概要・あらすじ
静岡出身で高校を卒業した施川ユウキは、大阪で一人暮らしを始め、クリエイティブ系の専門学校に通っている。初めての彼女とはファーストキスはしたものの2か月で別れた。アルバイトをして暮らしており、時おりボランティアグループの活動に参加している。漫画も描いていたが、絵が下手なため漫画家になる気はない。人付き合いが苦手なユウキは、絵が下手でも4コマ漫画ならいけると、「週刊少年チャンピオン」編集部に投稿し、期待賞を獲得。
のちに『がんばれ酢めし疑獄!!』で漫画家デビューを果たす事になる。
登場人物・キャラクター
施川 ユウキ (しかわ ゆうき)
男性漫画家。作者がいつも使っている両目のない自画像で描かれている。静岡出身。1996年、高校を卒業して専門学校に通うために大阪で一人暮らしを始める。初めての彼女もできるが、2か月で破局を迎え、学校にも行かず漫画を描いていた。絵が下手なため漫画家になる気はなかったが、4コマならいけると考えを改めて「週刊少年チャンピオン」編集部に投稿し、月例賞の期待賞を取る。 その後、『がんばれ酢めし疑獄!!』でデビューした。実在の人物、施川ユウキがモデル。
Kさん
施川ユウキの担当をしている女性編集者。女性誌への連載として、ユウキに過去の女性経験を赤裸々に語るエッセイマンガを依頼する。連載を始めたものの、女性との交際エピソードがなかなか進まず怒り出し、ユウキが恋愛のカウンセリングを受けて真人間に更正する過程を描く漫画に変えようと提案する。
彼女 (かのじょ)
施川ユウキの初めての彼女。大阪にある専門学校で知り合った。映画に誘い、動物園でのデートなどを経て、彼女の部屋でユウキのファーストキスの相手となる。交際を始めて2か月で、あまり性格が合わないとユウキが切り出して別れる。
アンドウ
施川ユウキが参加したボランティアグループで活動する男性。メンバーは20歳前後の大学生やフリーターの男女七~八人。大阪支部、京都支部などいくつかのグループがあるが、仲が悪く、相手がいないところでは悪口を言っている。ユウキが好きだと公言する作家の筒井康隆を、表現の自由をはき違えた差別主義者だと否定した。