天野めぐみはスキだらけ!

天野めぐみはスキだらけ!

作者、ねこぐちの初連載作品。ガリ勉学生の進藤学と、ぷにぷにっとした体型が特徴的なスポーツ少女の天野めぐみが織り成す、ちょっとHな青春ラブコメディ。石川県を舞台にしており、金沢駅など実在のスポットが登場する。小学館「週刊少年サンデーS」2015年10月号から2015年12月号にかけて掲載されたあとに「週刊少年サンデー」へ移籍。2016年3号から2021年40号まで連載された。

正式名称
天野めぐみはスキだらけ!
ふりがな
あまのめぐみはすきだらけ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊28巻
関連商品
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あらすじ

第1巻

私立星泉高等学校に通う進藤学は、1年生にもかかわらず東大合格を目指して勉強漬けの日々を送っていた。しかし、そこに現れたのは幼なじみの天野めぐみだった。中学校は別々だったものの学と同じ高校を通う事になっためぐみは、子供の時に戻ったかのように無遠慮に学に接するが、女らしく成長した幼なじみの姿に学は戸惑ってしまう。さらにめぐみは自分の魅力を自覚せず、パンツを見せたり、スキンシップを取ったり、成熟した体に反してその行動は無防備そのもの。学はそんなめぐみの行動にドギマギして、勉強に集中できない日々を過ごし始める。(第1話「見えてんだって!!」)

めぐみは生活指導の片桐きの子に振る舞いを注意され、罰として放課後に掃除をする事となった。めぐみが階段で掃除をしているところにやって来る学であったが、めぐみは変わらず無防備。無意識の内にスカートの中をチラチラ見せてくるめぐみを意識して、学は二人でドタバタな時間を過ごす。(第2話「ふーん…」)

家が近所なため帰り道が同じ学とめぐみ。いっしょに帰る途中、ゲリラ豪雨に遭っためぐみは服が透けてしまう。ファミリーレストランに入って雨宿りするものの、透けた服で無防備に動くめぐみに、学は集中できない時間を過ごす事になった。(第3話「胸を拭け!!」)

学はあこがれの美川遙と再会すべく東京大学を目指していたが、全国模試の結果は散々なものだった。今の状況に危機感を感じた学は奮起して、今まで以上に勉強に打ち込む。そんな中、学は意外にもめぐみが学内で人気を集めている事を知り、彼女の邪魔をしないように距離を置こうとする。(第4話「ちょうど今…」)

定食屋である実家の手伝いをしている学であったが、そこにめぐみがやって来る。相変わらず無防備なめぐみに気を散らしつつ店番をしている学であったが、そこに中学時代の先輩、江口薫が店に訪れる。女性に対していやらしい視線を向ける江口からめぐみを守るべく、学は江口と静かな攻防を繰り返す事となる。(第5話「おまち!」)

終業式の終わった学校で自習をしていた学は、プールで遊ぶめぐみを見かける。夏を満喫するめぐみに悶々とした思いを抱えつつも勉強をする学は、自習を終えて帰路に着くが、そこにはなぜかめぐみの姿があった。着替えの下着を忘れてしまっためぐみは、学に助けを求める。(第6話「まー君ヘルプ!」)

学は特進コースであるため、夏休みに入っても補充授業を受けに学校に登校していた。一方、めぐみも女子剣道部の部活動で学校に訪れていたため、それぞれの用事を終わらせた二人はいっしょに帰路に着く。帰り道、めぐみの提案で海に寄り道する事となった学は、二人で夏の海を楽しむ。(第7話「やらかい…」)

補充授業を受けていた学は体調を崩して保険室に向かうと、そこには部活動中に軽いケガをしためぐみが治療を受けていた。保健教諭が急用で席を外した事もあり、学は代わりにめぐみのケガの治療をする事となる。(第8話「ありがと!」)

学はめぐみの忘れ物を届けるため、彼女の実家である本屋「ブックスあまの」を訪れる。そのままめぐみの夏休みの宿題を見る事になった学は、いつもと違った格好のめぐみを意識し、また久しぶりに訪れためぐみの家を見て懐かしい思いを抱いた。(第9話「ほらよ」)

第2巻

7月の終わり頃のある日。進藤学天野めぐみは、学校帰りに大きな本屋に寄り道する事になる。学が東大受験用の参考書を手に入れて、本屋を出たところで、めぐみは学のあこがれの人である美川遙を見かける。学に伝えるか迷っためぐみであったが、意を決して学に美川の事を伝える。(第10話「美川さん?」)

土日は補充授業が休みなため、学は気分転換に釣りをしながら勉強をする事に思い至る。部活帰りのめぐみも引き連れて堤防にやって来た学。トラブルに見舞われながらも学といっしょの時間を楽しむめぐみは、高校に入学した当初の事を思い出す。(第11話「楽しいのか?」)

野球部が甲子園の県予選準決勝に進出したため、家族ぐるみで応援に向かう事となった学とめぐみ。歓声で包まれる野球場で変わらず無防備に振る舞うめぐみを守るため、学はさり気なくめぐみをフォローする。(第12話「それにさ」)

