「魔女」がタイトルに入る漫画オススメ５選0 Pt.

本作は世界各地の「魔女」というテーマを、五十嵐流の緻密な描写で描いている。第一話の「SPINDLE」は遊牧民の少女が首都で起きる魔女の呪いに対し、「古く大きな知恵」から授けられた伝言を持って護りに行く物語。第二話の「KUARUPU」は森林開発を目論む為政者に恋人を殺された呪術師の女のクマリが自らの肉体を贄にして精霊たちを操り、復讐を目論む。二巻の第一話である「PETRA GENITALIX」は、大いなる魔女ミラと彼女に引きとられた孤児の少女、アリシアの物語。自然の声を聞き、自然の中で暮らすふたり。だが街では宇宙飛行士によってもたらされた「石」によって、厄災が起きていた。ミラは聖職者たちに魔女と蔑まれながらも「石」を宇宙に還しに行く。

本作の舞台となるのは鉄道も走る近代西欧のような世界。この世界では魔法が存在し、時に魔術師や術師が使役する魔獣が事件や災害を引き起こしていた。そんな魔法使いの中でも「魔女」と呼ばれる者は強大な力を持ち、人間とは別次元の存在。また魔女の中には人を騙し、己の欲望を満たす者もいる。「魔響教団」の元、アシャフと共に魔女狩りをするギドは、かつて自分に呪いをかけた魔女を捜していた。魔女の呪いを解く方法は「王子様の口づけ」か「魔女の気まぐれ」か「魔女とのくちづけ」だけ。ギドの少女の姿は仮のもので、本当の体はアシャフが担いでいる棺の中にある。それは恐ろしい獣のような目をした生き物であり、魔女にとって唯一の天敵であった。

本作のヒロインである白石うららは、勉強だけが全てのような女の子であった。そんな彼女は階段から落ちたはずみで竜とキスをしてしまい、人格が入れ替わってしまう。もう一度キスすることで元に戻ったふたりだが、生徒会副会長の宮村虎之介に入れ替わりを見破られてしまう。超常現象研究部に入部することになったふたりは、そこで彼らの通う私立朱雀高校には常に7人の魔女が存在し、うららがそのひとりであることを知る。さらに竜は「キスした魔女の能力をコピーする」力を持っていた。この能力は一種類しか保持できないため、最後にキスした魔女の能力が上書きされていく。またそれぞれ孤立していた竜とうららは部活を通じて仲間や友人を得て、ふたりの関係も進展していく。

主人公の倫子は周囲から「ハンサム」と称される凛々しい女の子。彼女は人間の世界で暮らし、幼なじみの晃一と結婚したいと願う。そんな彼女は魔法界で名門の血を引く純血の魔女であった。しかし彼女は引きこもりで魔法に傾倒する魔法使いたちを嫌い、ごく普通の人間である晃一に惹かれていた。また魔女として魔法を使う際には、成人するまで魔法少女のようなステッキや呪文、演出で変身し、ラブリーな衣装を正装とすることが定められていた。外見だけでなく性格も男らしい倫子にとって、この条約も苦痛でしかない。しかし倫子は晃一たちを魔法界の騒動に巻き込まないため、月に一度のお見合いという名のバトルで婚約者候補を倒していくのだった。

本作は記憶を喪い、異世界で死にかけた少年が出会う魔女たちとおりなすファンタジー作品。魔女リナリアに拾われた記憶喪失の少年であるアルバは彼女の弟子となる。彼は週に一度、リナリアの作る魔法のスクロールをロウフの街に売りに行く以外は、魔法の勉強や家事をして平穏に暮らしていた。だがある日、街を訪れた帰りに彼は魔女であるルピナスの元へ拉致される。化け物と避けられ、孤独だったルピナスは、アルバとの出会いによって心が癒される。一方、アルバの帰宅が遅れて精神が不安定になるリナリア。彼女は世界を救い、不死の呪いをかけられた13人の魔女のひとりで、その呪いを癒せるのはアルバだけであった。アルバを巡って不死の魔女たちの闘いが始まる。