地方に籍を置きながらも意欲的に活動しているアニメーション制作会社は存在している。原画、仕上げといった役割で参加しており、数々の大人気作で名前を見ることもある。地域への貢献も含め、その活躍が光る地方アニメーション制作会社と代表作品について今回はご紹介していく。
インターネットも発達し、仕事の方法や内容が少しづつ変わりつつある現代。それはアニメーション制作においても同じだ。今回は地方に拠点を置き、精力的に活動するアニメーション制作会社についてまとめてみた。
出典:Amazon.co.jp
地方に籍を置きながらも意欲的に活動しているアニメーション制作会社は存在している。原画、仕上げといった役割で参加しており、数々の大人気作で名前を見ることもある。地域への貢献も含め、その活躍が光る地方アニメーション制作会社と代表作品について今回はご紹介していく。
出典:Amazon.co.jp
京都府宇治市に本社があり、少女モノの作品を得意とするアニメーション制作会社が「京都アニメーション」である。『涼宮ハルヒの憂鬱』、『けいおん!』、『響け!ユーフォニアム』といった女の子たちの青春群像劇を内容とした作品に関しては、大きな評価を受けている。近年では男子水泳競技を題材にした『Free!』も手掛けており、こちらでも大きな注目と評価を受け、大成功している。ほかにもロボットモノのアニメの制作もしており、幅広いジャンルに対応できる実力を兼ね備えている。
出典:Amazon.co.jp
1986年に創立し、その後1997年に青森県弘前市に本社を移転。30年以上に渡りアニメ制作に携わってきた、老舗アニメーション制作会社「イーゲルネスト」。古くは1988年から1992年にかけて放映された『美味しんぼ』を始めとして、『SLAM DUNK』や『美少女戦士セーラームーン』、今なお続く『名探偵コナン』などの名作アニメの制作に参加している。最近では『ごちうさ』の愛称で知られる『ご注文はうさぎですか?』などにもデジタルペイントで関与。長きに渡り行ってきた実力があるからこそ、一流のアニメ作品の仕事に携わっているのだろう。
出典:Amazon.co.jp
「タツノコプロ」や「ProductionI.G」などで活躍していた現・会社代表が、地元である富山県に戻ったのをきっかけに設立されたのが「P.A.WORKS」である。手掛けたアニメーションでは『true tears』や『Charlotte』、『サクラクエスト』などがある。自社での企画にも力を入れており、ロボットアニメ『クロムクロ』や『花咲くいろは』などが代表作としてある。地域との連携を密にとっており、自社企画の作品は必ず富山や北陸地方の県の名所が盛り込まれている。アニメで登場する架空のお祭りが、実際に舞台となった土地で開催されるようになった例もある。これは今なお実施され、動員数を増やしており、地域へ大きく貢献した作品を生み出した。
出典:Amazon.co.jp
中部地方にある三重県に居を構え、アニメ等の原画作成及びアニメーション作成をしているのが「Studio NEUN(スタジオ ノイン)」である。『天地無用!』や『スレイヤーズ』、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』などで作画監督を務めた「佐々木一浩」が独立を機に立ち上げた企業。『3月のライオン』や『BanG Dream!』、『FAIRY TAIL』、『NARUTO -ナルト-』などといった超人気作で作画・制作などの仕事を確認することができる。「佐々木一浩」の35年に渡るアニメーターとしての経験が大きく生かされており、これからも成長していくアニメーション制作会社だと考える。
出典:Amazon.co.jp
元々「スタジオジブリ」でアニメーターとして尽力していた初代代表が、2002年に全く別の仕事をしていた長野県にアニメスタジオを開設する。それが「佐楽(さくら)クリエイト」だ。「真田幸村」の立てた城があることで有名な「上田市」が本社の所在地。『メジャー 』や『DEATH NOTE』などの作品に制作協力し、その評価を大きく伸ばしていく。アニメ作品の企画自体はほとんどないが、CM用アニメーションの企画運営なども行っており、近い将来、企画から携わった作品が登場する可能性が高い。
出典:Amazon.co.jp
2011年に滋賀県に設立された新進気鋭のアニメーション制作会社「BeLoop」。基本はアニメの原画作成、デジタルペイントなどを担当している。『Re:ゼロから始める異世界生活』や『青の祓魔師』など人気作品での仕事ぶりは確かである。起業が2011年ということもあり、これからの成長に期待のできるアニメーション制作企業だ。
出典:Amazon.co.jp
福岡県に本社を置き、原画作成を中心にアニメーションへの対応を行っているのが「九州アニメーション」である。アニメーションだけではなく、モバイルアプリ制作などといった活動もしている。『ケロロ軍曹』や『アクセル・ワールド』、『妖怪ウォッチ』、『物語シリーズ』などのアニメーションに原画作成や作画監督として携わり、その実力を発揮している。もうすぐ創立10年を迎えるとのことで、今後のステップアップに期待が高まる企業である。ぜひとも福岡を題材にしたアニメ等の制作を願いたい。
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!