夏休みの昼下がり。学は年下の親戚である進藤日の面倒を見ていたが、そこにめぐみが通りかかる。日を気に入り、学といっしょに面倒をみようとするめぐみであったが、学に懐いている日は、めぐみを敵視し、何かと張り合おうとする。(第13話「大したモンだ」)

めぐみは剣道の昇段試験を受ける事となったが、筆記試験が苦手で不安を感じていた。そのため、めぐみは筆記試験の対策を学に教えてもらうべく、学の家に押しかける。学は部活動には真剣に取り組むめぐみのいつもと違った様子に戸惑いつつも、めぐみの勉強に協力した。(第14話「まー君コーチ!」)

筆記試験対策を教えてもらっためぐみは、お礼を返すべく学を夏祭りに誘う。学との二人っきりの夏祭りデートを楽しむめぐみであったが、めぐみはそこでクラスメイトの三澤澪を見かける。彼氏と手をつないでデートをしている澪を見かけて、めぐみは羨望の気持ちを抱く。(第15話「いいなー・前編」)

同級生のカップルがなかよく手をつないでデートをしているのを見て、めぐみは何とか学と手をつなぎたいと思う。色々な作戦を練って手をつなごうとするが、学には通用せず、手をつなぐのに失敗してしまう。しかし学が祭りを楽しんでいる姿を見て、めぐみはこれでいいと満足した。(第16話「いいなー・後編」)

登校日のため、学校に集まる生徒達。夏休み中の学校に不満を漏らす生徒達であったが、そんな中でも学は相変わらず黙々と勉強をしていた。周囲の生徒達が呆れるほど勉強に徹する学。しかし、全国模試の結果は振るわず、学は落ち込んでしまう。落ち込む学を励ますめぐみの姿を見て、周囲の生徒達は学をうらやましく思う。(第17話「ヘコむなぁ…」)

文房具の買い出しの帰りに、学は公園でめぐみの姿を見かける。商店街に住み着いた猫がいるとテンションを高めるめぐみは、何とか猫となかよくしようとする。そして不思議と猫に懐かれる学は、そんなめぐみに頼まれて、いっしょに猫とじゃれ合う事となった。(第18話「おいで!」)

学は夏の海で親戚の営む海の家を手伝う事となった。日の世話もあっててんてこ舞いの忙しさだったが、めぐみに日の世話を任せる事で、学は一息つく事に成功する。しかし学は仕事をしつつも、めぐみと日が無事に遊べているのか気になって仕方がなくなってしまう。(第19話「大丈夫か…!?」)

第3巻

海の家のアルバイトも2日目に突入した進藤学であったが、天野めぐみが忙しそうな学の代わりにアルバイトを申し出る。めぐみが心配になって様子をうかがいに来た学であったが、めぐみの仕事ぶりは案の定問題だらけ。見ていられないと感じた学は、めぐみといっしょに海の家のアルバイトを切り盛りしようとする。(第20話「なんでもないよ!」)

海の家のアルバイトも最終日である3日目。今日も仕事に精を出そうとする学とめぐみであったが、そこにめぐみの友人達がやって来る。友達と遊びたそうにしているめぐみを見かねた学は、自分が一人で仕事をする事を決意し、めぐみを友達のもとへ送り出す。(第21話「いいカオ」)

夏祭りや海の家で買い食いを繰り返した結果、太ってしまっためぐみは、近所の銭湯のサウナに行こうと思い至る。海の家の疲労を癒やすべく、丁度銭湯に訪れていた学は、そんなめぐみの奮闘を思わぬ形で聞く事となった。(第22話「ちょーだい♪」)

町内会の盆踊りが始まったが、最近、アルバイトなどで勉強が遅れていると感じた学は、家で勉強に集中していた。めぐみが盆踊りに誘っても、勉強をしたいと断った学であったが、しつこく誘われたため、ついめぐみに不機嫌な態度を取ってしまう。(第23話「あーもー!!」)

その日の占いで1位だったにもかかわらず、めぐみはついていない事ばかりと気分を落ち込ませていた。いつもどおり補充授業を終わらせた学と帰り道に着くが、めぐみは小さなトラブルに見舞われまくってしまう。そんなめぐみを見かねて学は手助けする。(第24話「うーん…」)

学は近所の雑木林に進藤日と昆虫採集に訪れていた。二人が雑木林に入っていく姿を見かけためぐみも合流し、三人でセミ取りを始めるものの、めぐみはスカート姿ではしゃぐため、学は思わぬ気苦労を負う羽目になってしまう。(第25話「お見通しだよ!」)

中学時代の友人と久しぶりに顔を合わせる学。自分の落ちた高校に受かった友人に気まずい思いを抱く学は、友人達からあこがれの人である美川遙の近況を聞く。(第26話「元気なのかなー」)

夏休みも終盤に入った頃、学は剣道に真剣に打ち込むめぐみの姿を見かける。いつものスキだらけの姿とは違い、迫力のある姿に、学はめぐみへの印象を新たにする。(第27話「見たの?」)

夏休み最後の補充授業も終わり、いつものようにいっしょに帰る学とめぐみは、街中で三澤澪と偶然出会う。めぐみの気持ちを察した澪は気を利かせて、二人っきりの写真を撮れるようにさり気なくフォローをする。(第28話「夏の思い出に」)

