『GANTZ』などで知られる奥浩哉の小学館媒体では初連載となる作品。現代の東京を舞台に、映画監督を目指す男子高校生の横山田零と、成人向け動画女優、パピコとの出会いと恋愛を描いた物語。パピコは謎のWebサイト「ETE」により巨大化する能力を得て、東京に現れた「破壊神」との対決に身を投じることとなる。物語は零とパピコの恋愛関係を主軸としながら、未来人の登場や世界の危機など、壮大なSFストーリーへと発展していく。本作は「巨大化」をテーマに、青年漫画とSFの要素を併せ持つ内容となっている。人間関係の機微と、巨大化したヒロインによる迫力ある戦闘シーンが対比的に描かれ、謎のWebサイト「ETE」を通じて実現される願い事や予言、未来人の存在、破壊神サタンなどの超常的な要素が物語の核を構成している。小学館「ビッグコミックスペリオール」2017年1号から2021年20号まで連載。