どうしようもない僕とキスしよう

どうしようもない僕とキスしよう

芯が強く、誰にも媚びない美人女性が愛しているのは決して許されない相手、弟。彼女は自分の気持ちを内に秘め、誰ともキスをしようとしない。同僚のイケメン男性、幼なじみの御曹司、ゲイのバーテンダー、弟。一人の女性を巡り、四人の男たちの気持ちが交錯する大人のラブストーリー。物語は男たちの視点から描かれた群像劇となっている。小学館「プチコミック」2018年10月号から隔月に掲載。

正式名称
どうしようもない僕とキスしよう
ふりがな
どうしようもないぼくときすしよう
作者
ジャンル
片思い
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概要・あらすじ

ヒカリビールで働く蘇芳香平は、マルケーズホテルの大口契約がとれそうだと祝杯を挙げて飲みすぎてしまった。ホテルに部屋をとってくれた同僚の宮野藍を酔った勢いでベッドに誘うと「キスをしないならいいよ」とすんなり受け入れてくれた。彼女は美人なのに仕事人間で、恋愛などにまるで興味がないと周囲から噂されていた。だが、蘇芳は彼女の遠くを見つめる目と時折見せる儚げな表情が気になっていた。翌日、藍の発注ミスにより、客からクレームが入った。誰の手も借りず、一人で背負い込もうとする藍に「それはただの自己満足だ」と叱り、商品を間に合わせることが何よりも優先と、搬入の手伝いをする蘇芳。なんとか商品は開店に間に合い、藍は素直に蘇芳に礼を言った。蘇芳は前から気になっていたバーを指定し、藍におごってもらうことに。店の前に着くと、藍はほかの店がいいと入ることを嫌がった。店の中には先客の朱鷺島渉と、bacio(バーチョ)の店長でバーテンダーの浅岐タカオが二人を迎えてくれた。朱鷺島渉は4大財閥の御曹司で藍の幼なじみ、浅岐タカオは藍の弟の友人と、二人とも藍とはくされ縁のようだった。タイプの違う二人の男性は藍とどんな関係なのか。勘繰りながらも、藍と話を進める蘇芳。早くに両親を亡くした藍は、弟と叔母と実家暮らし。藍は弟が嫌いだと初めて自分の感情をむき出しにした。バーを出たあと、自分は先生になりたかったと話す蘇芳に「あなたは自分に芯があるからどこへ行っても好かれる」と素直な感想を言う藍。ますます藍に惹かれ、恋に落ちてしまった蘇芳は、その日も藍をベッドに誘い、「キスをしない」という条件を破ろうとしてしまう。翌日、マルケーズホテルの担当者が蘇芳との打ち合わせのため、ヒカリビールにやって来た。彼の名前は宮野翠斗。この会社の宮野藍は自分の姉だという。蘇芳が彼と名刺交換をしていると、そこへ藍が通りがかった。彼女の遠い目は弟の翠斗に向けられていることに気づいてしまう蘇芳。彼女が誰ともキスをしない理由は結ばれない相手である弟を愛してしまったからだった。

登場人物・キャラクター

宮野 藍 (みやの あい)

ヒカリビールの営業部で働く女性。周りが息を飲むほど美しく、凛とした仕事のできる女性。髪形は腰までのロングストレート。職場では髪を後ろに束ね、シャツとパンツスタイルであることが多い。周囲からは恋愛に興味がないと思われている。周りに流されず、自分の意見をはっきりと持った芯の強い女性。体の関係はOKだが、キスは誰ともしない主義。ひそかに弟の宮野翠斗を思い続けている。

蘇芳 香平 (すおう きょうへい)

ヒカリビールで働く営業マン。静岡出身。イケメンで人当たりが良く、女子社員からの人気も高い。酔っぱらって宮野藍と一夜を共にして、セックスフレンドのような関係になる。しかし、藍を知れば知るほど彼女のことを好きになってしまい、「誰ともキスをしない」という理由が気になり始める。以前は小学校の教師になるのが夢だった。

朱鷺島 渉 (ときしま わたる)

宮野藍の幼なじみ。26歳の男性でウエーブのある髪を真ん中で分けている。日本4大財閥、朱鷺島グループの御曹司。顔も良く、品があり、穏やかな性格で、財力、権力すべてを持つ完璧な男性。それらは自分の手でつかんだものではないことを自覚している。一般人の感覚を学ぶため、小学校から公立に通う。自分はクラスの中心にいると思っていたのに、友達だと思っていた彼らは物をあげることで得ていたただの取り巻きだった。このことを藍に指摘され「バカなお坊ちゃま」だった自分に気づく。藍からは「トッキー」と呼ばれている。藍に思いを寄せているが、関係が崩れるのを恐れ、告白せずに友達でいることを選んだ。藍の思い人は弟だということに気づいている。

浅岐 タカオ (あさぎ たかお)

宮野藍の弟である宮野翠斗の友人。年齢は25歳で、短髪の男性。同性愛者。恵比寿にあるバー、bacio(バーチョ)の店長でバーテンダーとして働いている。高2の夏、弓道部の後輩の翠斗に彼氏とキスしているところを見られるが、翠斗は周囲にそのことを話さなかった。以来、翠斗とは友人関係が続いている。藍のことが嫌いで、大した女ではないと思うために彼女を抱いたことに罪悪感を抱いている。告白するつもりはないが、翠斗のことを思っている。

宮野 翠斗 (みやの あきと)

宮野藍の弟で、マルケーズホテルに勤めている。両親を早くに亡くし、叔母と姉と三人で神奈川の実家で暮らしている。高校時代は弓道部で、先輩の浅岐タカオとは今でも親しくしている。タカオが店長を務める恵比寿にあるバー、bacio(バーチョ)によく顔を出している。

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