に優れ、競技優勝者クラスのダンスの振り付けさえ初見でコピーできるほどの能力を持つ。しかし、ダンスの基礎知識がないために体がついて行かない。彼自身はこの能力に全く自覚がなく、それがしばしば他人を羨ましがらせ時にはいらだたせている。全くの未経験だった「多々良」が今後どのように跳躍していくのか注目である。

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「多々良」のクラスメイトの美少女。幼い頃よりダンスをしており、高校進学をせず、ダンス留学を視野にいれている。パートナーの「兵藤清春」を尊敬しており、彼に釣り合うダンサーでありたいといつも思っている。そんなある日、主人公「多々良」と出会う。全くの素人なのにひたむきに頑張る姿を見て彼女の中で何かが変わり始める。「多々良」も憧れるほど、黒髪の美少女である彼女の踊る姿は必見だ!

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「雫」のパートナー。母親は元世界的ダンサーの「兵藤マリサ」。サラブレッドである事に加え本人も努力を怠らないダンスの申し子。しかし、ただダンスが好きという情熱だけで踊る「多々良」の存在が彼の中のスイッチを入れる。舞台上では天才的なダンスを見せ、まわりを圧倒させる彼であるが、普段はぼーっとした天然キャラというギャップが彼の魅力であろう。女性読者からの人気が高い。

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兄妹であり、お互いパートナーを組む「賀寿」と「真子」。日本国内のアマチュアではかなり注目される存在。気性が荒く天才肌の兄「賀寿」と、自己主張が少なく優しい性格の妹「真子」。
兄弟といえど全く性格の違う二人であるが、あるきっかけにより一旦パートナーを解消し、妹「真子」は「多々良」と兄「賀寿」は「雫」とそれぞれペアになり「天平杯」で勝負することに。手汗握る試合模様は見物。

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ラテン&10ダンス王者で日本を代表する競技ダンサーの一人で「多々良」をダンススタジオに招き入れた人物である。
荒っぽい性格で「多々良」をビシビシ指導するが、不良に絡まれている「多々良」を助けるなど優しい面も。「多々良」の存在が他のダンサーに与える影響を楽しんでいる模様。