概要・あらすじ
幼い頃住んでいた海辺の町に引っ越してきた少女の向水ひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなし。そんな中、住んでいたマンションで火事が起きたことがきっかけで、ひな子は消防士の青年の雛罌粟港と出会い、次第に引かれ合うようになる。港はひな子に「将来どんなことがあっても助ける」と約束し、二人は幸せな時間を過ごしていた。しかし、港が海難事故に遭って死亡、ひな子は激しく落ち込んでしまう。ところが、ふとしたきっかけからひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、近くにある水の中から死んだはずの港が姿を表すようになる。そうなった理由は誰にもわからなかったが、また港と会えることを喜んだひな子は、港との再会を楽しむようになる。だが、港の姿は徐々におぼろげになっていき、この関係が長くないことをひな子は実感し始める。そんな中、ある建物で火事に巻き込まれたひな子は、もう港と会えなくなるかもしれないとためらいながらも、港に助けを求めるのだった。
登場人物・キャラクター
向水 ひな子 (むかいみず ひなこ)
サーフィンが得意な女子大学生。大学進学を機に、生まれ育った海辺の町に引っ越してきた。引っ越し先のマンションで火災が発生したことがきっかけで、消防士の雛罌粟港と知り合い、次第に恋愛関係になる。活発で明るい性格の持ち主。サーフィンと泳ぎが得意で、波の上では怖いものなし。しかし、自分のやりたいことが今ひとつわからず、将来について漠然と不安を覚えている一面もある。
雛罌粟 港 (ひなげし みなと)
消防士の青年。仕事熱心でまじめな性格で、職場の後輩からも慕われている。料理は得意だがサーフィンは苦手。引っ越してきた向水ひな子と火災現場で知り合い、恋愛関係になるが、海難事故で死亡。その後、ひな子が二人が知り合ったばかりの頃に聞いていたある歌を歌うと、水の中から姿を表すようになる。実は幼い頃にひな子と出会っており、そのことでひな子をヒーロー視している。
クレジット
- 監修
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2019「きみと、波にのれたら」製作委員会