その恋は本物？ワケあり女性の恋愛漫画オススメ５選23 Pt.

結芽が所属しているのは、少女コミック誌の「Viola（ヴィオラ）」編集部。その中で実力派の成川は、担当作家から言い寄られること多数のイケメン敏腕編集者だ。彼女を作らない主義のはずの成川から言い寄られた結芽は、恋愛経験がまったくないため「恋愛を学ぶため」に成川とつき合い始める。職業柄、ラブストーリーは山のように読み込んでいる結芽だが、現実の恋愛はこれまでのどんな恋愛ドラマとも違っていた。やがて成川への気持ちは本物の恋へと変わっていき、2人の関係も少しずつだが進展し始める。繊細な人物描写で主人公の揺れる心の動きに惹きつけられるラブストーリーだ。

33歳の誕生日を迎えた花笑は、ついに彼氏いない歴＆処女歴ともに33年目に突入してしまう。会社の飲み会の後、そのまま後輩に2次会へと引っ張って行かれた花笑は、目覚めると、会社の大学生アルバイトである田之倉と同じベッドの中にいた。一夜限りの関係かと思いきや、ひと回り年下の21歳の田之倉とお付き合いをすることに。今まで経験してこなかった様々な「初めて」を体験しながら2人の関係は進展していくのだが、田之倉に迫る女の子の登場や、花笑に告白する別会社のCEO朝尾の存在など、一筋縄ではいかない。様々な出来事を通じて、やがて本当の気持ちにたどり着くという、花笑の不器用な恋が描かれる。

女性から絶大なる支持を得ている化粧品＆バス用品メーカー「リリアドロップ」に勤める八重島麻子は、デオドラント製品が手放せない重度の汗っかき。自分の体質にコンプレックスを抱く毎日だったが、ある日商品開発部の名取香太郎に体臭を嗅がれてしまう。八重島の体臭から新商品の石鹸のインスピレーションが沸くという名取は、新商品の石鹸開発のためにこれから毎日匂いを嗅ぎにくると言い出したのだ。名取の匂いフェチぶりに振り回されながらも、匂いがきっかけで結ばれてカップルになる2人。テンポも良く、恋愛ものによくありがちなドロドロ要素は一切無く、心穏やかに楽しめる純愛ラブコメ作品だ。

ぽっちゃり体型がコンプレックスの小夜は、ある日後輩のイケメン社員久保にエレベーターで突然汗を舐め取られる。何かの間違いでは、とうろたえる小夜。重い荷物を持ってくれたり、作業を手伝ってくれたりと女性扱いしてくれる久保に、小夜は自ずと惹かれて行く。いつのまにか距離は近づき、小夜と久保はお付き合いをすることに。デート中、心ない他人の「釣り合わない」という声に引け目を感じる小夜だったが、久保は見せびらかすように恋人繋ぎをすることで、そんな引け目を吹き飛ばしていく。自分に自信が持てない女性がイケメン年下彼氏に溺愛される、ほんわかラブストーリーが楽しめる。

主人公の梨子は、8歳年上の幼なじみの虎鉄が経営する建築会社に勤める21歳の若手社員。恋愛未経験の梨子は、恋に憧れ、恋をしてみたいお年頃。ところが合コンに行った帰り道、虎鉄からファーストキスを奪われてしまう。それ以来、かっこいいけど兄のように感じていたため恋愛対象ではないと思っていた虎鉄から、ことあるごとにアプローチを受けることに。紆余曲折を経てお互いの気持ちを伝えあい、付き合うことになった2人だが、虎鉄は梨子のことになるととたんに弱くなってしまう。憧れの「お兄ちゃん」との恋を形にした、年の差オフィスラブに思わずきゅんとくる。