芸術の秋なのに……。絵が下手なアニメキャラたち!!220 Pt.

出典：TVアニメ「斉木楠雄のΨ難」公式サイト

主人公の「斉木楠雄」は一見クールで何事にも動じない無口な高校生である。しかし、その実態はテレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼などなど、あらゆる超能力を使いこなす無敵に近い超能力者である。普通であればこれほどの超能力を使えるとなると最強の力を手に入れたとテンションが上がるようなものであるが、「楠雄」にとっては超能力とは単なる厄介な不幸の元凶。他人に知られないように人前ではひたすら超能力を封印。目立たずひっそりと生きることが彼の理想だった……。はずなのだが、何故か彼の周りには厄介な変わり者たちが集まって来ていろいろな災難を振りかけていくのだった。その中の1人が「楠雄」のクラスメイト「海藤瞬」である。秘密結社「ダークリユニオン」と戦う自称「漆黒の翼」。高校デビューを目論み、「ミステリアス」なキャラクターを目指したはずだったが、なんやかんやで行き過ぎてしまい、結果的に非常にわかりやすい中二病男子になってしまった。割とイケメンなだけに更に残念度が増している。成績はある程度良いが、運動神経皆無、ケンカも弱い、更に手先が不器用で家庭科の授業で料理をまともに作れなかった。そして絵の才能に関しては壊滅的。人や犬を探す時に似顔絵を描いても全く機能しないほどのレベル。更に「精神に傷を残すレベル」とまで言われるほど。本来は優しく臆病で引っ込み思案の「海藤」。彼の人生が明るいものであることを願わずにいられない。

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「開盟学園高等学校」の「学園生活支援部」は通称「スケット団」と呼ばれ、生徒たちが楽しく学園生活を送れるように人助けを目的に結成された部活である。人助けに取り組む学園の頼れるサポーター、といえば聞こえは良いが、その実「学園の便利屋」状態。基本的には部活でダラダラ、たまに舞い込む依頼は「落し物探し」「ペットのお守り」など地味なものがほとんど。やる時はやるリーダー「ボッスン（藤崎佑助）」元不良で武闘派、金髪関西ツッコミ娘「ヒメコ（鬼塚一愛）」クールな知性派「スイッチ（笛吹和義）」の3人。彼らの元には変な依頼人からの変な依頼が来たり来なかったり……。そんな学園アニメ『SKET DANCE』。こちらの作品に登場する絵が下手なキャラクターが「早乙女浪漫」である。そんな彼女は「女子漫画研究会」に所属しており、将来の夢はマンガ家である。「それで絵が下手……!?」と思われるかも知れないが、残念な位に彼女は絵が下手なのである。絵だけではなく、彼女の描くストーリーも、相当に独特であまりに現実離れしており、一般人には理解出来ないような世界観の持ち主である。日常生活でベタな場面に出会うとついつい少女マンガ視点で物事を見てしまう通称「乙女フィルター」を使いこなせる。マンガ家デビューに向けてこつこつと努力を重ねた結果、投稿作「やにわにテンプテーション」が少女漫画誌「マーガリン」に掲載され、見事夢を叶えたのだった。人間諦めなければ夢は叶う良い見本である。

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イケメンで勉強も運動も出来る主人公「可児江西也」。普通ならモテモテでもおかしくないところだが、自分に見とれてしまう位の重度のナルシスト。しかも誰にでも横柄な態度を取るため、友達がいない残念イケメンである。そんな「西也」は放課後の教室で転校生の「千斗いすず」にマスケット銃を突きつけられデートに誘われる。ほぼ脅迫に近い形で連れて行かれたのは東京西部の甘城市にある微妙との呼び声が高い遊園地「甘城ブリリアントパーク」、通称「甘ブリ」。寂れたアトラクション、やる気のないスタッフ、ダメダメなサービス。数々の惨状を目の当たりにし怒る「西也」は、園の支配人である「ラティファ」と引き合わされ、この閉園寸前の「甘ブリ」の支配人代行として就任することを依頼される。2週間で10万人の入場者数を稼がないと閉園を余儀なくされると聞き、さらに期間限定ということで引き受ける「西也」。「甘ブリ」の未来はいかに!? このアニメに登場する絵が下手キャラはマスケット銃を持つ転校生「千斗いすず」である。本来の姿は魔法の国、「メープルランド」の近衛隊所属の第一衛士「イースズルハ・セントルシア」であり、スタイル抜群の美少女である。しかし性格はクール、寡黙、冷徹、高圧的、反発されるとマスケット銃を向けて脅しにかかるというかなり強烈なキャラクター。本来は生真面目な性格なのだが、どうやら上手くコミュニケーションが取れない不器用な性格のようである。そしてその不器用さは画力にも現れており、あまりにも金がないため、てっとり早く金を稼げる方法がないかとスタッフたちがスケッチブックにアイディアをイラストと共に描いて提案していくのだが「いすず」が描いたものは……。正直解読不能のものだった。残念を通り越して恐怖すら感じるレベルである。そんな「いすず」の画力が知りたい方はぜひ本編をチェック!!

