楽器が登場するアニメ作品280 Pt.

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この作品の主人公で「北宇治高校」の吹奏楽部所属。担当は「ユーフォニアム」で同じ楽器担当で目標となる先輩「田中あすか」を始めとして、顧問の「滝昇」や同級生の「高坂麗奈」など個性豊かな吹奏楽部のメンバーが紆余曲折を経て全国大会で頂点を目指すドラマ性の高い物語。多感で価値観も違う高校生たちが音楽で一つになって行く過程は学園ドラマとしてだけでなく、人生訓としても学ぶべき点も多く、ビジネスマンにも参考になる。また物語が進むに連れ、部員および顧問の過去や背景や真の姿が明らかにされて行き、更にドラマ性は高まり、物語に引き込まれて行く。演奏シーンも迫力の映像でリアリティがある。実在はしないが、高校の名前通り「京都府宇治市」はこの作品の聖地として多くのファンが訪れている。

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この作品のヒロインでヴァイオリンの独奏を得意とする。一方、主人公「有馬公生」は、幼い頃、天才ピアニストとして全国に名を轟かせるが、母親のスパルタ教育と母親の死に直面し、ピアノが弾けない精神状態に陥る。そこに登場するのがこの「宮園かをり」で、記録より記憶に残る演奏で音楽会を震撼させる。しかし彼女は不治の病であり、主人公にその想いを託す。命を賭して熱く強く戦うヒロインの姿と次第にヒロインに触発され、過去を乗り越えようとする主人公の歩みに心動かされない者はいない。自分も負けてはいられない!! と、元気を与えてくれる。そして、主人公のピアノとヒロインのヴァイオリンによるコラボレーションの演奏シーンはまさに鳥肌が立つほどの名シーンで最高のコンサートシーンになっている。また、このアニメのオープニング曲「光るなら」は学生吹奏楽の全国大会の課題曲に選ばれている。

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この作品の主人公で、女性バンド「Poppin’Party」のギター兼ボーカルを担当。ギターに魅了され、未経験ながらバンドを組むことを決意し、メンバーを集め、短期間でライブハウスで演奏をするまでに成長する。バンドメンバー同士の温度差やすれ違いなどもあり、波乱も生じるが、全てにおいて前向きな主人公の行動力で乗り越えて行く。そんな主人公もライブハウスオーナーの叱責により精神的ショックで歌えない状態に陥るが、ここでメンバーが一致団結して乗り越える。王道展開ではあるが、熱くなるシーンでもある。ギターにのめり込む若者のストレートな気持ちがストレートに映像化されている良作と言える。また、この「Poppin’Party」を担当する声優自身も実際にバンドを結成し、イベント、コンサートで活躍している。

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この作品の主人公で「のだめ」のあだ名通り、ダメ人間であるが、ピアノ演奏に関しては天才的能力を発揮する。もう一人の主人公「千秋真一」は指揮者を目指し、2人して大学の音楽祭で実績を残し、そして本場欧州のクラシック界へと進出して行く物語。重苦しさや堅苦しさを感じさせるクラシックの世界を面白可笑しく馴染みやすくさせて、世間に広めた功績ある作品と言える。特にオーケストラのメンバーの個性や特徴や楽器のあるあるネタは、実際に楽器を演奏したり、音楽会に参加したことのある者にはリアルに伝わる。そして実写ドラマ化もされ、こちらも人気を博し、知名度の高い作品になっている。

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1960年台の長崎県佐世保市を舞台にしたジャズバンドの物語。主人公「西見薫」は転校を繰り返す転校生で人付き合いが下手であるが、得意のピアノでクラスメイトの「川渕千太郎」と「迎律子」と出会い、ジャズの世界に引き込まれて行く。その3人の関係が複雑に交錯しながらもジャズと共に大人の世界へと進み、進展して行く。古き良き時代の哀愁や望郷の念も感じるが、それ以上に若さとジャズへの熱意が時代を超越して新鮮さを感じさせる。特にアニメであることを忘れてしまうほど緻密で精緻な動きで表現される楽器の演奏シーンは見逃せない。BGVとして一日中流していても飽きない心地良さもあり、主人公の成長物語としても完成度が高い。

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悪魔装束のヘビーメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」でボーカル兼ギターを担当する悪魔「ヨハネ・クラウザーII世」こと、主人公「根岸崇一」は、バンドイメージとは真逆の好青年で当然ながらその正体は誰も知らない。バンドの所属する事務所の女社長の命令で嫌々ながらバンド活動を続けているが、ライブ（ミサ）を行う度に伝説を作ってカリスマバンドとして成功を収めて行く。主人公の平凡な日常に対して狂気のライブシーンが交互に描かれ、そのギャップが面白いギャグ作品であるが、バンドメンバーの個性も激しく、特にドラムの「カミュ」こと「西田照道」が一番危ない人物であるが、それを凌駕する主人公のライブ活動はヘビメタバンドの鑑とも言える。この「デトロイト・メタル・シティ」を超えるバンドが登場する日は来るのか?!

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主人公「涼宮ハルヒ」は不思議な事が大好きな女子高生で、彼女の周りには図らずも宇宙人、未来人、超能力者が集まり、「涼宮ハルヒ」を中心にして世界が回るSF学園アニメで、人気を博し、スピンアウト作品も多く生まれた超メジャーな作品である。作品としては、音楽が主題にはなっていないが、第12話「ライブアライブ」で学園祭での演奏シーンがあり、そのリアルさと迫力はアニメ史に残る名シーンになっていて、後の音楽、バンドアニメに大きな影響と発展の礎にもなっている。この話を見てから他の音楽アニメ作品を見るのも醍醐味と言える。