概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
ニコル・ポートレット
伯爵家の令嬢であり、侯爵家の嫡男・ケイオスの婚約者。貴族としての作法を学ぶため、名門学園に通っている。穏やかで素直、さらに感受性豊かな性格の持ち主。当初はケイオスに強く惹かれていたが、彼が幼なじみのキャロライン王女の名前をしばしば口にすることから、自分が愛されていないと誤解し、失望してしまう。学園では婚約者と行動を共にすることが一般的だったが、ニコル・ポートレットは貴族の子女たちからの冷たい視線にも屈せず、一人で学園生活を送ることを決意。次第にケイオスの存在を気にすることなく、学園生活を楽しむようになる。そんなニコルの変化に焦ったケイオスは、さまざまなアプローチを試みるが、彼女はまったく気に留めず、自立した女性としての道を邁進する。鈍感な一面があり、ケイオスの本心にまったく気づいておらず、彼とキャロライン王女が恋仲であるとカンちがいし、その結果、キャロライン王女をも動揺させている。市場巡りや読書が大好きで、本の世界に没頭することが多い。
ケイオス
侯爵家の嫡男であり、伯爵令嬢のニコル・ポートレットの婚約者。端正な顔立ちながら、つねに寡黙で仏頂面をしているため、周囲には冷淡な印象を与えてしまう。王族のキャロライン王女とは幼なじみであり、彼女に対して忠誠を誓っている。ニコルを心から愛しているものの、幼少期から女性の扱いに慣れておらず、不器用な性格が災いして、素直に気持ちを伝えることができずにいる。さらに、ケイオスは無意識のうちに幼なじみのキャロライン王女を引き合いに出してしまう癖があり、そのためにニコルの誤解を招き、ついには愛想を尽かされてしまう。破談となる危機感を抱いたケイオスは、ニコルとの関係を修復しようと不器用ながらも必死にアプローチを試みる。しかし、その思いはなかなかニコルに届かず、むしろ彼女との距離はますます広がっていく。
クレジット
- 原作
-
荒瀬 ヤヒロ







