概要・あらすじ
茅野結芽は、掲載作が恋愛作品ばかりの女性コミック誌を手掛けている漫画編集者。しかし彼女は少女まんがに興味がなく、恋愛経験もない。そのため理詰めでラブストーリーに取り組んでいるが、とある出来事で同じ部署の敏腕編集者成川映との実力の差を目のあたりにしてしまう。打ちのめされた茅野は、自分が文芸誌に異動するため、成果を焦っていることや、自分が恋愛に興味がないことなどを成川に打ち明けてしまう。そんな成川は、彼女に自分とつき合ってみないかと提案する。少しでも成川に近づきたいと考えた茅野は、具体的に何をするべきなのかもわからないまま成川と交際してみることに。交際を続けてみるうちに、茅野は恋愛にまつわるさまざまな感情を体験しつつ、徐々に成川に好意を抱くようになるのだった。
登場人物・キャラクター
茅野 結芽 (かやの ゆうめ)
25歳の女性。女性コミック誌「Viola」の編集部に勤める漫画編集者。恋愛経験がなく、少女まんがも読まずに育ったため、恋愛にまつわる男女の感情に疎い。仕事は理詰めでこなそうとしているが、そういった理由から編集者としては壁に当たっている。もともとは文芸誌志望であり、成果を出して人事の眼に留まり、異動したいという願望と焦りが強い。とある出来事で、同じ部署に務める成川映の実力を見せつけられたことで、成川に近づきたいと考えるようになっている。成川からの提案を受け入れ、彼と交際を始める。
成川 映 (なるかわ あきら)
27歳の男性。女性コミック誌「Viola」の編集部に勤める漫画編集者。ヒット作を連発している敏腕編集者で、少女まんが部署のエース。顔立ちもよく、女性の担当作家から度々告白されている。とある出来事をきっかけに、同じ部署の茅野結芽に交際を申し込む。彼女に対しては以前から好意を抱いていた様子だが、同時に編集者同士で交際することで作家からのアプローチを遠ざけようという意図もある模様。
書誌情報
私が恋などしなくても 9巻 小学館〈フラワーコミックス α〉
第1巻
(2019-08-09発行、 978-4098705627)
第2巻
(2019-12-10発行、 978-4098706808)
第3巻
(2020-04-10発行、 978-4098710126)
第4巻
(2020-09-10発行、 978-4098711222)
第5巻
(2021-01-08発行、 978-4098712625)
第6巻
(2021-06-10発行、 978-4098713554)
第7巻
(2021-10-08発行、 978-4098714339)
第8巻
(2022-01-07発行、 978-4098715930)
第9巻
(2022-06-10発行、 978-4098716548)