あらすじ
女性誌「FEEL YOUNG」でコミックエッセイを連載することが決まった大川ぶくぶは、30代男の自分の感性が、女性誌の読者を楽しませることができるのかと懸念を抱いていた。さらに、編集者のポメとは「おしゃれ」に対する認識に齟齬(そご)があることを確認すると、より一層不安を募らせる。そこでぶくぶは、ポメの提案を受けて二人で、さまざまな流行(はや)りの趣味や文化に触れることになる。そして二人は、グランピングやワックスアート、プラネタリウム、VRフィットネスを体験し、時に失敗して落ち込みつつも充実した時間を過ごしていく。
登場人物・キャラクター
大川 ぶくぶ (おおかわ ぶくぶ)
漫画家を生業とする男性。年齢は30代。あひるのような姿で、人間の手足を持つ。時には軽口を叩くこともあるが、基本的には素直で好奇心旺盛な性格をしている。 大川ぶくぶ自身のインスタグラムで広東麵の写真ばかりをアップしたり、世間の流行をアニメに例えて話したりするなど、どこか流行とズレた行動を取ることが多く、ぶくぶ自身もそれを自覚している。動物が大好きで、エクササイズ関連の取材ができなくなった際は、編集者のポメに猫カフェの取材を勧めていた。特に猫好きで、のちに三匹の保護猫を迎えることになる。実在の人物、大川ぶくぶがモデル。
ポメ
雑誌「FEEL YOUNG」の編集を務めている女性。二足歩行のポメラニアンのような姿で、自らを「ポメ」と名乗っている。女性誌の編集者らしくおしゃれに気を遣っているが、他人のおしゃれにはあまり興味がない。女性誌のエッセイ漫画を描くことを不安視する 大川ぶくぶに、ポジティブな姿勢で接することが多い。一方で、前向きな姿勢が高じて、ぶくぶにジェンダーレスを目指させようとしたり、ぶくぶが奇怪な言動を見せた時は、やや語気を荒げつつツッコミを入れたりすることもある。また、エクササイズ関連の取材を行おうとした際に事前申告を忘れるなど、どこか抜けたところがある。