概要
東京の郊外にある大きな屋敷に、小人のアリエッティは両親と暮らしている。小人たちの生活は、屋敷の人間たちから物品を借りてくることによって成り立っている。しかし、借りてくるところを人間に見られてはならないという掟があった。
ある日、翔が病気療養のためにやってくる。アリエッティは翔に姿を見られてしまう。二人は掟にも関わらず、会話を交わすようになる。
登場人物・キャラクター
アリエッティ
14歳の小人の少女。明るく元気な性格で、少々向こう見ず。はじめて「借り」に出た夜、翔にその存在を気づかれてしまう。
ホミリー
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人。アリエッティの母。家事を切り盛りする。少々心配性な性格。
ポッド
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人。アリエッティの父。61歳で「借り」の達人。寡黙だが頼りになる。
貞子 (さだこ)
翔のおばあさんの妹にあたる。屋敷の家主で、とても穏やかな68歳。父から小人の話を聞いている。
奈津美 (なつみ)
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する翔の母。貞子の姪で、外交官をしている。貞子とはあまり仲が良くない。
翔 (しょう)
12歳の人間の少年。病弱で繊細。
ハル
貞子の家のお手伝い。小人を見たことがある。好奇心のまま、小人たちを捕まえようと追い回す。
スピラー
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する小人の少年。人間の家での「借り暮らし」をせず、弓を持ち歩き、一人で野性の暮らしをしていた。
小人 (こびと)
『借りぐらしのアリエッティ』に登場する、人間の家の床下に住み、人間の物資を借りて暮らす小さな人々。その数は段々と減っていっている。