UTOPIA 最後の世界大戦

藤子不二雄にとって、初の単行本となった作品。発表当時は足塚不二雄名義になっている。当時の子供向け作品としてはやや難解な内容であったが、手塚治虫の紹介で単行本化された。その経緯については藤子不二雄Ⓐの『まんが道』に詳しい。現存する初版の単行本はわずか数冊と言われ、古本市場で非常に高額となることでも有名。それによって他の作品に本作が登場することもあり、『エスパー魔美』では作中の漫画コレクターが所有していたほか、藤子不二雄作品以外でも『ビブリア古書堂の事件手帖』で重要なアイテムとして本作が登場するエピソードが存在する。

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正式名称
UTOPIA 最後の世界大戦
作者
作者
ジャンル
SF一般
レーベル
中公コミックス(中央公論社) / 藤子・F・不二雄大全集(小学館)

総合スレッド

UTOPIA 最後の世界大戦(漫画)の総合スレッド
2016.01.25 12:34

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概要

20XX年、第三次世界大戦の最中に使用された氷素爆弾によって、地球は氷漬けとなってしまう。「戦争反対罪」で投獄され、人体実験のためにシェルターに入れられた父とその息子だけが皮肉にも生き残る。そして次に少年が目覚めたときには100年が経過し、父は動かなくなっていた。救出された少年が見たのは、再び文明を取り戻し、高度に機械化されたユートピアのような世界であった。

しかしロボットが人間に取って代わりはじめ、ついにはロボットが自らの考えで人類と戦争を始めてしまう。

登場人物・キャラクター

主人公
20XX年に使用された氷素爆弾によって世界が氷漬けになってから100年後の世界で、ただひとり生きて発見された旧世代の少年。作中に名前は登場しない。100年後の世界の発展ぶりを目の当たりにし、はじめはユ...
主人公の少年の父親。20XX年の第三次世界大戦下において、「戦争反対罪」によってA国の死刑囚となっている。そしてS連邦の氷素爆弾に耐えうる装置をテストする危険な人体実験の被験体に選ばれる。その際に面会...
100年後の世界で主人公の少年を救った組織である人類連盟のリーダー。科学者。実は100年前に世界を氷漬けにした氷素爆弾の発明者でもある。その行為に対する贖罪の意識は強い。行き過ぎた機械文明から人間を解...
100年後の世界を統治する独裁者。役に立たない人間をゼロの空間で処分し、能力の高いロボットに置き換える政策を推し進める。人類連盟によって自分そっくりのロボットと入れ替えられ、圧政は終わったかに思われた...
大統領の命令を忠実に実行し、人類連盟を弾圧する。拉致された主人公の少年にゼロの空間の存在を明かし、この世界にふさわしい人間かどうかを見極めようとした。
『UTOPIA 最後の世界大戦』の表紙にも登場しているロボット。作中に名称は登場しない。氷漬けになった都市のシェルターから主人公の少年を助け出す。さらに父の死に動揺する主人公を落ち着かせるために、頭に...
『UTOPIA 最後の世界大戦』に登場するロボット。ユートピアの機械化を推進するため、大統領が生産を決定する。人類同盟はそうなると人類の破滅と判断し、製造工場の襲撃を計画する。

集団・組織

『UTOPIA 最後の世界大戦』に登場する組織。主人公の少年を氷の中から救出し、行動を共にすることになる。役に立つ人間以外をゼロの空間へ送り、徹底した機械化と管理を進める政府に抵抗する活動を続ける。メ...

場所

『UTOPIA 最後の世界大戦』の舞台となる世界。氷素爆弾によって一度は人類が壊滅的となってから100年後、積み重ねた努力によって機械文明の発達した都市が作り上げられている。科学技術の進歩によって人間...

その他キーワード

『UTOPIA 最後の世界大戦』に登場する兵器。「氷爆」と略される。20XX年の第三次世界大戦において敗色濃厚だったS連邦が、A国に対して使用。周囲の温度を急激に低下させ、一面を氷の世界にしてしまう爆...
『UTOPIA 最後の世界大戦』に登場する建造物。細い通路の奥に幅の狭い入口があり、中は暗黒の空間となっている。必要とされなくなった人間は次々とそこに送りこまれ、消えて無くなってしまう。なお、藤子・F...