恋降るカラフル~ぜんぶキミとはじめて~

恋降るカラフル~ぜんぶキミとはじめて~

『ハチミツにはつこい』に次ぐ、水瀬藍の連載作品。東京にある彩ヶ丘高校という架空の学園が舞台。瀬戸内の島から東京の高校に転校した小川麻白は、4年前の夏、島で出会って恋をした男の子、結城青人と再会する。夢見がちな麻白とクールな青人の、恋と青春を描いた初恋ストーリー。小学館「Sho-Comi」2015年13号から2017年19号まで連載。

正式名称
恋降るカラフル~ぜんぶキミとはじめて~
ふりがな
こいふるからふる ぜんぶきみとはじめて
作者
ジャンル
学園
 
片思い
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
巻数
既刊9巻
関連商品
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迷子の初恋の行方を追う純愛物語

12歳の夏、瀬戸内の島に住む小川麻白は、結城青人と出会い、ひと目で恋に落ちる。二人は浜辺で白と青のシーグラスを交換した後、キスをした。そして明日もここで会おうと約束するが、青人は二度と姿を見せなかった。はじめてのドキドキとはじめてのキス。たった一日の恋だけど、青人こそ運命の人だと思っていた麻白は、悲しみに暮れてしまう。それから4年後の春、東京の高校に転校した麻白は、奇跡的に青人に再会する。しかし青人は「人違い」だと、なぜか麻白を冷たくあしらった。本作は迷子になってしまった麻白の初恋の行方を追った純愛物語である。

再び動き出す麻白の初恋

麻白は、大恋愛の末に結婚した両親に憧れ、運命の人の出現を待ちわびる夢見がちな女の子。青人に、初恋の日と同じドキドキを感じるが完全に無視されてしまう。しかし、クラスメイトになった青人の態度は、冷たかったり優しかったりで、彼との距離感がわからなくなっていた。青人はクールなイケメン。大勢から告白されているが、彼女たちをまったく相手にしない。それは中学時代のクラスメイト、藤子の噓で、バスケ部の先輩とトラブルになり、レギュラーにもなれなかったトラウマが原因だった。女子と関わってもロクなことがないと思っていた青人だったが、麻白と接するうちに、彼女が他の女子とは違うと感じ始める。そして、4年前の相手が自分だったことを告白。こうして麻白の初恋は、再び動き始めた。

麻白、青人、姫乃、自由の想いが絡み合う

文化祭を一緒に回ることになった麻白と青人。二人の距離はどんどん縮まり、自分の気持ちに気がつき始めた青人は、麻白を後夜祭に誘う。「キャンプファイヤーの火が消えて、最後の花火を一緒に見たら結ばれる」というジンクスがあることを知った麻白は、胸を高鳴らせて青人が待つ場所へ向かう。しかしそこで、青人に告白をする桜居姫乃の姿を目撃する。姫乃は麻白が転校して初めてできた友達で、麻白のことを応援し続けてくれた親友だった。青人は姫乃の告白を優しく断り、待っている子のことが好きだという。やっと青人に想いが通じたことを知る麻白。しかし、姫乃の気持ちを思うと胸が痛くなり、その場から逃げ、自分の気持ちを抑えてしまう。そんなとき、姫乃の幼なじみである自由が、麻白のことが好きだと青人に宣戦布告。恋と友情の板挟みに悩む麻白を中心に、若い四人の思惑が複雑に絡み合っていく。

登場人物・キャラクター

小川 麻白 (おがわ ましろ)

16歳の女子高生。瀬戸内の島出身で、両親は島でジャム屋を経営。なお、祖母も東京でジャム屋を経営している。運命の大恋愛で結婚した両親の影響で、運命的な恋に憧れている。12歳のときに、島で結城青人と出会い恋に落ちる。4年後、祖母と暮らすために上京し、東京の高校に転校。青人との再会を果たすが、冷たくあしらわれて戸惑ってしまう。

結城 青人 (ゆうき はると)

16歳の男子高校生。小川麻白のクラスメイト。バスケットボール部に所属している。イケメンだがクールな性格で、中学時代のあるトラウマから、女子の告白はすべて断っている。4年前に瀬戸内の島で麻白と出会いキスをした。翌日も会う約束をしたが、高熱で動けず約束を果たせなかった。転校してきた麻白に対し、初めは冷たい態度を取っていたが、少しずつ彼女に惹(ひ)かれていく。

桜井 姫乃 (さくらい ひめの)

ピンク色のツインテールが特徴の女子高生。小川麻白のクラスメイト。教室には行かず保健室登校している女の子で、留年している。麻白に初めてできた友達。パティシエになるのが夢でお菓子作りがうまい。結城青人に片思いしている。

自由 (みゆ)

小川麻白の同級生で桜井姫乃の幼なじみの女子高校生。結城青人とツルんでいる。チャラい性格で女たらしと評判。青人に一途な想いを寄せる麻白を見ているうちに、彼女に好意を抱き、二人の関係を知りながら、青人に宣戦布告する。

書誌情報

恋降るカラフル ~ぜんぶキミとはじめて~ 9巻 小学館〈フラワーコミックス〉

第1巻

(2015-08-26発行、 978-4091375544)

第2巻

(2016-01-26発行、 978-4091382405)

第3巻

(2016-05-26発行、 978-4091384287)

第4巻

(2016-07-22発行、 978-4091385062)

第5巻

(2016-10-26発行、 978-4091387455)

第6巻

(2017-01-26発行、 978-4091391483)

第7巻

(2017-05-26発行、 978-4091393500)

第8巻

(2017-09-26発行、 978-4091395108)

第9巻

(2017-11-24発行、 978-4091397492)

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