あらすじ
第1巻
目を覚ました伏見大悟は、大掛かりな装飾が施された部屋の中で椅子に拘束されていた。訳がわからない大悟だったが、解放してもらうためにモニター越しに話し掛けてくる謎の人物から提案されたゲームを受け入れる。そのゲーム内容は、謎の人物の問いに正直に答えるという単純なものだったが、ウソを言ったり心拍数が上がったりすると目の前にある巨大なノコギリがせまってくるという罰ゲーム付きだった。この過酷な状況で、大悟は好みの女性の外見を聞かれて正直に答えると無事に解放される。翌日、大悟の答えた好みの女性の姿にイメチェンした四宮音羽が登校してくるが、前日の疲れから大悟は音羽を見る前に寝てしまう。大悟の反応が薄かったことで、音羽は次のゲームを実行に移すことにする。(STAGE1「四宮音羽の戦略」。ほか、7エピソード収録)
登場人物・キャラクター
四宮 音羽 (しのみや おとは)
女子高校生で、もともとは保健室登校を繰り返していた。クラスメートの伏見大悟に自分の価値観を認めてもらったことや、椅子から落ちたところを助けてもらったことで好意を寄せるようになる。大悟の近くにいたいという思いから、教室に登校するようになった。そして大悟の理想の女性になりたいとの思いから、大悟を拉致監禁して罰ゲームありのさまざまなゲームを仕掛け、大悟についてリサーチしていく。
伏見 大悟 (ふしみ だいご)
男子高校生で、野球部に所属している。行動力はあるが単純な性格の持ち主。四宮音羽や小野安朱をはじめとした多くの女子から好意を寄せられているが、鈍感なためにまったく気づいていない。謎の人物によって何度も拉致監禁されており、罰ゲームありのさまざまなゲームを仕掛けられる。謎の人物が音羽だということにも気づいていない。
小野 安朱 (おの あんず)
女子高校生で、野球部のマネージャーを務めている。幼なじみの伏見大悟に好意を寄せているが、素直になれない性格なため、自分の気持ちは伝えられずにいる。大悟とはとなり同士で家族ぐるみの付き合いをしており、伏見家に夕飯に呼ばれることもある。
深草 稲荷 (ふかくさ いなり)
男子高校生で、野球部に所属している。伏見大悟とは付き合いの長い親友。弁当を作ってくれる容姿端麗な彼女がいる。大悟のことが好きな女子に大悟の個人情報を売ってこづかいを稼いでいるが、曖昧な情報を提供して女子から恨まれることもある。
北大路 葵
四宮音羽の通う高校の女性教師で、科学を担当している。授業は非常にまじめに行うものの、授業妨害する生徒には白衣にしまった化学物質を使ったり、体罰を与えたりするなど容赦がない。授業中、伏見大悟に対して罰ゲーム付きのゲームを行っていた音羽に注意するものの、最終的には音羽の恋愛を応援する。
竹田 くいな
四宮音羽の通う高校で養護教諭を務める女性。保健室登校の音羽を心配して、教室で授業を受けることを勧めると、その条件として音羽から指や膝に器具を付けたゲームを提案される。