8月30日、夏休みの宿題を終わらせた学は、めぐみが最終日に泣きついてくるのを予想して準備を整えていた。そして明くる日、予想通り泣きついて来ためぐみを、学は苦労しつつも面倒を見る。(第29話「だから天野…」)

第4巻

夏休みも終わり、2学期に入っていた進藤学。新学期早々始まった実力テストにも手ごたえを感じて意気揚々の学は、そわそわと落ち着かない様子の天野めぐみを見かける。仔犬を新しく飼う事となっためぐみは、学を誘って仔犬と戯れる。(第30話「妬いてんの?」)

飼い始めた仔犬の名前を決めかねて悩むめぐみ。帰り道でいっしょになった学といろいろ考えるものの、めぐみは脱線してなかなかぴったりの名前を思いつかなかった。そこでめぐみは友人のアドバイスを思い出し、一つの名前を考える。(第31話「ノリ…かな?」)

ガクと名付けられた仔犬は、めぐみの部活仲間の雨宮真美鬼塚楓のあいだでも話題になり、真美と楓はガクを見るためにめぐみの家にやって来た。めぐみは友人達とかしましい付き合いをしつつも、友達に遠慮してつれない態度を取る学に寂しい思いを抱く。(第32話「さてはお前…」)

とある雨上がりの日曜日、めぐみはガクを連れて公園で遊んでいたものの、水溜りではしゃぐガクによってずぶ濡れになってしまう。さらにめぐみは家の鍵まで落として家に入れなくなってしまったため、ずぶ濡れの状態で学の家に助けを求めに行く。(第33話「よかったー…」)

着実に成績を伸ばし、機嫌をよくする学を見て、いっしょに喜ぶめぐみだったが、二人で帰る最中に、学のあこがれの人である美川遙を見かける。声を掛ける事もできないほどに遠くで見かけたにもかかわらず、ご機嫌になる学を見て、めぐみは複雑な思いを抱いてしまう。(第34話「よし!」)

学は進藤日とその母親、そしてガクとめぐみを連れて集合公園に来ていた。ガクの存在にテンションの上がる日といっしょに、めぐみと学はアスレチックを楽しむ。(第35話「危ないから…」)

成績が上がり、最近調子がいいと機嫌をよくする学であったが、ちょっとした事故で、盆踊りの時にめぐみからもらったお守りを失くしてしまう。めぐみに知られたら悲しまれると思った学は、めぐみに気づかれない内にお守りを見つけるため校内を奔走する。(第36話「マズいぞ…!!」)

体育祭を前にテンションが上がるめぐみとは対照的に、学は憂鬱な表情を浮かべていた。活気に湧く校内を尻目に図書室で勉強に励む学であったが、仮縫いのチア衣装に身を包んだめぐみと出会う。そしてチア衣装に身を包んだめぐみを、学は強く意識してしまうのだった。(第37話「似合う?」)

体育祭が始まり、めぐみは持ち前の運動神経を活かして大活躍していた。一方、学は救護テントで裏方に徹し、生徒達のケガの手当てをしていた。救護班として働きながらめぐみの活躍を見た学は、めぐみが自分の手の届かない存在になったのではないか、と一抹の寂しさを感じる。(第38話「スゲーな」)

体育祭が終わり、いつものようにいっしょに帰る学とめぐみは、「8番らーめん」でラーメンを食べて帰る事となった。昔、いっしょにラーメンを食べた思い出を語りながらラーメンを食べるめぐみは、学の気づかいに触れて、つい自分の本音を漏らしてしまう。(第39話「ポロッと…」)

第5巻

学校が終わって家に帰ろうとしている進藤学天野めぐみであったが、めぐみが母親に会うために公民館に立ち寄る事となった。ちょっとした寄り道のつもりだったが、学はめぐみの母親の勧めで、めぐみといっしょに卓球をする事になってしまう。(第40話「危険だ!!」)

日曜日、めぐみはガクの犬小屋を作るべく奮闘していたが、不器用なため歪んだ犬小屋になってしまった。めぐみは残り少ない材料で成功させるため学に応援を頼むが、貧弱な学は力が足りず、材料の切り出しに苦戦してしまう。そのため、めぐみと学はそれぞれの得意分野を活かし、協力して犬小屋を作る事となった。(第41話「照れてんの!?」)

10月1日、今日から私立星泉高等学校も冬服へと衣替えをする時期に入ったが、めぐみは入学時に着ていた服が入らなくなって、太ったと不安になってしまう。学に幻滅されるのを恐れためぐみは、学を避けてダイエットをする事を決心する。(第42話「いねーのか」)

学校帰りのめぐみと学であったが、めぐみの様子が少しおかしい。どこかうわの空でそわそわしているめぐみを怪しむ学であったが、いつもと同じでスキだらけのめぐみを、結局フォローする羽目になってしまう。(第43話「ブツブツ…」)

中間テストの時期になったが、学は泣きついて来ためぐみに勉強を教える事になった。図書室の勉強ではなかなか集中できないため、学はめぐみの部屋で勉強をする事となるが、二人っきりで女子の部屋に行くと気づいた学は、急にめぐみを意識してしまう。(第44話「部屋…!?・前編」)

