概要・あらすじ
とある出版社で働くタナカカツミは、成人向け漫画雑誌「月刊X+C(エクスタシー)」の編集部員。ある日の編集部にかかってきた電話をタナカが受けると、通話先の相手は若い女性の声で「あー」や「うー」としか話さない。それを原稿の持ち込みだと察したタナカは、編集部に来るように相手に伝えるのだった。その後、原稿を持って編集部に現れた戸田聖子は、他人としゃべる事が極端に苦手。しかし、そんな彼女の原稿は、荒削りながらも不思議と人を引きつける魅力を感じさせるのだった。その後、その作品は月例賞の準入選を受賞、戸田は漫画家デビューする。タナカは戸田の担当編集者となり、さらに所持金なしで田舎から上京していた戸田と、なし崩し的に同居生活を始める。天才肌だがコミュニケーションが苦手な戸田は、タナカや編集部と意見がぶつかる事も多かったが、タナカとの作品作りを通して次第に成長し、作風も徐々に変化させていく。そんな彼女たちの作品は、次第に読者から注目されるようになり、「X+C」に関わる漫画家や編集者たちにも影響を与えるようになっていくのだった。
書誌情報
あーとかうーしか言えない 4巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-04-12発行、 978-4091291035)
第2巻
(2019-08-08発行、 978-4091293763)
第3巻
(2020-02-19発行、 978-4091297068)
第4巻
(2020-07-10発行、 978-4098501977)