概要・あらすじ
冴木稲荷神社の十五代目跡取にあたる、高校2年生の主人公冴木まことは、普通の人には見えない神様の使い神使の狐銀太郎の姿を見ることができる。この2人を中心に日々さまざまな出来事が起こり、その中で人々がふれ合い成長していく物語。
登場人物・キャラクター
冴木 まこと (さえき まこと)
高校2年生の女の子で、冴木稲荷神社の十五代目跡取りにあたる。母親を小さい頃に亡くし、父親とともに暮らす。「神眼」を持ち、普通の人の目には見えない神使などを見ることができる。世話好きで、困っている人を放っておけない性格。
神尾 悟 (かみお さとる)
冴木達夫の知人の息子で、神社の跡取り。冴木稲荷神社に居候している。主人公の冴木まこととは同い年で、高校では剣道部に所属する。「神眼」を持っているため、銀太郎などの神使の姿を見ることができる。
船橋 日輪子 (ふなばし ひわこ)
主人公の冴木まことのクラスメイトの女子高校生。議員の父親と、茶道の家元である母親を持つお嬢様で、真面目な優等生。冴木まことの父親である冴木達夫に憧れを抱いている。
冴木 達夫 (さえき たつお)
主人公の冴木まことの父親で、冴木稲荷神社の現在の宮司。婿養子のため、神使などの存在を見ることはできない。穏やかでのんびりした性格。天然なところもあるが、銀太郎をはじめ「神使」たちには一目置かれる存在。
銀太郎 (ぎんたろう)
主人公の冴木まことなど、「神眼」を持つ者の目には見ることができる大狐で、冴木稲荷神社に仕える神使。口が悪くぶっきらぼうで、面倒くさがりな性格。好物はみかん。
神使 (しんし)
『ぎんぎつね』に登場する霊的存在。神社の祭神に仕えており、動物の姿をしている。神社仏閣に住んで、神のもとへ人間の祈りを届ける役割を持つ。
ハル
神尾悟の神社にいた神使の狐。神尾悟とともに冴木稲荷神社にやってきて、居候している。神尾悟には甘えたり、過保護に接したりするが、主人公の冴木まことや銀太郎には厳しい態度をとる。
池上 ユミ (いけがみ ゆみ)
冴木まことのクラスメイトの女子高校生。負けず嫌いでおしゃべり好きな女の子で、公園の野良猫にエサをあげるなど動物が好き。
場所
冴木稲荷神社 (さえきいなりじんじゃ)
『ぎんぎつね』の舞台となる神社。江戸時代から続く小さな稲荷神社で、代々冴木家が宮司を務めている。銀太郎が神使として仕えている。