あらしのよるに

あらしのよるに

木村裕一による同名絵本のシリーズの中から、いくつかのエピソードをアニメ化した劇場作品。舞台など、様々なメディアに展開した。

正式名称
あらしのよるに
ふりがな
あらしのよるに
原作者
制作
グループ・タック
公開日
監督
杉井 ギサブロー
ジャンル
ファンタジー
 
動物擬人化
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概要

ある嵐の夜、1匹のヤギ、メイと1匹のオオカミ、ガブが同じ山小屋に避難してきた。真っ暗な闇の中、二匹は互いの正体を知らぬまま意気投合、翌日に「あらしのよるに」を合言葉にして再会することを約束をする。

そして翌日、お互いの正体を知ることとなった二匹だが、それでも秘密の友情とすることを誓いあう。だがやがて、二匹の秘密はそれぞれの集団にバレてしまう。互いの集団から相手方の情報を聞き出すことを強要され、再び顔を合わせたメイガブだったが、親友を裏切ることよりも二匹で逃げることを決意。

一緒に暮らすことのできるという「緑の森」を探すため旅立つが、その先にも様々な苦難が待ち受けていた。

登場人物・キャラクター

メイ

サワサワ山に住むヤギ。楽観的だが、自分の信じることに基づいて行動する性格。幼い頃に母親をオオカミの集団により殺されており、また雷が苦手。オオカミのガブと親しくなり、その仲を周囲のヤギに知られたことでスパイ役を命じられる。 だがどうしてもガブを裏切ることが出来ず、共に旅に出ることを決意する。

ガブ

バクバク谷に住むオオカミ。臆病な性格で雷を苦手としている。ヤギのメイと親しくなるが、彼との友情と、食物として見てしまう本能との間で思い悩む。メイとの友情が仲間に発覚してしまった後は、ヤギの群れのスパイ役を命じられるが、友情を選択。 群れの裏切り者になることや、追われる立場になることを承知の上でメイと旅に出る。

長老 (ちょうろう)

サワサワ山に住むヤギの長。仲間のヤギ達に常に気を配り、多くのヤギたちに慕われている。メイとガブの秘密の関係を知り、ガブを利用してオオカミ側の情報を引き出すよう、メイに命じる。

ザクとビッチ

いつも二匹で行動するオオカミのコンビ。ガブの幼馴染であるが、能力の低いガブを馬鹿にしてきた。森に隠れていたガブとメイを偶然発見し、居場所をともに探しに来ていた仲間へと告げる。

タプ

口だけは達者な、メイの兄貴分的な存在のヤギ。ガブとメイの秘密の関係を知り、メイに思い直すようにと説得を試みるが失敗に終わる。

メイの祖母 (めいのそぼ)

娘であるメイの母がオオカミに殺された後、親代わりとなってメイを育て上げた。メイがオオカミであるガブと友達になったことを知り、ショックを受ける。

ミイ

桃色の体毛を持つ、ヤギの女の子。こそこそと一人で出かけるようになったメイに疑問を持ち、タプと共にメイが「友達」と待ち合わせしている場所へ着いて行く。

ギロ

掟に厳しい、オオカミ達のボス。かつてガブの父親とは親友であった。幼い頃のメイを食べようと目論んだことがあるが、メイの母親の必死の抵抗を受け左耳を食いちぎられており、その経験から激しくヤギを憎んでいる。

バリー

つねにギロに媚びた態度を示しているオオカミ。ヤギ狩りの際、メイを追い立て捕まえようとするが、ガブの機転によって逃がされてしまい、ガブとメイの秘密の友情を密告する。

クレジット

原作

きむらゆういち

監督

脚本

きむらゆういち ,

作画監督

江口摩吏介

音楽

篠原敬介

アニメーション制作

グループ・タック

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