架空の犯罪都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、裏社会に属する組織や人物たちが繰り広げる作品。銃や爆弾などが頻繁に登場し、一部のシーンにかなり残酷な描写、一部の人物の言動に表現上の問題、そして社会的な問題描写も見られる。物語は主にロアナプラを舞台に展開するが、東京が舞台になったこともある。
運送屋を営む「ダッチ」「レヴィ」「ベニー」たち「ラグーン商会」は、機密ディスクを狙って旭日重工株式会社の商社マン「岡島緑郎(通称:ロック)」を誘拐する。「ラグーン商会」は、データと「岡島緑郎」を引き換えに身代金を要求するが、機密漏えいを恐れた旭日重工は、僧兵派遣会社に依頼し消滅しようとする。そのことを知った「岡島緑郎」は狼狽したが、ひらめいたアイデアを商会メンバーに伝え、見事打破。
無事、上司に再会し、何事もなかったように迎え入れられましたが、「俺はもう死んでいるんですよ。あなたがそう言った。」と不信感を伝え決別。その後、商会から誘われ見習いの水夫となり「岡島緑郎」ではなく「ロック」としてロアナプラを舞台に物語は展開していく…。