枯野の宿

枯野の宿

土地を探して田舎へやってきた漫画家が雨にうたれ、商人宿に宿泊する物語。

正式名称
枯野の宿
ふりがな
かれのやど
作者
ジャンル
自伝・伝記
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概要・あらすじ

住宅用の土地を探して、埼玉県羽生へやってきた漫画家が、大雨のせいで泊まることになった商人宿での出来事を描く。画家になれなかった宿の息子・岩男の屈折した姿を、つげ義春自身にだぶらせて描いた作品。

登場人物・キャラクター

漫画家 (まんがか)

漫画家。将来に不安を感じ、安い土地を探して、埼玉県羽生へ赴く。不動産屋の帰りに大雨に遭い、偶然見つけた商人宿に駆け込む。雨のせいで40度の高熱を出す。

岩男 (いわお)

主人公の漫画家が泊まった商人宿の息子。短髪ひげ面で逞しい体をしている。宿の壁に「枯れ野」などの絵を描いている。画家を志したこともあったが挫折しており、ケンカや酒で憂さを晴らす。

老婆 (ろうば)

商人宿の女将。岩男の母親。漫画家が、押し入れから勝手に布団を出したことを執拗に怒る。

漫画家の妻 (まんがかのつま)

漫画家の妻。おかっぱ頭で着物を着ている。岩男から連絡をもらって、商人宿で40度の熱を出した漫画家を迎えに来る。

場所

商人宿 (しょうにんやど)

『枯野の宿』に登場する商人宿。宿の息子である岩男によって、各部屋の壁に風景画が描かれている。

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