魔物を倒すべく運命の神が選ぶ六人の勇者の体には、六花の紋章が刻まれる。戦闘と推理の二本立て!今回は2015年に放送されたテレビアニメ『六花の勇者』を紹介する。
出典:Amazon.co.jp
千年前、この大陸に魔物が現れた。それは魔神と呼ばれ、人間を襲い始めた。ただひたすら人を殺し、自らの体を切り分け「凶魔」と呼ばれる新たな魔物を生み出して更に多くの人々を殺していった。人々は絶望し、滅びの定めを受け入れた。その時、一人の聖者が現れ、一輪の花を手にした彼女は一輪の聖者と呼ばれた。長い戦いが続き、聖者は魔物を大陸の西の果てへと追いやり打ち倒した。しかし、魔神は死んではいない。いつの日かまた眠りから覚め、この世を地獄へ変えるだろうと聖者は予言した。魔神が目覚める時、一輪の勇者の力を受け継ぐ六人の勇者が現れ、再び魔神を眠りの底へと追いやるだろう、と。予言通り、過去二度に渡って魔神が目覚めた。同時に運命の神に選ばれた六人の勇者によって、復活は阻止された。そして今、再び魔神が復活しようとしている__。
この物語の中心となるのが六花の勇者だ。最も優れた六人が六花の勇者に選ばれ、選ばれた者は体のどこかに六枚の花弁を持つ花の紋章が浮かび上がる。自らを「地上最強の男」と名乗ってしまうアドレットも六花の勇者に選ばれた者の一人。彼は幼い頃、凶魔に村を襲われ友達や家族を失い、その後凶魔を倒すため修行を積んだ。戦い方は敵の不意をついたり、自作の秘密道具を使ったりと小細工をすることが多い。六花の勇者を殺していると噂のフレミーと出会った際は、己が殺されるかもしれないという状況で行動を共にしようと思うあたりは変わり者だと言えよう。しかし、フレミーには六花の紋章が刻まれており、仲間だと信じ助けようとする姿は好感が持てる。
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