めぐみを意識した学は、いつにも増してめぐみの無防備な行動にドキドキしてしまう。さらにはガクが部屋に紛れ込んで来た事で、めぐみはトラブルに巻き込まれ、学は煩悩まみれな状況に陥る。(第45話「部屋…!?・後編」)

学校の帰り道、雷雨に遭遇した学とめぐみは橋の下で雨宿りをする。ずぶ濡れのめぐみを意識する学であったが、そこに雷が鳴り、怖がっためぐみは学に抱きついて来る。雷が激しくなる度に、自分を強く抱きしめて来るこの状況の中、学は大きな葛藤を抱く。(第46話「やだ…!!」)

学は、金沢駅近くの塾で行われる全学年対象のセンター模試に参加していた。頭を悩ませながらも模試を受け、昼休みに入った学は、そこであこがれの人である美川遙を見かける。学は声を掛けはしなかったものの、美川を強く意識したため心を乱し、模試に集中できなくなってしまう。(第47話「邪念…」)

学は商店街で行われるハロウィンイベントに、ふくびき所の店番として参加する事となった。めぐみといっしょに仮装して店番に務めようとするものの、めぐみの仮装は問題だらけで、学は思わぬ気苦労をする羽目になってしまう。(第48話「上手だね!!」)

いつもスキだらけの面を見せるめぐみであったが、女子剣道部では1年生ながら団体戦のメンバーに選ばれ、期待のホープとして注目を集めていた。2年の女子剣道部部長の渋木翼からも期待されていためぐみであったが、渋木の思わぬ指摘に、めぐみは大きく動揺してしまう。(第49話「どした?」)

第6巻

文化祭で華やぐ私立星泉高等学校天野めぐみ三澤澪の所属するスポーツ科は、和風メイドお好み焼きをして評判を集めていたが、人気を集めてしまっただけに人手が足りず、ピンチに陥ってしまった。料理が苦手なめぐみと澪はお好み焼きを焼くのにも悪戦苦闘していたため、見かねた進藤学が手伝いを申し出る。(第50話「それほどでも」)

文化祭2日目。学はクラスの展示係も終わり、勉強をするため静かな場所を探していた。しかし、学校の至る所が祭りで騒がしいため、いい場所を見つけられず、学は困っていた。そしてたまたまめぐみと出会った学は、そこで思いがけない物を目にする。(第51話「良かったかも」)

めぐみは澪と共に下着を新調すべく金沢のお店に訪れていた。二人でガールズトークに花を咲かせながら下着を選んだめぐみは澪と別れ、帰路につく。しかし、めぐみはそこに偶然通りかかった学と顔を合わせてしまい、学の勘違いした発言に過剰な反応をしてしまう。(第52話「ははーん」)

女子剣道部の団体戦に、1年生として唯一参加する事となっためぐみ。明日の試合に備えて早く帰るめぐみであったが、学はそんなめぐみを見て、自分にできる方法でめぐみを元気付けようと考える。(第53話「エヘヘヘ」)

学は実家の定食屋の手伝いをしていたが、剣道の試合に参加しためぐみが心配になって集中できずにいた。いつもならしない小さな失敗を重ねてやきもきする学であったが、そこに一つの知らせが届く。(第54話「スゴっ!!」)

雪の舞い始めたある日、学は返って来たセンター試験の結果を前に黄昏(たそがれ)ていた。あこがれの東大もE判定で、漠然とした不安に包まれた学であったが、降り始めた雪を前にはしゃぐめぐみを目にして、胸の内に抱えていた不安を少しだけ解消する。(第55話「これか」)

学は雪の降った日に、自分を元気付けようとはしゃいだめぐみが風邪を引いた事を知る。看病のためめぐみの家を訪れた学は、寝ているめぐみを前に昔を思い出し、得意な料理で甲斐甲斐しく看病する。(第56話「変わんねーな」)

女子剣道部の鬼塚楓はある日、偶然、学といっしょにいるめぐみを目にする。二人が付き合っているのではないかと考えた楓は、学がめぐみに相応しいかそれとなく確かめようとする。(第57話「それだけ」)

友人からリップの試供品をもらっためぐみは、それを利用して学との距離を縮めようと画策する。だけど肝心の学はリップを付けた事に気づいてくれず、めぐみはやきもきとした思いを募らせてしまう。(第58話「イチコロ」)

進藤日といっしょに温泉に遊びに来ためぐみと学。日と打ち解けたいと思っているめぐみは、日といっしょに温泉につかったり、ゲームや卓球を遊んだりして、明るく賑やかな時間を過ごそうとする。(第59話「邪魔しないでね!!」)

第7巻

期末試験の時期が近づいたため、進藤学は泣きついてきた天野めぐみに再び勉強を教える事となった。厚着しているめぐみを見て安心する学であったが、暖房で服を脱いだめぐみはいつも通りスキだらけで、学はいつも通り苦労する羽目になる。(第60話「家(うち)だけに…」)

