概要・あらすじ
森田真紀は結婚2年目の専業主婦で、夫・森田大作と2人暮らし。カタログ通販が大好きな真紀は、家具や健康グッズ、食料品にいたるまで、日々通販を利用し、通販そのものを生きがいとするほど愛している。それほど必要のないものまで注文したり、家計を圧迫することからたびたび夫の大作に通販禁止令を出されながらも、同じく通販マニアである友人のかよと情報交換しながら、通販ライフを満喫している。
登場人物・キャラクター
森田 真紀 (もりた まき)
結婚2年目の専業主婦で29歳。子供はまだいない。カタログ通販が大好きで、届いた商品が思っていたものと違っていたとしても返品はせず、通販自体を生きがいとして楽しんでいる。カタログが届くとスキップするほど喜び、家事もそっちのけで気になったページにふせんを貼りつけるほど。直接店に買いに行く手間と比べたら、送料など“へ”みたいなものと考えており、商品が届くまでの日数がかかるのも、じらされてワクワク度が増すと感じている。 物語後半では、通販での出費が増えたためにパートを始める。
森田 大作 (もりた だいさく)
森田真紀の夫で、妻からは「大ちゃん」と呼ばれている。30歳。趣味はレコード集めだが、レコードプレーヤーがなく、宝の持ち腐れ状態だった。真紀が通販でレコードプレーヤーを購入したことで気をよくし、彼女に禁じていた通販を月1回許すことにする。しかし、その後も真紀の通販利用がエスカレートするたびに禁止令を出す。
かよ
森田真紀の友人で黒髪の美人。独身。真紀と同じく通販好きで、よく電話で通販に関する情報を交換している。真紀、森田大作と3人でドライブに行くなどの交流がある。弟がいる。自動車免許所持。
田辺 (たなべ)
森田大作の会社の同僚。趣味はワインコレクション。子供はおらず、妻との2人暮らし。
田辺の妻 (たなべのつま)
田辺の奥さん。夫の趣味であるワインを通販で購入したことから、森田真紀と意気投合する。
渡辺 (わたなべ)
森田大作の会社の後輩。独身。
真紀の母 (まきのはは)
森田真紀の母親。近くに住んでおり、たまに顔を出す。通販は利用するが、娘と違って通販マニアではない。
真紀の父 (まきのちち)
森田真紀の父親。妻が通販で購入した空気圧マッサージ機を毎日喜んで使っている。過去にそば打ちセットを購入したが、作ったそばがマズくて家族から顰蹙を買い、押入れに封印した。