抜群の着心地と多様な機能性! 最強の衣であるジャージをその身にまとうキャラクターたちを紹介する。
異世界での過酷な生活にも、人外の力がぶつかり合う死闘にも、ハチャメチャな必殺技にも耐えうる万能服、それがジャージである。
抜群の着心地と多様な機能性! 最強の衣であるジャージをその身にまとうキャラクターたちを紹介する。
濃いグレーにオレンジが映える丈夫そうなジャージを身にまとうのは、本作の主人公「ナツキ・スバル」。コンビニ帰りに突然ジャージ姿で異世界に召喚されてしまった彼は、最初こそ自身の境遇を喜び異世界に想いを馳せていたのだが、命すら危ぶまれるほどの厄介事の数々に巻き込まれることとなる。そのため、血でひたひたになったり、腹の部分がピラッと裂けてしまったりと、彼のジャージはなかなかに不遇な扱いを受けている。もちろんジャージに特別な機能などはないのだが、彼が異世界へ持ち込んだ数少ない所持品の一つであるそれは、「ナツキ・スバル」にとっては想い入れのある大切なものだ。後に着替えることとなるが、ジャージは大事にとっておいているようである。
自分を「神」だと名乗る、その外見からはなんとも怪しさしかにじみ出てこない住所不定無職のその人物こそ本作の主人公「夜ト」である。実は本当に神様で、その正体は魔を斬る武神。凄まじい戦闘能力を持ち、あらゆるものを斬ることができる。しかし、八百万といる神の中でも末端の存在である彼は自分の社を持たない超貧乏な神様で、そのためか、いつも着ている黒いジャージはくたびれており替えも無い。首に巻いたボロボロの白いスカーフ的なものは手ぬぐいで、本人曰く「ゆるふわ」なイメージを与えたかったとのことだが、周囲からはかなり不評。それでも彼は王冠マークがワンポイントの黒ジャージを気に入り、こだわりポイントであるスカーフも外さない。周囲の評価に流されないところは、まさに神らしい点といえるのだろう。
出典:Amazon.co.jp
半そでの黒シャツに赤いジャージを羽織る彼は、本作の主人公にして、パソコンに入り浸る引きこもりの少年「シンタロー」。毎日張り合いのない自宅警備員の仕事に勤しんでいたのだが、ある日、どこからか突然送られてきた謎のメールの添付データを開いたところ、不思議な電脳体「エネ」が大事なパソコン内に住み着くようになってしまった。作中で絶妙なコンビネーションによる活躍や、「シンタロー」は赤いジャージを、「エネ」は青いジャージを着ていることから、彼らは一部のファンから「ジャージコンビ」と称されている。「シンタロー」の引きこもり歴は2年、衣服を買う機会はほぼ無いに等しかったのだろう。そんな生活において、外着にも良し! 家でもゆったりも良し! のジャージは、最強のコスパを誇る衣服の一つと言っても過言ではない。
本作の主人公である「カズマ」は、魔族の蔓延る異世界を救済する者として派遣された冒険者である。緑のジャージがよく似合う彼は、元は引きこもりのゲームオタクだったが、久々の外出の際不慮の事故に遭い命を落としてしまい、女神「アクア」によって異世界へと転生を果たした。事故当時のジャージ姿そのままに着の身着のままの状態で異世界を生きていくことになった「カズマ」だが、生活が安定してきてからは冒険者らしい軽装備を購入して衣装チェンジしている。ちなみに、これまで着ていたジャージはそこでお役御免とはならず、自宅で部屋着として着用している。着なれたジャージというものは、異世界という場においても安心感を与えてくれるのだろう。
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本作は、多くの短編といくつかのシリーズ作品によって構成され、非常に多くの個性的なキャラクターが登場するギャグアニメである。中でも人気のシリーズ作品の一つ「飛鳥時代近辺シリーズ」に登場する「聖徳太子」と「小野妹子」がジャージを着ている。歴史上の偉人である「聖徳太子」と「小野妹子」をベースとした設定のキャラクターだが、「小野妹子」のネーミングセンスがやけに悪かったり、「聖徳太子」に至っては、幼児並みの精神年齢でとんでもないことをしでかすトラブルメーカーであったりと、歴史に語られる人物像からはかけ離れた、独特なキャラクターとなっている。ちなみに、赤いジャージを着ている方が「小野妹子」なのだが、彼のジャージがノースリーブなのは、「聖徳太子」による「蚊に刺されるように」との計らいによるものである。
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