あの山越えて

あの山越えて

夢路行の代表作。とある日本の農業が盛んな田舎(いなか)を舞台にしている。東京の会社を辞めて実家の農家を継ぐことになった大石歩と、小学校教師を務める大石君子との夫婦の絆(きずな)をほのぼのと描いたハートフルドラマ。君子が近所に住む人々や学校の子どもたちと触れ合う様子を知ることで、田舎での日常生活を疑似体験できる。秋田書店「フォアミセス」2002年6月号から2020年2月号にかけて連載の作品。

正式名称
あの山越えて
ふりがな
あのやまこえて
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

大石 君子 (おおいし きみこ)

大石歩の妻。小学校の教師を務めている。都会育ちで、東京で出会った会社員の歩と結婚した。これまで田舎とはまったく縁がなかったが、新婚4か月目に義父が病に倒れ、歩から家業の農家を継ぎたいと相談を受ける。そして歩の申し出を快く受け入れ、大石君子自身の転勤が叶(かな)ったタイミングで田舎へ引っ越した。歩との夫婦関係は良好で、どんなことでも二人で話し合って解決している。明るい性格でコミュニケーション能力に長(た)けており、慣れない田舎暮らしや土地特有のルールも、周囲の力を借りながら乗り越えている。また、学校では生徒から人気があり、個人的な悩み相談も受けている。だが、ベテラン教師の竹山愛からは、生徒の見本になるべく、もう少ししっかりしてほしいと叱責を受けている。

大石 歩 (おおいし すすむ)

大石君子の夫で、農業を生業にしている。君子とは東京で会社員をしていた際に出会い、結婚した。田舎出身で実家は農家を営んでおり、次男ということもあって家業を継ぐ気はなかった。しかし、新婚4か月目に実父が病に倒れたことを機に、農家を継ぐことを決意した。君子もその申し出を快く受け入れてくれたことで、彼女の転勤が叶ったタイミングで実家のある田舎に戻った。以後は慣れない農業に奮闘しつつも、やりがいを感じている。君子とは良好な夫婦関係を築いている。

SHARE
EC
Amazon
logo