作品の概要
基本情報
モリタイシの代表作の一つ。
要旨と舞台設定
湘南ゴム工業株式会社を舞台に、コンドーム開発に携わる研究者と営業担当者の恋愛模様を描く。主人公の吾郎は営業担当として働く24歳の男性で、総合開発部でコンドーム研究に従事する結に密かな想いを寄せている。結は女子校出身で恋愛経験に乏しく、研究に真摯に取り組む理系女子として描かれている。
ストーリー展開
物語は、砂上と結の関係が段階的に発展していく過程を中心に展開される。当初は互いの思いがすれ違う状況が続くが、砂上の誠実な人柄が次第に結に伝わっていく。その過程で職場の同僚たちとの関係性や、コンドーム開発という特殊な業務での出来事が描かれる。
ジャンル的特徴と位置づけ
本作は、職場恋愛を題材としたラブコメディである。コンドームという製品を扱う職場という特殊な設定を背景に、恋愛経験の少ない男女の純粋な関係性を描いている。また、業界の専門知識や製品開発の過程が物語に組み込まれており、職業漫画としての側面も持っている。
世界観の構築と設定
作品世界では湘南ゴム工業株式会社という架空の企業が設定されており、営業部と総合開発部の組織構造が詳細に描かれている。実在する相模ゴム工業の監修により、業界の実情に基づいた設定になっており、実際のコンドーム製造業界の慣行や製品開発プロセスが反映されている。
連載状況
小学館「ゲッサン」2017年12月号から2025年2月号まで連載。
受賞歴
2023年「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門第10位。
あらすじ
湘南ゴム工業株式会社は、ゴム製品全般を製造する企業。営業企画室の砂上吾郎は、新しく担当になった総合開発部に挨拶に来ていた。砂上の心は密かにときめいていた。そこには、入社以来1年7か月間、彼が思いを寄せている近藤結(ムスブ)さんがいるからだ。念願かなって、ムスブさんに挨拶をする砂上。すると、ムスブはジッと砂上を見つめた後、逃げるように研究室に引っ込んでしまった。軽くへこんでその場を去る砂上。すると、ムスブが廊下を走って追いかけてきた。そして「試作品だが、よかったら使ってみてほしい」と、手に持ったものを砂上に手渡した。さらに「感想を聞かせてほしい」と言い残してムスブは去った。手渡されたものはコンドームだった。ムスブさんは、コンドームの研究開発者だったのだ。こうして、コンドーム開発に熱心な天然理系女子ムスブさんと、彼女に翻弄される砂上の日々が始まった。
クレジット
- 協力
-
相模ゴム工業株式会社
書誌情報
あそこではたらくムスブさん 7巻 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2018-10-12発行、978-4091286291)
第2巻
(2019-11-12発行、978-4091294661)
第3巻
(2020-12-11発行、978-4098503476)
第4巻
(2021-12-10発行、978-4098508464)
第5巻
(2022-12-12発行、978-4098514403)
第6巻
(2023-12-12発行、978-4098530427)
第7巻
(2025-02-12発行、978-4098538546)