期末試験期間中、学に勉強を教えてもらっていためぐみであったが、勉強嫌いなめぐみは集中を切らして不満をもらしてしまう。退屈な勉強の中、めぐみは静電気を使ったいたずらを思いつき、学を翻弄する。(第61話「めくれるよ!!」)

期末テストが終わり、友人とショッピングをしていためぐみは、そこで偶然、学のあこがれの人、美川遙と出会う。中学時代の友人と久しぶりの再会に喜ぶ美川を見て、めぐみは複雑な思いを抱いた。(第62話「喜ぶよね…!?」)

球技大会が行われるが初戦敗退し、退屈な時間を持て余す学。逆に大活躍して周囲の友人達からももてはやされているめぐみを見て、学はめぐみとは別の分野でがんばろうと、勉強に対するやる気を奮い立たせる。(第63話「そのカッコで」)

冬休みに入った学は家で、コタツの準備をしていた。試験勉強を見てくれたお礼を持ってきためぐみも、学の出したコタツに興味津々で、学といっしょにコタツに入る。コタツで温まる二人であったが、スキだらけなめぐみに、学はいつも通りドキドキしてしまう。(第64話「まだいる――」)

最近、太ったと悩み始めためぐみは、友人である鬼塚楓のアドバイスで、ツボ押しダイエットを行おうと思い至る。体のツボを押してみるが、際どいポーズになってしまい、周囲の人に強く意識される事となった。(第65話「全部 俺が」)

学のクリスマスの予定を聞こうとしためぐみは、学の意外な反応に大きく動揺してしまう。結局、何の予定があるのか聞き出せなかっためぐみは、友人達とクリスマスパーティーに行ったものの、学の事が強く気になったままだった。(第66話「予定あるの?」)

学は実家が商店街の忘年会に使われて騒がしかったため、勉強に集中できず困っていた。学は天野佑子の勧めもあり、めぐみの家で勉強する事となった。しかし、家でくつろいでいためぐみの様子はおかしく、学は思わぬトラブルに巻き込まれてしまう。(第67話「セルフ!?」)

学はたまたま用事で訪れていためぐみの家で、大掃除を手伝う事となった。めぐみの掃除風景に心休まらない気持ちを抱きつつも、学はめぐみから思いがけない話を聞く事となる。(第68話「すす払い~♪」)

めぐみから美川と会った話を聞いた学は、釈然としない気持ちで悶々と過ごしていた。悩みつつもいつも通りめぐみの言動に振り回され、思い返せばこの1年はめぐみに振り回されっぱなしだと考え、来る年に思いを馳せる。(第69話「除夜の鐘」)

第8巻

年が明けた正月、進藤学天野めぐみ進藤日といった身近な人物とあいさつをしながら、家でゆっくりしていた。しかし、めぐみは正月早々いつも通りスキだらけで、学は新年明けて早々刺激的な日々を送る事となる。(第70話「スキ初め」)

1月2日、めぐみと初詣に出かける事となった学は、親戚によって着飾った着物姿のめぐみに思わずドキドキしてしまう。着物姿のめぐみはいつもと様子も違い、学は大きく戸惑いながら初詣に向かう事となった。(第71話「待って」)

1月3日、めぐみは女子剣道部の寒稽古を兼ねた稽古始めに出ていた。厳冬の凍てついた空気の中、竹刀を振るって部活動に励んだめぐみは、学の家により凍えた体を癒やす事となる。(第72話「だめだ…」)

冬休みも終わったある日の日曜日。学は駐車場の雪かきをする事となっためぐみを手伝っていた。雪遊びをしているガクの相手をしながら雪かきをする二人はかまくらを作り、二人っきりの時間を過ごす。(第73話「近いぞ…」)

鬼塚楓雨宮真美三澤澪の三人と、お泊り会をする事となっためぐみ。めぐみの家に集まって風呂に食事と堪能し、ガールズトークに花を咲かせる四人であったが、楓はそこでめぐみの新たな一面を知る事となる。(第74話「だけだから!」)

進路について考える上級生達を見て、澪とめぐみは自分達の将来について思いを馳せる。今まで自分の将来を漠然としか考えていなかっためぐみは、将来を見据えて動き始めている澪を見て、自分の将来について考え始める。(第75話「天野は天野」)

センター試験が終わり、鬼気迫る雰囲気で受験戦争に挑む上級生達の中、学も受験生達にならっていっしょに勉強していた。しかし、そこにめぐみが来た事で場の雰囲気は乱れ、学はスキだらけのめぐみを前に、思わぬ攻防をする羽目になってしまう。(第76話「ぐぐぐ…」)

部活終わりの帰り道。いつもいっしょに帰る学の姿がない事に不安を覚えためぐみは、学が熱を出して寝込んでいる事を知る。そのまま3日間学が寝込んだままなのを心配しためぐみは、学の家にお見舞いに訪れる。(第77話「大丈夫かな…」)

ある休みの日、日とめぐみと学は鉢合わせをし、遊ぶ事となった。寒い中、おしくらまんじゅうをして温まろうという日の申し出に、やる気を見せるめぐみ。しかし、学はこのメンバーでおしくらまんじゅうをする事に不安を感じるのであった。(第78話「おしくらまんじゅう!」)

