概要・あらすじ
1980年代から90年代にかけて、ゲーム業界は若く元気な「青春期」にあった。そんな時代に奮闘したゲームクリエイターたちの、若く熱い思い出を、漫画家・田中圭一がインタビューしていく。
登場人物・キャラクター
田中 圭一 (たなか けいいち)
本作のインタビュアーで作者自身。1997年、中堅ゲームメーカーでマネージャーとして働いていたという経歴がある。
宮崎 ピョー子 (みやざき ぴょーこ)
田中圭一のアシスタント。
坂口 博信 (さかぐち ひろのぶ)
第1話『ファイナルファンタジーⅦ』に登場。ロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジー』の産みの親。打倒『ドラゴンクエスト』を掲げて『ファイナルファンタジー』を立ち上げた頃や、『ファイナルファンタジーⅦ』を製作した頃のエピソードを語る。
飯田 和敏 (いいだ かずとし)
第2話『アクアノートの休日』に登場。シミュレーションゲーム『アクアノートの休日』のクリエイター。2013年に逝去したゲームクリエイター飯野賢治との思い出を語る。
徳山 光俊 (とくやま みつとし)
第3話『メカ生体ゾイド』に登場。トミー(現タカラトミー)のオリジナル玩具『メカ生体ゾイド』の産みの親。『ゾイド』誕生のエピソードを語る。
名越 稔洋 (なごし としひろ)
第4話『龍が如く』に登場。アクションアドベンチャーゲーム『龍が如く』のクリエイター。家庭用ゲーム機から撤退し低迷していた頃のSEGAで、『龍が如く』を立ち上げた頃のエピソードを語る。
糸井 重里 (いとい しげさと)
第5話『MOTHER』に登場。ロールプレイングゲーム『MOTHER』の産みの親。初代『MOTHER』の企画を任天堂に持ち込んだ時や、『MOTHER2』の開発が難航していたところに現れた、のちの任天堂社長・岩田聡とのエピソードを語る。
桜井 政博 (さくらい まさひろ)
第6話『星のカービィ』に登場。アクションゲーム『星のカービィ』『大乱闘スマッシュブラザーズ』の産みの親。「リスクを冒してリターンを得る」という、ゲームの面白さのセオリーについて語る。
佐々木 渉 (ささき わたる)
第7話『初音ミク』に登場。ボーカロイド『初音ミク』の産みの親。初音ミクの誕生と、発売から10年で与えた影響について語る。
赤井 孝美 (あかい たかみ)
第8話『プリンセスメーカー』に登場。アニメ会社「ガイナックス」の創設メンバーで、美少女育成シミュレーション『プリンセスメーカー』のクリエイター。ガイナックスが異業種のPCゲーム業界に乗り出したきっかけや、ゲームの方向性について語る。
亙 重郎 (かわら じゅうろう)
第9話『電脳戦機バーチャロン』に登場。3D格闘ロボットゲーム『電脳戦機バーチャロン』の産みの親。ロボットが主役のゲームはヒットしない、というジンクスを乗り越えたエピソードを語る。
南治 一徳 (なんじ かずのり)
第10話『どこでもいっしょ』に登場。育成ゲーム『どこでもいっしょ』のクリエイター。ゲームクリエイター発掘オーディション「ゲームやろうぜ!」でデビューした頃や、『どこでもいっしょ』のキャラクター「トロ」の魅力について語る。
仁井谷 正充 (にいたに まさみつ)
第11話『ぷよぷよ』に登場。ゲーム会社コンパイルの創業者で、パズルゲーム『ぷよぷよ』の産みの親。『ぷよぷよ』誕生のきっかけや、コンパイルが90億もの負債を出して倒産したあとのエピソードについて語る。