おかあさんはアフロぶた

おかあさんはアフロぶた

信州の田舎町を舞台に、作者の土田完の家族が繰り広げるにぎやかな日常を綴ったエッセイ風4コマ漫画。土田完が学生時代に母親をモデルにしたアフロぶたというキャラクターを思いつき、ノートの落書きがのちに編集者の目に留まり、土田完いわく、構想15年を経て晴れて連載される事となった。作中のアフロぶたの黒々としたアフロ部分は、土田完の母親がベタをぬっている。「マンガハック」に掲載された作品。

正式名称
おかあさんはアフロぶた
ふりがな
おかあさんはあふろぶた
作者
ジャンル
エッセイ
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あらすじ

第1巻

実家で暮らすムシケラは、日々漫画の締め切りに追われていた。そんな多忙な毎日の中でも、ムシケラは人一倍食欲旺盛な母親のアフロぶたや、マイペースな言動を繰り返す父親のオヤジたこに振り回されていた。両親に加え、ピヨスケふくらちゃんさるさんといった個性豊かな親族もたびたびムシケラの暮らす実家を訪れ、ドタバタ騒動を巻き起こす。

登場人物・キャラクター

ムシケラ

実家で父親のオヤジたこ、母親のアフロぶたと暮らす男性。職業は漫画家。カリフラワーのような見た目をしており、つねに締め切りに追われ、げっそりとやつれている。ピヨスケやふくらちゃんからは「ムシオ」と呼ばれている。実在の人物、土田完がモデル。

アフロぶた

ムシケラ、姉、兄の三人の子供を持つ母親。夫はオヤジたこ。主婦業の傍ら、学校の講師を務めている。ブタのような姿で、黒々としたボリュームのあるアフロヘアをしている。つねに食べ物が頭の中心を支配している大食漢。面倒くさがり屋で横着な性格だが、家族の幸せをいつも考えている。姉といっしょにムシケラの仕事を手伝う事もある。

オヤジたこ

ムシケラ、姉、兄の三人の子供を持つ父親。妻はアフロぶた。非常にマイペースな性格の持ち主。タコのような姿をしている。

(あね)

ムシケラの姉。ピヨスケ、ふくらちゃんの二人の子供を持つ母親で、夫はドンさん。タコのような姿で、頭に花を付けている。既に実家は出ているが、食事目当てで帰ってくる事が多い。特技はピアノを弾く事。ムシケラ以上に漫画に対する情熱を燃やしており、母親のアフロぶたといっしょにムシケラの仕事を手伝う事もある。

(あに)

ムシケラの兄。既婚者で、妻はさるさん。タコのような姿で、黒いハットをかぶっている。デザイナーを生業としており、仕事に限界を感じると実家に癒しを求めに帰ってくる。ほかにも「カフェのマスター」「古書店経営」「短大講師」も務めており、ムシケラからは胡散臭い人物だと指摘されている。学生時代は深夜ラジオのハガキ職人を目指していた。

ドンさん

姉の夫で、ピヨスケ、ふくらちゃんの二人の子供を持つ父親。アヒルのような姿で、頭にはきれいにセットされた髪の毛が生えている。仕事が忙しくてなかなか出会えないレアキャラのため、妻の実家に行くとアフロぶた、オヤジたこからの大歓迎を受ける。義弟にあたるムシケラからも慕われている。

ピヨスケ

姉とドンさんの息子。姉はふくらちゃんで、ムシケラの甥にあたる。ヒヨコの姿をしていて、つねにテンションが高く、やんちゃな性格の持ち主。年齢については言及されていないが、男子小学生を思わせる言動が多い。祖父のオヤジたこ、祖母のアフロぶたに会うために、よくムシケラの自宅を訪れている。好きな食べ物は唐揚げ。

ふくらちゃん

姉とドンさんの娘で、ピチピチの女子高校生。弟はピヨスケで、ムシケラの姪にあたる。ふっくらとした白いふくろうのような姿をしており、ムシケラいわく「実物は美人」。祖父のオヤジたこ、祖母のアフロぶたに会うために、よくムシケラの自宅を訪れている。アフロぶたがストックしているアイスクリームを狙っている。

さるさん

兄の妻で、ムシケラの義姉にあたる。かわいらしいサルのような姿をしている。いつもにこやかで優しい性格で、ムシケラからは実際の姉以上に慕われている。現在妊娠をしており、近々出産予定。

目力 強丸 (めじから つよまる)

ムシケラの男友達。マフラーを巻いたネコのような姿をしている。特にムシケラとは親しく、彼の家族のエピソードをよく聞きたがる。

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