東大を目指して勉強に励む学は、大切なお守りである消しゴムを見て、中学時代の思い出に思いを馳せる。一方、めぐみも授業中に消しゴムを見て、学と消しゴムにまつわるある出来事を思い出す。(第79話「大切なお守り」)

第9巻

女子剣道の地方大会で団体ベスト4に残った天野めぐみは、進藤学を祝勝会に誘う。めぐみの家でいっしょにカニを食べながら、めぐみの試合風景を見た学は、自分もがんばろうと決心を新たにする。(第80話「新鮮だった」)

学は自分の家と天野家と進藤日の家族ぐるみで、スキー旅行に来ていた。1年生にもかかわらず受験で頭いっぱいの学は「すべる」や「おちる」といった言葉に過剰反応し、思わぬトラブルを引き寄せてしまう。(第81話「いっぱいすべろう」)

スキーを滑った一行は旅館で温泉や夕食と羽を伸ばしていたが、学は勉強の遅れを取り戻そうとしていた。しかし、めぐみと日といった賑やかな面々に巻き込まれ、学は騒がしい夜を過ごす事となる。(第82話「近いよ天野」)

旅館で一夜を明かしためぐみは、温泉で朝風呂を楽しんでいたが、そこに学が入って来てしまう。自分が間違えて男湯に入ってしまった事に気づいためぐみは、何とか学に気づかれない内に温泉を出ようと考える。(第83話「もうだめだ」)

バレンタイン前の休日。学はめぐみに頼まれて三澤澪とめぐみにチョコレート作りを教える事となった。料理が苦手な澪とスキだらけのめぐみに苦労しつつも、学は手際よくお菓子を作って行く。(第84話「レシピは完璧」)

この冬一番の冷え込みを記録したある日、めぐみは鬼塚楓にタイツをはく事を勧められる。楓にタイツのはき方を教えてもらいながらタイツをはいためぐみは、上機嫌に振る舞うが、学はそんなめぐみの振る舞いが無防備すぎてドキドキしてしまう。(第85話「タイツのはき方」)

体重計に乗ると今までの最高体重を記録してしまっためぐみは、減量をする事を決意する。あの手この手を使い、何とかダイエットをしようとするめぐみであったが、ダイエットに気を取られすぎる余り、肢体を無防備にさらしてしまう。(第86話「脱ぎたい。」)

学年末テストが近づいて来た2月末、学はいつも通りめぐみのテスト勉強に付き合っていた。暖房の壊れた図書室で凍えながらも勉強をする学であったが、めぐみの想定外の行動に頭を悩ませる事となる。(第87話「想定内だ!!」)

女子剣道部OGである神楽怜那の稽古を受けるため、テスト準備期間中にもかかわらず部活動に出る事となっためぐみ。東京の大学に行く事となった神楽の言葉によって、めぐみは自分も将来について考えるようになる。(第88話「まさか…ね。」)

テスト勉強でストレスを溜め込んだめぐみに付き合い、バッティングセンターに息抜きにやってきた学。運動神経が抜群ながら、スカートではしゃぐめぐみに学はいつも通りハラハラした気持ちになる。(第89話「よくやるぜ…」)

第10巻

学年末テストが始まり、日頃の成果を実感する進藤学であったが、めぐみに誘われてテスト期間中の日曜日にひな祭りをする事となった。甘酒を飲んで巻き寿司を堪能する学であったが、めぐみの思わぬ行動に翻弄されてしまう。(第90話「幸せ……♡」)

テストが終わった学とめぐみは、テストをがんばったご褒美として、自分の好きな物を買いにショッピングに訪れていた。本屋で学が本を買って満悦になったところで、めぐみはクラスメイト達のあいだで話題になっていたカフェに学を誘う。そして学は気づかないが、めぐみは学と過ごすデートのような時間を堪能するのであった。(第91話「ご褒美」)

日曜日、学とめぐみ、進藤日は家族ぐるみでボーリング場に訪れていた。運動神経のいいめぐみと日には敵わないうえに、豊満な体を密着させたり、はしゃいだりするめぐみを、学は強く意識してしまう。(第92話「絶好調!!」)

ホワイトデーが近くなったある日、学は成績が上がった事を担任の和倉徹から褒められていた。自身の努力が実る事に意気揚々となる学であったが、同時に和倉からの指摘で、自分の成績の上昇にはめぐみの存在が深くかかわっているという事実に思い至る。(第93話「あ。」)

めぐみは学からホワイトデーのお返しが来るかどうか気にしていた。しかし、学の様子はいつも通りで、結局もらえないと意気消沈していたが、そこに学から一つの連絡が届く。(第94話「あ!!!」)

終業式も終わり、春休みに突入する私立星泉高等学校。めぐみもクラス替えを前に1年最後の思い出作りとして、クラスメイト達とプリクラを撮ろうとしていた。コスプレをしてプリクラを撮る事となったが、めぐみが着ると同じコスプレ衣装も際どい事となり、クラスメイト達を戸惑わせる事となる。(第95話「コスプリ」)

