幸田もも子の代表作。同じく代表作の『ヒロイン失格』と世界観を共有している。現代日本の高校を舞台に、女子高校生と教師の恋愛を描いた物語。告白7連敗中の女子高校生、あゆはが、クラス担任となった25歳の数学教師、弘光に恋をし、猛烈なアプローチを仕掛けていく。あゆはの一途で真剣な思いに対し、当初は冷たい態度を取っていた弘光が次第に心を開いていく過程が描かれ、生徒と教師という立場の違いから生まれるさまざまな困難や、二人の関係が公になる危機、将来への不安といった深刻な問題へと発展していく。本作は、教師と生徒の関係を軸とした恋愛要素、コミカルな日常描写、青春要素を併せ持つ学園ラブコメディ。年齢差と立場の違いから生まれる緊張感と、あゆはの天真爛漫な性格によるコメディ要素のバランスが特徴で、現代日本の高校システムや教師と生徒の関係性に関する社会的制約といった現実的な要素が組み込まれている。集英社「別冊マーガレット」2013年8月号から2017年7月号まで連載。2018年8月1日に実写映画が公開された。