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かぞく
土田世紀による未完の絶筆作品で、1話完結のオムニバスストーリー。舞台は現代の日本で、様々な「家族」の姿を、8ページ程度の読み切り連作形式で描いた人間ドラマ。単行本『現金を燃やす会』(2011年4月28日)の発行記念で描いたショートストーリー『父ちゃんの関越道』を契機に連載が決定した。日本文芸社「週刊漫画ゴラク」2011年4月30日発売号から2012年4月27日発売号まで不定期連載。吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介の四人を主演として実写映画化され、2023年11月3日に劇場公開された。
登場人物・キャラクター
父ちゃん (とうちゃん)
第1話の主人公。短髪、中肉中背の男性。息子のタケ坊と二人暮らしをしている。タケ坊と一緒に上司である係長の新築の家を訪ね、おべっかを使う。帰り道に、不甲斐ない自分を恥じてタケ坊に声をかけるが、息子の意外な行動に救われる。
タケ坊 (たけぼう)
第1話の主人公。坊主頭で鼻水を垂らしている男の子。父ちゃんと二人暮らしをしている。父に連れられ、父の上司の家を訪ねる。たくさんのプラモデルをもっているという、係長の息子の自慢を聞き、帰りに旧型ボーイング機のプラモデルをもらう。
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