まさに無双!? 主人公が最強のアニメ401 Pt.

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舞台は西暦2095年。魔法が現実の技術として確立し、魔法師の魔法技能師養成が国策となった時代。「国立魔法大学付属第一高校」にとある対照的な兄弟が入学する。成績優秀な「一科生」には妹の「司波深雪」が、「一科生」の予備学科である「二科生」には兄の「司波達也」が在籍する。これは、「司波兄妹」が高校を入学してから卒業するまでを描く物語である。主人公「司波達也」は、入学式の筆記試験は2位と大差をつけて1位になるほど頭脳明晰ではあったが、実技試験においては、とある欠陥を抱え合格点ギリギリであった。一方、妹の「深雪」は入学当初から目立っており、その美貌と才能を兼ね備えた彼女を慕うものは多い。しかし、「深雪」が心から敬愛するのは「達也」だけ。原作はweb小説「小説家になろう」から書籍化されたライトノベルである。タイトルの「劣等生」とは裏腹に、主人公はその隠れた才能をいかんなく発揮し、徐々に周囲に認められていく。戦闘シーンの無双ぶりはまさに爽快である。そして、当の本人は決して驕らない。彼の実力は、是非ともアニメで確認してもらいたい。妹の「深雪」と共に「さすがはお兄様です」と叫ばずにはいられない。

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「　　」（くうはく）。それは無敗を誇る天才ゲーマーの名である。チート、アシストツールなど、あらゆる手段を使っても勝てないとされ、ネット上では都市伝説とまで囁かれるほどだ。しかしその正体は、現実世界ではニートで引きこもりのダメ兄妹「空」と「白」。彼らは2人組で「　　」と名乗っており、互いが一緒にいないと他人とコミュニケーションを取れないほどの「コミュ障」だ。現実（リアル）を「クソゲー」と呼ぶ「空」と「白」の下に、ある日「神」を名乗る少年「テト」が現れ「神により一切の戦争が禁じられ、全てがゲームで決まる世界」へ兄妹を召喚する。そして2人は、異世界に住まう「十六種」のうち最弱の「人類種（イマニティ）」は多種族に領土を奪われ滅亡寸前であることを知る。「空」と「白」は「人類種」の危機を救うべく、空前絶後の頭脳バトルに挑む。果たして、彼らは「救世主」になれるのか!? 兄の「空」はゲームの分担では文系である。人との駆け引き、読み合い、揺さぶり合いといった相手の感情を見抜くことに長け「イカサマ」が得意である。妹の「白」はゲームの分担では理系であり、数学や物理を主体にした演算で先読みを行う。彼女は「空」とは違い、生まれついての天才である。ゲームでも、コミュニケーションを取ることにおいても互いが必要な「空」と「白」。ゲーマーとしての、あるいは家族を超える信頼と絆が印象的だ。舌を巻く頭脳戦ももちろん、ゲームの仲間たちとのやりとりをコメディータッチで描いている面白い作品。まさに、「空白の二文字に敗北の文字はない」。

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時の果てとも言うべき未来。世界は「物質汚染」に覆われ、人の住めない荒涼の地と化した。動植物は死に絶え、汚染された大地に適合した「汚染獣」と呼ばれる異形の巨大生物が大量に生息していた。そのため、人類は「自律型移動都市（レギオス）」と呼ばれる意識を持って移動する都市に暮らし、身を守っていた。そんな数ある「レギオス」のひとつ「学園都市ツェルニ」にやって来た「レイフォン・アルセイフ」は、入学式でのとある事件をきっかけに「一般教養科」から「武芸科」に転科し、「ツェルニ」を守る「第十七小隊」に所属することになってしまう。だが、そこはいわゆる「落ちこぼれ部隊」であった。「レイフォン」は小隊の仲間や様々な事件を通し、武芸以外の道を模索しようとする。「レイフォン」は優柔不断でお人好しなうえ、色恋については鈍感だが、戦闘の際は高慢とも言えるほどに非情になる。その実力はとても優れており、まさに最強ではあるが……。また、自身のことを語らないので、素性も過去も謎の主人公である。個性的な小隊のメンバーとの交流や、明かされていく「レイフォン」の過去と展開されるストーリーを、独特な世界観で表現したアニメである。

