愛らしさ100%!! 犬たちが登場するマンガ!!71 Pt.

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マンガ家「遠藤淑子」と、その愛犬ボーダーコリーの「ナナ（愛称：ナナっち）」との日々を描く。ペットOKのマンションに引っ越したことをきっかけにペットショップに行った「遠藤淑子」が目にしたものは、値引きされても売れ残っている、落ち着きなく暴れまわるボーダーコリーの姿……。通常なら避けて通るところだが、ついつい魔が差して飼うことに!! 犬との生活……。楽しく心和む生活を思い描いていたはずが、「ナナ」は連れ帰ったマンションでも走り回り、トイレを全く覚えない。そのくせ、散歩に行くのを嫌がり、余ったエネルギーで噛む、かじるの暴挙に出る。自称「クイーンオブ犬バカ」も匙を投げ、「ナナ」を犬の訓練所に送ることにしたのだが……。このマンガは主人公「ナナ」がとにかく面白い。飼い主とのやり取りはまるで漫才、巻き起こす事件はまさに「事実はマンガより奇なり」なことばかりで、まるでマンガ家である飼い主にネタを提供しているかのようである。抱腹絶倒な犬との暮らしをぜひ楽しんで欲しい。

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「H大学獣医学部」に通う「西根公輝」の飼い犬がシベリアンハスキーの「チョビ」である。運命的な成り行きで「公輝」に飼われることになった「チョビ」は、顔は「般若顔」と呼ばれるなど怖めだが非常に温和な性格で、とても賢い女の子。基本おっとりした性格で、子犬の頃は「何故そんなに鈍臭いんだ!!」と言われるなど要領の悪さも目立っていた。「西根家」の先住動物、ネコの「ミケ」、ニワトリの「ヒヨちゃん」と共に暮らしているが、この1匹と1羽が恐ろしいほどの凶暴な性格なだけに「チョビ」は「西根家で最も安全な生物」と呼ばれている。獣医学部が舞台だけにたくさんの動物が登場するが、その中で最も存在感を醸し出しているのがこの「チョビ」である。人間との直接的な会話などはないものの、動物同士ではいろいろなやり取りがされている。私たちが聞くことの出来ない動物たちの本音を聞いてみるのが楽しい1冊。

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主人公の柴犬「ハチさん」は家族になって18年、人間の年齢でいうと御年96歳の超ご高齢である。「ハチさん」はとても元気で食欲も旺盛、飼い主の「シマさん」はいつまでも平和な日々が送れると思っていた。しかし、「ハチさん」17歳の冬、「ハチさん」は「劇症肝炎」に冒され、立ち上がれなくなり、食べれなくなり、起きなくなった……。2時間の昏睡後、奇跡的に回復した「ハチさん」は一気におじいちゃん犬になり、すっかり足腰が弱くなっていた。ゆっくりと毎日、今日も明日も明後日も、「ハチさん」と「シマさん」はリハビリに励み毎日を過ごしている。それはとても大切でとても愛おしい時間であり、犬を飼ったことがある人であればきっとその気持ちが理解出来るであろう。眠っている「ハチさん」がちゃんと息をしているか確かめてほっとしている「シマさん」の姿に深い深い愛情を感じる作品だ。

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朽ち果てた車の中、そこに寄り添うように発見された男性と1頭の犬の遺体。犬の名前は「ハッピー」、小学生の「みくちゃん」に拾われて「お父さん」「お母さん」と幸せな日々を過ごしていたが、時は経ち家族は少しずつ変わっていく。「お父さん」が体調を崩し失職したことをきっかけに家族はバラバラになり、自宅も処分することになってしまう。家族も家も失い、持病を持つ「お父さん」は、「ハッピー」と故郷を目指しボロ車で旅に出る。旅の途中で出会う人々との触れ合い、他人の裏切り、そして「お父さん」と「ハッピー」の別れ……。時におかしく、時に切なく、限りある生を精一杯楽しむかの様な1人と1匹の旅は最期には悲しい結末を迎える。目的地にはたどり着けなかった「お父さん」と「ハッピー」の強い絆、優しさ、お互いを思う気持ち……。いろんな感情が絡み合い涙を誘う。「お父さん」と「ハッピー」の永い永い旅はどこまでも続いていくのである。