概要・あらすじ
カラスヤサトシは大阪在住の無職の青年。漫画家を目指していたが、ある日東京に行こうと思い立つ。不慣れな東京の街となかなか順調に行かない仕事など右往左往する姿を4コマ形式で描く。
登場人物・キャラクター
カラスヤサトシ
作者カラスヤサトシ本人がモデル。大阪出身で丸眼鏡に糸のような目、ずんぐりした体型の男性。登場時29歳。アルバイトを首になったのを機に単身上京し、漫画家を目指す。どうでもいい事に想像であれこれエピソードをつけて面白がる性格。
西東京市 (にしとうきょうし)
漫画家を目指して上京したカラスヤサトシが住むことに決めた市。西東京市という名前はすこぶる評判が悪いが、カラスヤサトシは気に入っている。最寄駅は【東伏見駅】で、駅前にある銅像も、カラスヤサトシは好きになった。
G
フリーでデザインの仕事をしている男性。漫画家を目指すカラスヤサトシと同じアパートで、2軒隣に住んでいる。顔なじみになり、アパートや近所の様子を教えてくれる。
A
やや長髪に眼鏡の男性。出版社の編集者で、以前カラスヤサトシの担当だった。異動で担当を離れてからもメールのやり取りがあった。カラスヤサトシは上京してからAが結婚することを知り、メールを送る。
N
明るくキビキビした女性。カラスヤサトシの学生時代の同級生。カラスヤサトシとは正反対の性格だが、ウマが合う。漫画家を目指して上京したカラスヤサトシは、彼女が意外に近くに住んでいることを知り、連絡を取る。
Y
長髪で無精ひげの男性。漫画家を目指して上京したカラスヤサトシと同じアパートに住んでいる。アパートの住民で話し合う事になった際、カラスヤサトシは彼が関西弁を話す事に気づく。
H
七三分けに眼鏡の男性。漫画家を目指して上京したカラスヤサトシが住むアパートの大家で、話し合いをすることになる。カラスヤサトシが住むアパートは、彼の母が建てたもので、その思い出をあれこれ語る。
父
漫画家を目指して上京したカラスヤサトシの父親。高知の出身で、大阪在住。出身地の方言を話す。カラスヤサトシが子どもの頃からとぼけていて、冗談か本気か分からないことをよく話していた。
母
漫画家を目指して上京したカラスヤサトシの母親。高知の出身。漫画家になりたいというカラスヤサトシの上京を許すが、会えば心配してあれこれと聞いてくる。
姉
漫画家を目指して上京したカラスヤサトシの姉。既婚者で、3歳の娘と1歳半の息子がいる。後に夫の転勤でカラスヤサトシと同じ沿線に住むことになる。
桐青年
漫画家カラスヤサトシの担当編集者。『おのぼり物語』の製作を提案する。いぶかるカラスヤサトシを淡々と説いて連載させ、涼しい顔でボツを出す。
カエル
『おのぼり物語』の登場する生物。漫画家を目指して上京したカラスヤサトシが道の真ん中で見かけ、安全な武蔵関公園に連れていこうとする。カラスヤサトシがイメージしていたものとは異なった鳴き声で鳴く。
ユリア
『おのぼり物語』に登場する携帯電話の名前。カラスヤサトシが持っている。初めて買った携帯電話だったが、友人たちの前で出したところ、あまりのダサさにどよめきが起きる。
場所
スカイタワー西東京 (すかいたわーにしとうきょう)
『おのぼり物語』に登場する建物。漫画家を目指して上京してきたカラスヤサトシが住むアパートのベランダから見える。塔としての高さは日本3位。