出典：TVアニメ『モブサイコ100』公式サイト

自称霊能者「霊幻新隆」の下でアルバイトをする主人公「影山茂夫」こと「モブ」は、一見地味な普通の少年。勉強も運動も場の空気を読むことも苦手な彼は、ひとつだけ人と違うところがあった。実は、極めて強大な力を持った本物の超能力者であるのだ。しかし、その事実は、普通に青春を過ごしたい「モブ」には不要なものでしかない。平凡な自分を変えたいと願う彼だったが、その能力を狙って様々な宗教団体や組織が現れる。「モブ」の「感情が100になったとき」に何かが起こるのだが……? 果たして、彼は普通の青春を過ごせるのか? この作品の魅力は、なんと言っても主人公のギャップにあるだろう。最強の超能力者であるのに、苦手なものが多い冴えない自分を変えたくて、とある部活に入る「モブ」。普通に生きたいという彼の一貫した目標に反して、とんでもない事件や人物に巻き込まれ、普通から遠ざかってしまうのが面白い。また、「霊幻」や「エクボ」といった愉快なキャラクターも魅力的だ。「100になったときに何か起こる」というキャッチコピーに偽りなしの作品である。

出典：TVアニメ「オーバーロード」オフィシャルサイト

舞台は未来。一大ブームを巻き起こした仮想現実体感型オンラインゲーム「ユグドラシル」はサービス終了を迎えようとしていた。主人公「モモンガ」はかつて仲間たちと栄光を誇ったギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の本拠地で、ひとり静かにその時を待っていた。だが、サービス終了のカウントダウンが終わっても強制ログアウトは起こらず、意思を持ち始めたNPCたちが「モモンガ」に忠誠を示しだす。そして、ギルドの外には未知の世界が広がっていた。今ここに、現実世界では冴えない男が、最強の大魔法使いとなって異世界に光臨したのであった。「オーバーロード」とは、彼の「種族」の名称で「アンデッド種族」の最高峰である「死の支配者」という意味だ。見た目が骸骨なので、主人公は魔王か、もしくはラスボスなのではないかと疑う迫力である。彼の強さは膨大なプレイ時間とプレイヤースキル、そして冷静な状況判断にあり、何よりギルドへの愛が深いので、まさしく主人公最強といえる。また、予想外の出来事に混乱しつつも、忠誠を誓う臣下をまとめようと「ギルドマスター」として尽力するリーダーシップもある。主人公が異世界でどのような活躍をするのか目が離せない。

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自分の能力を持て余し、現実世界に飽きていた、自称・快楽主義者「逆廻十六夜」は、ある日「世界の全てを捨て、我らの箱庭に来られたし」と書かれた1通の手紙を受け取った途端、数多の種族が住まう「箱庭」と呼ばれる異世界に飛ばされてしまう。そこには、「十六夜」と同じように異世界へ飛ばされた少女「久遠飛鳥」「春日部耀」もいた。彼らを招いたウサ耳少女の「黒ウサギ」曰く「十六夜」たちには様々な「恩恵（ギフト）」を用いた神魔の遊戯「ギフトゲーム」に参加する資格と能力があるらしい。「黒ウサギ」の所属するコミュニティ「ノーネーム」は、「ギフトゲーム」にて大敗を喫し、正体不明の「魔王」に一夜にしてコミュニティとして活躍する上で大切な人材や名前、旗を奪われてしまった。「逆廻十六夜」「久遠飛鳥」「春日部耀」3人の問題児は弱小コミュニティの再建を図るため、打倒「魔王」を目指す。主人公「十六夜」は、視聴者によっては好き嫌いが分かれるキャラクターかもしれない。乱暴で粗野な部分が目立つが、その頭脳と「ギフト」を持って「ギフトゲーム」を制覇していく様子は爽快以外の言葉が見つからない。テンポがよく、全10話と気軽に視聴できる作品だ。

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宇宙から飛来した未知のウイルス「アポカリプスウイルス」によって引き起こされた大事件「ロスト・クリスマス」。これにより、日本は荒廃し、「GHQ」の統治下に置かれることになった。それから10年後。世間やクラスメイトに冷たい視線を向ける男子高校生「桜満集」は周囲と距離を置きながらも平穏な高校生活を送っていた。ある日、彼はお気に入りスポットである廃校舎で、憧れの歌手「楪いのり」に出会う。「いのり」は「GHQ」から日本を開放するレジスタンス組織「葬儀社」のメンバーでもあった。「集」は彼女が盗み出した最高機密「ヴォイドゲノム」に触れてしまい、図らずも「王の能力」を右腕に宿し、自らも「葬儀社」に関わることになってしまう。主人公「集」は人の顔色を伺って生きてきた、どちらかというと内向的な少年である。ヘタレとも言える「集」だが、仲間と出会い、どう関わるのかが見どころ。もちろん、最強の能力を手にしてのバトルシーンも注目である。