概要・あらすじ
初めて見る女の子だけど、どこかで見た女の子。赤ちゃんだったハナが、自分自身に魔法をかけて小学6年生の姿になって春風どれみたちの前に現れた。どれみたちと一緒に小学校に通いたいというハナとドタバタな日常が始まる。
その頃、魔女界では、先々代の女王様が、彼女の心の辛い思い出から生まれた「悲しみの茨」に囚われ眠り続けていた。このまま女王が眠り続け、茨が成長してしまうと女王様の悲しみが世界を覆いみんなの気力がなくなってしまう。
そこで現女王様からどれみたちに先々代の女王様が孫たちに贈ったプレゼントと同じものを作り、彼女に幸せだったころを思い出させて欲しいと依頼される。
登場人物・キャラクター
春風 どれみ (はるかぜ どれみ)
小学6年生の女の子。赤い髪を2つのお団子にしているシニヨンヘア。MAHO堂という店を開いている。「世界一不幸な美少女」とボヤく彼女は、ドジで、おせっかいで、困った人がいるとほっておけない性格。何かの度にでしゃばっては騒動を起こす。 年配女性マジョリカのことを魔女だと見破り、そのため魔女ガエルとなってしまったマジョリカをもとに戻すために、子どもの頃から憧れていた魔女を目指し、現在魔女見習い中。 好きな男の子に告白する勇気を得るため魔法を覚えている。魔法の呪文は ピリカピリララ ポポリナペペルト。今回は、自分と同じ小学6年生になってしまったハナの面倒をみる。そして、先々代の女王様に幸せだったころを思い出してもらうために、貝殻やビーズで心のこもった手作りアクセサリーを作ったり、虹の織物を織ったりと悪戦苦闘する。 そのため今回のMAHO堂は雑貨屋さんになっている。
藤原 はづき (ふじわら はづき)
小学6年生で、春風どれみの幼馴染の女の子。ロングヘアをオレンジのリボンでまとめて、眼鏡をかけている。成績優秀。いつも冷静なお嬢様で、優しいが少しおっとりとした性格。両親が子離れできておらず、そのため自分をうまく表現できないでいる。 どれみが魔女見習いであることを知り、彼女が魔女ガエルにならないために、自分も魔女見習いになる決心をする。母親に「イヤ」なことは「イヤ」とハッキリ言えるように魔法を覚えている。 魔法の呪文は パイパイポンポイ プワプワプー。今回は、学校で具合が悪くなった中山しおりを助け、彼女の病院に毎日通うようになった矢田まさるのことが気がかりになる。しおりのためにトランペットを練習するまさるを見て、しおりに嫉妬するが、しおりが重体になっていたことを知り、自分も病院に向かう。 そんなはづきにまさるはトランペットで「きらきら星」を演奏してくれた。
妹尾 あいこ (せのお あいこ)
小学6年生で、青い髪の元気少女。大阪から引っ越してきたナニワっ子で、歯に衣着せぬ物言いが冴える姉御肌。両親が離婚し、タクシー運転手の父とふたり暮らし。そのため家事全般をこなしている。春風どれみが魔女見習いであることを藤原はづきと共に知ってしまい、ふたり同様、自分も魔女見習いになる決心をする。 両親がもう一度仲良くなったらと思い魔法を覚えている。魔法の呪文は パメルクラルク ラリロリポップン。 今回は、週末に母の住む大阪に行き、祖父惣一の世話をする。そのとき、頑なだった惣一の気持ちを和らげるために、いろいろと話しかけていた。そして、父と母が祖父惣一にもう一度一緒にがんばりたいという話しをするまでに進展する。
マジョリカ
人間界に住み、春風どれみの住む町で店を開いていた魔女。しかし、どれみに正体を見破られたために、呪いがかかり魔女ガエルとなってしまった。どれみが魔女見習いになった後、藤原はづきや妹尾あいこが魔女見習いになり、次々と苦労がのしかかる過酷な日々を送るハメになった。 魔法の力の源である魔法の玉を蓄え、魔女界の女王の座を狙っていたが、それどころではなくなってしまった。どれみたちをうまくダマして早く元の姿に戻ろうとするが、なかなかうまく事が運ばない。 今回は、どれみたちのカバンに隠れて修学旅行について行ってしまう。カバンの中のお菓子やおにぎりを食べてご満悦である。また、今回でやっと魔女の姿にもどっている。
ララ
マジョリカが持っている妖精。トンガリ帽子に長い髪のきれいな女性。マジョリカに怒られるどれみたちを優しくフォローしてくれる、魔女世界の案内役である。どれみたちと意見やセンスが合い話が通じやすい。 必要に応じ、白猫に変身したりする。温泉、エステ、サンバが好き。今回はマジョリカ同様、どれみたちの修学旅行について行く。お菓子とおにぎりでウキウキ気分。
瀬川 おんぷ (せがわ おんぷ)