出典：アニメ「TARI TARI」公式サイト

作品のキャッチコピーも「晴れたり泣いたり、あとは時々歌ってみたり」、各放送回のサブタイトルにも全て「○○したり△△したり」と徹底して「たり」がつくアニメ『TARI TARI』。江ノ島にある「白浜坂高校」に通う「坂井和奏」はかつて音楽科に在籍していたが、母の死をきっかけに音楽から離れ普通科に転科した。そんな「和奏」の前に声楽部を退部して自ら「合唱部」を立ち上げようと決意した「宮本来夏」が現れる。「合唱部」に入部して欲しいと誘う「来夏」だが、母の死のトラウマから音楽から離れた「和奏」は入部を拒否。しかし「来夏」の親友で友が困っているのを放っておけない性格の「沖田紗羽」の協力もあり入部を承諾することに。更に1人しか部員がおらず廃部寸前のバドミントン部員「田中大智」とオーストリアから転入して来た帰国子女「ウィーン」を巻き込み、「白浜坂高校合唱部」をスタートさせた。高校3年生の5人の部員達の高校生活最後の夏が動き始めたのだった。この『TARI TARI』に登場する絵が下手キャラは「田中大智」である。一年前までは全国大会に出場していた程の実力がある「大智」だが、「来夏」たちと入部をかけて行なったバドミントン勝負に敗北。「合唱部」に入部することになった。全国大会出場の実力は一体どこに行ってしまったのか……。しかし「大智」のバドミントンにかける熱意を察した「来夏」が合唱部とバドミントン部を統合した「合唱時々バドミントン部」として活動をする事にしたのだった。そんな「大智」はとにかく絵が下手で、見た人間から酷評され、更に「二度と絵を描くな」とまで言われるレベル。一体どんな絵を描いたらそこまで言われるのか……。合唱部の発表作に関してのイラストを描いた時は「来夏」たちにこれまたボロクソに言われてしまった。それほど酷評される絵。逆にどんなものなのか気になってしまう人も多いのでは!?

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各地から豊かな人や物資、そして文化が集まる強国「パルス」。この豊かな国の領土を狙い異教徒の国「ブリタニア」が「パルス」に攻め込んで来たのだった。何事もなければ幸せに王位を継承し、この国の王となるはずだった王太子「アルスラーン」。14歳で初陣を飾ることになった「アルスラーン」だったが、何とも言えない胸騒ぎを覚える。それを裏付けるかのようにいままで無敗を誇り確勝と思われていた「パルス軍」は敵の仕掛けた巧妙な罠、身内の裏切りなどによりまさかの敗北。父である国王は囚われの身となり、王都も数日で陥落してしまった。悲惨極まりない戦場で1人敵に囲まれた「アルスラーン」は危ないところを臣下の「ダリューン」に助けられからくも逃げ延びる。「アルスラーン」と「ダリューン」、そして彼らの元に集まったわずかな仲間たちは故国を奪い返すため、過酷な運命へと足を踏み出すのだった。その仲間の1人「ナルサス」は、「アルスラーン軍」の軍師であり、「アルスラーン」の政治・軍事の師匠である。各国の言語を理解し、司法や軍事に深く通じており、人の心も的確に読み当てることが出来る。剣術の腕にも優れ、優しげでイケメンな容姿からはかけ離れたかなりの毒舌家。歯に衣着せぬ言葉でずばずばと核心を突く、そんな人物である。一見、何の弱点も無いように思われる「ナルサス」は芸術を愛し、自身の絵や芸術を否定する者には非常に厳しい。しかしそんな「ナルサス」の画才は悲しいかな、かなりレベルが低い。親友の「ダリューン」には事あるごとにけなされ、彼の絵を見た「アルスラーン」は硬直、腹心の部下「エラム」からも「絵まで上手だったら欠点が無さすぎるから、あれぐらいでちょうどいい」と遠まわしに下手くそ認定されてしまうほど。「ナルサス」本人は自らを「不世出の天才画家」と信じて疑っていないらしいが……。頭が非常に切れ、人の心はしっかりと読み取ることの出来る「ナルサス」だが、自分の絵に対する評価は上手く出来ないようである。

