概要・あらすじ
綾小路煌は、女性にモテモテのイケメン男子高校生。しかし、女性の事を煩わしいと感じる煌は、寄ってくる女に見向きもしなかった。親友のテツは、そんな煌を心配していたのだが、ある日、煌から「好きな女ができた」と打ち明けられる。あの女嫌いの煌が惚れるほどの女はどれほどの美女なのか。緊張しながら、煌が差し出した写真を見たテツに衝撃が走る。
そこに写っていたのは、エジプト展の案内係で三角呉緒(クレオ)という女性だったが、その容姿が「エジプト壁画」から抜け出してきたように平面だったのだ。これは人間なのかと疑うテツだったが、煌の想いはひたむきだった。それからというもの、煌はトランプでピラミッドを作ったり、三角形のサンドウィッチを食べたり。
スマホの待受画面が壁画に変わったりと、エジプトにどっぷり浸っていた。そしてついに、クレオにラブレターを書いたという。煌の恋を応援しようと決めたテツが、手紙を見ると、そこにはヒエログリフ(古代エジプト文字)が書かれていた。ショックで倒れ込むテツだったが、その後手紙はクレオの手に渡り、紆余曲折を経て、次第にクレオと煌は心を通わせていく事になるのだった。