かみさまキツネとサラリーマン

かみさまキツネとサラリーマン

ヤシンの代表作の一つ。現代の日本を舞台に、ごくふつうのサラリーマンのコタローが、子供の頃から友人として親しんできた四柱の「かみさまキツネ」と共に、ほのぼのとした日々を過ごす姿を描いた日常ファンタジー。コタローは、価値観の異なるさまざまな人外たちとの交流も楽しみながら物語が展開される。ヤシンの個人SNSアカウントで発表された作品で、KADOKAWAから2025年6月11日にコミックス第1巻が刊行された。2025年9月、「次にくるマンガ大賞2025」Webマンガ部門で第7位を獲得している。

正式名称
かみさまキツネとサラリーマン
ふりがな
かみさまきつねとさらりーまん
作者
ジャンル
日常
 
その他動物・ペット
レーベル
その他(KADOKAWA)
巻数
既刊2巻
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キツネの神様たちとの騒がしくも優しい日々

コタローは、友人として四柱のキツネの神様たちと共に暮らしている。その神様たちは、リーダー格で少しドジな「ベニ」、頑固だが食いしん坊な「キン」、心優しく無口な「シロ」、そして甘えん坊で泣き出すと大変なことを引き起こす「クロ」の四柱だ。彼らはコタローを友人として認めつつも、まるで孫を見守るかのような温かい眼差しを向けている。時にはコタローにささやかな御利益をもたらしながら、騒がしくも優しい日々を共に謳歌している。

コタローと妖怪たちの温かな関係

コタローの日常を彩るのは、かみさまキツネたちだけではない。か弱い子猫のふりをして転がり込んできた猫又の「スミハチ」をはじめ、人間に化けて社会に溶け込むさまざまな妖怪たちも登場する。コタローはどんな相手に対しても尊重し、礼儀や気遣いを忘れないため、こうした妖怪たちとも自然と友好的な関係を築いていく。

登場人物・キャラクター

コタロー

都会で働くサラリーマン。本名は「葉山小太郎」で、年齢は32歳。薄く顎ひげを蓄えている。幼少期に両親の不仲に悩み、特に父親から疎まれていたため、祖父の家で育った。かみさまキツネのベニたちと出会ったのもこの頃で、それ以来、彼らとは対等な友人関係を築いている。かつては泣き虫で、祖父にしかわがままを言えない子供だったが、今では妖怪を相手にしてもまったく物怖じせず、彼らをごく当然の存在として受け入れるほどに度胸が据わっている。

ベニ

コタローが育った田舎の集落で守り神として崇(あが)められているキツネ。赤い毛並みを持ち、商売繁盛を司るかみさまであり、四柱の中でもリーダー的な存在。一方で、世俗に最も詳しく、おしゃべりな性格の持ち主でもある。時にはドジな一面を見せ、洗い物の茶碗を割ってしまったり、調子に乗ってキンとケンカを始めることもある。コタローが幼い頃に好んでいたものをよく覚えており、買い物のついでやクリスマスにプレゼントを贈って喜ばせている。かつてはイタズラ好きなキツネとして知られ、人間に化けてはからかって遊んでいた。

キン

五穀豊穣を司る、黄色い毛並みのかみさまキツネ。食いしん坊で、自分で食事を作ったり畑仕事を手伝ったりするのが好き。現代のテクノロジーには疎く、世俗に詳しいベニとはよくケンカをしている。サッカーボールほどの大きさの美味しいおにぎりを作ることができ、それで周囲の人々を喜ばせている。かつては力自慢のキツネとして知られ、ベニと同様に人間に化けてはからかって遊んでいた。

シロ

悪疫退散を司る、白い毛並みのかみさまキツネ。照れ屋で無口ながら、とても綺麗好きで、特に掃除には力を入れている。ふだんはあまり目立った行動をしないが、コタローが体調を崩した際には、ベニたちを締め出し、一人で看病に専念する優しい性格の持ち主。悪霊や魔を祓(はら)う力も強く、その力で化け猫のスミハチを怯えさせたこともある。かつてイタズラばかりしていたベニとキンに対して、人間となかよくするよう諭していた。

クロ

開運招福を司る、黒い毛並みのかみさまキツネ。四柱の中で最も幼く、絵本やぬいぐるみを好み、まるで幼児のような話し方をする。ふだんは直接的に御利益をもたらすことは少ないが、一度クロが泣き出すと、その相手に強烈な不運が襲いかかる。そのため、コタローやベニたちはクロを泣かせないよう、細心の注意を払って生活している。化け猫のスミハチを気に入っている。

書誌情報

かみさまキツネとサラリーマン 2巻 KADOKAWA〈その他〉

第1巻

(2025-06-11発行、978-4046848376)

第2巻

(2025-11-12発行、978-4046853837)

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