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高い画力を持ちながら将来に何の夢も持たず日々流されて生活していた中学3年の「真城最高」は、ある時秀才で作家希望のクラスメイト「高木秋人」から「俺と組んでマンガ家にならないか」と誘われる。最初はその誘いを断っていた「最高」だったが声優を目指している片思いの相手「小豆美保」と「アニメ化したら結婚する、それまで互いに直接会わない」と約束したことからマンガ家への道を志すことになった。「最高」の叔父はかつてマンガ家で、連載打ち切り後に過労で亡くなっており、その仕事場を譲り受けることになった。そこで「最高」と「秋人」は二人三脚でマンガを作り上げていく。敏腕編集者や同い年のライバルとの出会い、コンビ解散の危機などを経て2人は「亜城木夢叶」のペンネームで活動をしていくのだった。作画を担当する「最高」は幼い頃から数々のコンクールで賞をもらうほどの非凡な絵の才能を持つ。原作担当の「秋人」は学年主席の成績を誇り、こちらは幼い頃から文才に長け読書感想文で賞をもらっていた。そしてマンガを深く愛しており、夢は「マンガ家になりたい」。そして「最高」の絵に惚れ込み、一緒にマンガ家を目指そうと誘ったのだった。自分1人でも十分にマンガ家としてやっていけそうな「秋人」なのだが、彼は1人ではマンガ家になれない理由があった。それは致命的に絵が下手なのである……。好きだからといって上手いとは限らないのが悲しいところである。ストーリーとネームを担当しているものの、本番のネームは「最高」に頼んで描いてもらっている。お互いの長所と短所が上手く折り合い、良い相棒を見つけて夢に向かう2人。紆余曲折を繰り返しマンガ家を目指す彼らを応援したくなること間違いなしである。

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私立の女子校「七森中学校」には、かつて茶道部の部室として使われていた茶室がある。茶道部が廃部になったあと、この茶室を不法占拠して勝手に立ち上げた「ごらく部」の部室として使用する部員達。部には明確な活動内容はなく、放課後4人の部員たちがまったりゆったりと楽しく過ごす日常を描く「ゆるゆり」。それに目を付けちょっかいを出す「生徒会」の面々や先生、生徒、そして家族まで登場し過ぎていく笑顔たっぷりの日常生活。「ごらく部」のメンバーは影がどんどん薄くなっていく悲劇のヒロイン「赤座あかり」、明るく元気な暴走娘、かつオタク少女な「歳納京子」、クールなツッコミ役「船見結衣」、そして「吉川ちなつ」である。「ちなつ」は姉が茶道部だったので入部しようと部室へとやって来たが、茶道部が廃部になっている事をその時に知る。引き返そうとしたところを「京子」に引き止められそのまま「ごらく部」に入部することに。理由は「京子」の大好きな、マンガ『魔女っ娘ミラクるん』の主人公に似ていたためだった。キャラクターの中で一番女子らしい女子であり、それ故女子特有の光と闇を持ち合わせる。非常に内面は計算高く、人前では俗に言う「ぶりっ子」を演じているが、しばしば口や態度の悪さがダダ漏れになっている事も。作品中での「腹黒キャラ」としての位置を確立している。そんな「ちなつ」は芸術的センスが全般的に壊滅している。特に絵はかなり奇抜で、「ちなつ」の絵を見た「あかり」は白目を剥いて気絶。「絵が上手くなりたい」という子に自分の絵を自信満々に見せ、その子を恐怖のどん底に陥れた。しかし、本人には絵が下手という自覚は全くなく、むしろ上手いと思っている。とんでもないポジティブシンキングの持ち主である。ちなみに絵以外の粘土、編み物、お菓子作りなども周囲の度肝を抜くレベルであるのだが、やはりこちらも下手だという自覚が一切ないのであった。この潔いほどの前向きさは見習うべきなのか!?