学は掃除中見つけたダーツ盤を使って、ダーツで遊んでいた。そこにやって来ためぐみに学はダーツを教えながら、勝負をする事となる。運動神経がいいめぐみであったが、経験の差で学に敗北してしまう。しかし、負けず嫌いなめぐみはそのままあきらめる事ができず、ダーツの特訓をして学に再戦を挑もうとする。(第96話「勝負しよ!!」)

ダーツ勝負で勝利しためぐみは、ゲームの賞品として学といっしょに映画に来ていた。普段と違っておめかしをしためぐみを学は強く意識し、ドキドキしながら二人っきりの時間を過ごす。(第97話「分かるよ」)

映画を見た帰り道、学とめぐみは中学時代の友人である須磨雅紀と出会う。めぐみが学に向ける好意に気づいた須磨は、エールの言葉を送り、なかよしな二人を見送る。(第98話「そうかな!?」)

めぐみは学の母親が熱で倒れたのを知り、実家の定食屋が人手不足に陥った学に接客の手伝いを申し出る。接客上手だけど変わらず無防備なめぐみを、学はあの手この手でフォローする。(第99話「働くよ!!」)

登場人物・キャラクター

進藤 学 (しんどう まなぶ)

私立星泉高等学校の特進科に通う1年生の男子生徒。眼鏡をかけた痩身の青年で、東大合格を目指して日夜勉強を続けている。学校でも家でもヒマさえあれば勉強を続けているため交友関係は狭く、クラスメイト達とも打ち解けられず一定の距離を置かれている。天野めぐみとは家が近所なため幼い頃から付き合いがあり、中学時代は疎遠になっていたものの、同じ高校に入学したのを機に再び交流を持つようになった。 女らしく育ちつつも子供の時のように無防備に振る舞うめぐみにドキドキさせられつつも、何だかんだと言いつつ面倒を見ている。めぐみからは幼い頃から「まー君」と呼ばれていてる。周囲からも要領が悪いと評価を受けているが、まじめな努力家で、一度任された仕事はどんなものでもきちんと最後までやり遂げる責任感の強さを持っている。 中学時代の同級生である美川遙にはあこがれの感情を抱いており、彼女と同じ鏡丘高校を受験したが受験失敗。その事が尾を引いており、中学時代の友人達とは連絡を取りづらく感じている。そのため美川と大学で再開すべく東大を目指しており、高校では青春のすべてを勉強に捧げている。 実家は商店街の定食屋「進藤軒」を営んでおり、多忙な時は家の手伝いをしているため料理は非常に得意。また親戚が海の家を経営しているため、夏はそちらの手伝いにも駆り出されている。

天野 めぐみ (あまの めぐみ)

私立星泉高等学校のスポーツ科1年10組に通う女子生徒。発育のいい豊満なスタイルをした少女で、気さくな性格もあり、男女問わず人気を集めている。女子剣道部に所属しており、その腕前は1年生にもかかわらず、団体戦のレギュラー入りするほどである。一方、発育した体に反比例して性格は追いついておらず、子供のように無防備に振る舞っているため、主に幼なじみの進藤学からは色々心配されている。 また勉強も苦手なため、定期試験の際には毎回学にテスト勉強を教えてもらうように頼み込んでいた。お菓子が好きで、学校には持ち込み禁止なお菓子をつねに持ち歩いている。そのため、生活指導の片桐きの子からも、普段から言動に目を付けられており、怒られては罰掃除をするという事を繰り返している。 学には特別な感情を抱いており、本人もそれを自覚済み。しかし、学が美川遙を好きな事を知っているため、なかなか関係に踏み込めず、学に対しては複雑な感情を向けている。実家は商店街で本屋「ブックスあまの」を経営しており、ヒマな時は店の手伝いをしているが、本には興味がない。

美川 遙 (みかわ はるか)

鏡丘高校に通う女子生徒。お淑やかな雰囲気を持つ天才少女で、入学したてにもかかわらず全国模試で4位を取るほどの才女である。そのため同学年からもモテており、何度も告白されては断っているとウワサされている。進藤学や天野めぐみとは同じ中学出身で、知り合い同士。学にとってはあこがれの人物で、学は美川遙が東大を目指しているのを知って、彼女と同じ大学を目指そうと奮起している。 アメ好きで、気に入った人にはアメをあげようとする。

進藤 日 (しんどう あき)

進藤学の従姉妹。元気盛りの6歳の少女で、学に懐いている。天野めぐみに対しては自分から学を奪っていくのではないかと、当初は対抗心のようなものを抱いていたが、いっしょに遊ぶに連れて徐々になかよしになっている。幼いながら運動神経はいいため、ボーリング勝負では学より高いスコアを取っていた。

雨宮 真美 (あまみや まみ)

私立星泉高等学校の普通科1年の女子生徒。おかっぱ頭の小柄な少女で、女子剣道部に所属している。女子ながら女子の体が大好きという好色めいた一面を持つ。天野めぐみとは部活仲間で仲がよく、肉付きのいいめぐみを気に入り、よく抱きついている。

鬼塚 楓 (おにづか かえで)

