アニメに出てくるユニークな武器5選1,472 Pt.

出典：Amazon.co.jp

科学によって超能力が解明された世界において、東京都西部に広がる「学園都市」と呼ばれるそこでは、超能力の開発が行われ、特殊なカリキュラムを受けて超能力を体得した学生が多く存在している。その超能力を授かる一人「白井黒子」が、鉄矢、つまり金属性の矢を利用した攻撃を行う。矢といってもそのまま投げるのではなく、彼女の超能力である「空間移動（テレポート）」によって鉄矢を瞬時に移動させることで、相手の動きを封じたり、致命的なダメージを与えることができるというものだ。空間移動という超能力を駆使して相手を翻弄し、鉄矢を自在に操り敵を追い詰めていく彼女の戦いぶりは、とても美しい。

出典：Amazon.co.jp

運動も勉強もダメダメでなんでもすぐに諦めてしまい、クラスメイトには「ダメツナ」と呼ばれる主人公「沢田綱吉」が、イタリアの最大手マフィアグループ「ボンゴレファミリー」の次期ボスとして選ばれ、半ば強制的にマフィアのボスとしての教育を受けて成長していく物語。
メインの舞台となるのは「並盛町」と呼ばれる何の変哲もない町。「綱吉」の通う「並盛中学校」で風紀委員長を務める「雲雀恭弥」が、トンファーを武器として扱っている。携帯の着メロを校歌にするほどに「並盛中学校」を愛し常に制服を着ている彼は、「並盛町」一帯の頂点に立つほどケンカが強く、裏社会をも牛耳っており、「並盛」の秩序とまでいわれる存在だ。しかし、人と群れることと束縛を嫌う一匹狼であり、自身の得意とするトンファーを用いた近接攻撃を駆使し、たとえマフィア相手だろうと相手が複数人であろうと、たった一人で相手を滅多打ちにしてしまう。まさに最強を体現したキャラクターであるため、彼の戦いは安心して見ていられるだろう。

出典：Amazon.co.jp

稀少な事物を追求することに生涯をかける「ハンター」たちのありようを描く本作にて、生まれてこの方会ったことのない父親を探すために故郷を離れた主人公「ゴン＝フリークス」が、釣り竿を武器に使っていた。父親を追うための手掛かりである「プロハンター」という職業になるべく、その合格率は一万人に一人という超難関の「ハンター試験」に臨んだ際に、釣り竿が活躍している。
窮地に陥った際に機転を利かせて利用した釣り竿は、攻撃のために使ったわけではないが、彼の危機を救った優秀な武具であり、またその後も、彼の旅路の行く先々で、たびたび釣り竿の活躍により優位な状況を作ることができている。純粋な武器として使用したことはないが、見た目に反してかなり強靭な作りをした便利なアイテムである。

出典：Amazon.co.jp

何でも一つだけ願い事を叶えてもらえる代わりに、「魔法少女」となって人類の敵「魔女」と戦う使命を課せられた、少女たちの過酷な運命を描いた本作。一見華やかなイメージのある魔法少女に夢を見る「鹿目まどか」を主人公として、物語が進められる。
魔法少女たちは、それぞれに異なった武器を用いて魔女を打ち倒していくのだが、その中の一人、「見滝原中学校」に通う「まどか」の先輩「巴マミ」は、黄色いリボンを用いた戦闘を行う。リボンを生成する場所は選ばず、また、どこまでも伸ばすことができ、相手を拘束できるのはもちろん、リボンを集めて重ね合わせることで道を作ったり、クッションを作ることもできたりと、武器としてのサポートにおける汎用性は高い。しかし、攻撃力の面で決定打に欠けることから、マスケット銃を併用した戦闘スタイルに落ち着いた。戦闘センス、判断力、対応力において、魔法少女としてとても高い水準を誇る「マミ」。リボンによる重力を感じさせない軽快な動きと圧倒的な攻撃の手数、そして決定打となる必殺技により完成された戦闘は、見ていて非常に気持ちの良いものである。

出典：Amazon.co.jp

忍が人の生活を支える世界において、群像劇のごとく忍たちの生き様が描かれる本作は、火の国「木の葉隠れの里」に住む少年「うずまきナルト」の成長譚である。
忍たちは、思い思いに様々な武器を用いて与えられる任務をこなしていくのだが、中でもユニークな武器を扱うのが、風の国「砂隠れの里」の忍「我愛羅」である。出生時に、「尾獣」と呼ばれる強大な力を持つ魔獣を体内に封印させられたことで、砂を操る能力を得た彼。大きなひょうたんを背負い、その中に入っている砂を操って攻撃も防御もまんべんなく行うことができる「我愛羅」の強さは、作中でもかなりのものである。また、周囲の砂を操ったり、石を砕いて砂にすることもでき、砂を固めて敵を捕獲したり、圧殺したり、砂を弾丸に見立てて乱れ撃ったりなど、彼の能力の汎用性は高い。「目が合ったやつは皆殺し」を信条とするまでの残虐非道な性格であった彼の、どこにでもある「砂」という武器を操り戦う戦闘描写からは、本気の恐怖を感じることができる。