小学6年生の女の子。紫の髪を、頭の上の方でひとつに束ねている。現在、超人気チャイドルで学校に通いながら仕事もこなしている。そして実は、彼女は、マジョリカのライバルだったマジョルカの正体を見破り、マジョルカを魔女ガエルにしてしまった。 そのためマジョルカのもとで魔女見習いをしていた。魔女の昇級試験も飛び級合格という天才ぶりを発揮しており、現在、三足の草鞋を履いた努力家である。ママが叶えられなかったトップアイドルの夢を自分が叶えるために魔法を覚えている。 魔法の呪文は プルルンプルン ファミファミファー。今回は、三足の草鞋がキツくなり、いろいろな場所で眠りこけてしまう。MAHO堂でもすぐに寝てしまったために、急に舞い込んだ写真集の仕事には彼女に化けたハナが出てしまった。 ハナの飾らないおんぷにカメラマンたちは大絶賛。そして、このニセおんぷの写真を見て本物のおんぷはみんなといる時の自分の顔を見た気がして、ニセおんぷ写真にOKを出す。
春風 ぽっぷ (はるかぜ ぽっぷ)
春風どれみの妹。小学2年生になった女の子。しっかり者のおませさんで、姉のどれみやその友達が魔法使い見習いという事を知り、自分も魔女見習いになってしまった。今回は、赤ちゃんだったハナが魔法で6年生になってしまったために、1年生からの勉強を教えることになる。 また、魔力を失ったハナが自分と同等の魔女見習いになってしまったため、ハナには負けられないと魔女試験に気負ってしまう。そのため自分を見失い試験に悪戦苦闘する。 しかし、ハナの助言で大切なことに気づき2級試験に合格する。
巻機山 花 (まきはたやま はな)
100年に一度、超強力な魔力を持つ魔女を産むバラの木「ウィッチー・クイーン・ローズ」から生まれた女の赤ちゃん。髪の毛が頭の上でくるりとまるまっている。花から生まれたため春風どれみがハナと命名。 プリンが大好き。ニンジンが嫌い。ちょっと前まで赤ちゃんだったハナが、どれみたちと一緒に小学校へ行きたいがために自分自身に魔法をかけて小学6年の姿になってしまう。金色の髪のツインテールだが、前髪には赤ちゃんの面影が残っている。 しかし、この成長魔法に魔力を使いすぎ、自分の水晶を壊してしまったため、「魔女見習いとなり試験を受けて合格したら魔女にもどれる」と女王様から告げられる。この後、目的の6年生クラスに転入するが、頭の中と精神は幼子のままなので、勉強がわからず、つまらない。 そこでハナはクラスで魔法を使い始めてしまう。後に、月の出ない夜には、魔法が解けて赤ちゃんに戻ってしまうことが判明する。
オヤジーデ
自称「魔法界随一の占い師」で、紫の長い髪にクルリとカールした口髭が特徴のダンディな怪盗。強力な魔力を持っているが、かなりドジな「オヤジ」。しかし、根はやさしく真面目な性格である。かつて、魔女界の宝を狙い王宮に侵入。 バッドカードを盗んだがポケットに穴が開いていたためカードがバラまかれた。結果、人間界に悪意を振りまくこととなったオヤジーデは、その咎から女王様の魔法で醜いオヤジ姿に変えられたあげくピュアレーヌパソコンの中に閉じ込められたが、ハナの力でパソコンから解放され、バラまいたバッドカードをすべて回収し元の姿にもどる。 魔法使い国王からのハナの誘拐命令が勘違いだったことで、魔法使い界の「トイレ掃除大臣」となり春風どれみたちの前から姿を消したと思われたが、ハナが通う魔女界の魔女幼稚園のアルバイト教員として働いていた。 しかし、アルバイトではボーナスが出ないことを嘆き、正式な先生になろうと試験に挑んでいた。 そして、最終試験までこぎつけた時、6級の魔女試験に挑むハナと出会う。先生試験では魔法を使ってはいけないが、ハナの身に危険が迫ったためにオヤジーデは魔法を使ってしまう。 これで夢破れたかに思えたが、ハナを救うという目的のための魔法だったため、先生試験は合格となる。
飛鳥 ももこ (あすか ももこ)
小学5年生で、春風どれみのクラスに転校してきた少女。金髪の髪をロールにして結び、左耳に赤いピアスをしている。建築家の父と写真家の母を持ち、アメリカの小学校に通っていた帰国子女。アメリカで老魔女マジョモンローに出会い魔女見習いとなっていた。 おしゃれ雑貨ショップになったMAHO堂でみんなとアクセサリー作りに励む。小学校の卒業近くになると、父親が再びアメリカで仕事をするという。ももこは両親と共にアメリカに行くか、日本に残るか選択を迫られる。
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