私立星泉高等学校の普通科1年の女子生徒。スレンダーな体型の金髪ポニーテール少女で、女子剣道部に所属している。一人称が「オレ」のヤンキーのような言動の目立ち、天野めぐみの剣道の腕にほれ込んでいる。実はかわいいもの好きで、めぐみがガクを飼い始めた時は、頬を緩めてかわいがっていた。のちにめぐみが進藤学に好意を抱いているのに気づき、二人の仲を応援している。

天野 佑子 (あまの ゆうこ)

天野めぐみの母親。商店街で書店「ブックスあまの」を切り盛りしている。めぐみと同じく豊満な体型をしており、運動神経も抜群。若い頃は卓球選手として活躍していた。現在も子供相手の卓球教室を開いている。めぐみも卓球少女として育てるつもりだったが、本人が剣道に興味を持ってしまったためあきらめている。ただそれでも娘が卓球で活躍するのは嬉しいらしく、球技大会の卓球で優勝した際には嬉しがっていた。

三澤 澪 (みさわ みお)

私立星泉高等学校のスポーツ科1年10組の女子生徒。水泳部に所属しており、1年生ながら次期部長として名高い。日焼けをした小麦色の肌に、眼鏡をかけたスポーツ少女。天野めぐみとはクラスメイトの関係にあたり、クラス委員も務めている。夏祭りで幼なじみの彼氏とデートをしている姿をめぐみに見られてからは、急激になかよくなっており、夏以降はよくいっしょに行動している。 三澤澪も、めぐみが進藤学に向ける恋心に気づいており、二人っきりで記念写真を撮れるようにしたり、めぐみがチョコレートを渡しやすい状況を作ったり、さり気なくめぐみの恋をフォローしている。

ガク

天野めぐみが高校1年の2学期以降、親戚からもらって家で飼い始めた犬。名前は、めぐみが友人から「好きな物の名前」というヒントをもらって、進藤学の名前を由来に付けた。仔犬ながら女好きな一面を持ち、めぐみや天野佑子といった豊満な体型の女性が好み。それ以外の女性や男性には対応が大きく違い、イヌ派の学に対しても残念そうな態度をあらわにする。 登場当初は仔犬だったが、すくすく育っており、年末頃には立派な体型に育っていた。またガクのエサは、実家が定食屋を務める学が作っては定期的に届けており、めぐみが学と会う口実にもなっている。

江口 薫 (えぐち かおる)

白山工業高校に通う男子生徒。進藤学とは一つ年上の中学時代の先輩にあたり、学の実家の定食屋にもたまに食べに来ている。「えろぐち」の異名を持つスケベで、小学生ながら教師に対してのセクハラや、同級生へのスカートめくりなど悪行は事欠かない。また江口薫のある行動が、学の高校受験に大きな影響を与えており、学のトラウマの元となっている。

片桐 きの子 (かたぎり きのこ)

私立星泉高等学校の生活指導を担当している中年の女性教師。女子剣道部の顧問とスポーツ科1年10組の担任を務めるため、天野めぐみとは接点が多く、持ち込み禁止の菓子類を持ち込むめぐみの奔放さには頭を悩ませている。

場所

私立星泉高等学校 (しりつせいせんこうとうがっこう)

進藤学達が通う県内有数の私立高等学校。「普通科」「特進科」「スポーツ科」の三つのコースが存在し、在校生徒は全学年合わせて998人となっている。部活動のほか、「特進科」は補充授業などもある事から、夏休み中に登校する生徒も多い。また野球部は甲子園の県予選決勝に残るほどの強豪で、決勝の際には学校をあげて応援に行っている。

書誌情報

天野めぐみはスキだらけ! 28巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2016-03-18発行、 978-4091270078)

第2巻

(2016-06-17発行、 978-4091271785)

第3巻

(2016-08-18発行、 978-4091273208)

第4巻

(2016-10-12発行、 978-4091274151)

第5巻

(2017-01-18発行、 978-4091274861)

第6巻

(2017-04-18発行、 978-4091275592)

第7巻

(2017-07-18発行、 978-4091276681)

第8巻

(2017-10-18発行、 978-4091278593)

第9巻

(2017-12-18発行、 978-4091278876)

第10巻

(2018-03-16発行、 978-4091280923)

第11巻

(2018-06-18発行、 978-4091282552)

第12巻

(2018-08-17発行、 978-4091283825)

第13巻

(2018-11-16発行、 978-4091285782)

第14巻

(2019-02-18発行、 978-4091287878)

第15巻

(2019-05-17発行、 978-4091291486)

第16巻

(2019-07-18発行、 978-4091292995)

第17巻

(2019-10-18発行、 978-4091294319)

第18巻

(2020-01-17発行、 978-4091295453)

第19巻

(2020-04-16発行、 978-4098500659)

第20巻

(2020-06-18発行、 978-4098500802)

第21巻

(2020-09-18発行、 978-4098501762)

第22巻

(2020-11-18発行、 978-4098502813)

第23巻

(2021-01-18発行、 978-4098503797)

第24巻

(2021-04-16発行、 978-4098505241)

第25巻

(2021-06-17発行、 978-4098505326)

第26巻

(2021-09-17発行、 978-4098506484)

第27巻

(2021-11-18発行、 978-4098507320)

第28巻

(2021-11-18発行、 978-4098507337)

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